前日の市民吹奏楽団の定期演奏会を終えて、翌日は西部地区音楽祭で講師をさせていただきました。
会場は久しぶりに武蔵野音楽大学バッハザールで、大宮からは車で1時間半はかかりました。。。駐車場に停めて、ホールまでの登りが本当にきつい!久しぶりで忘れていたのか、あまりの急勾配に登り切ってから息が切れました。これは生徒も大変でしょう。もちろん学生の皆さんは日々大変でしょうね・・・。あれは山です。
さて、演奏は合唱、弦楽合奏、吹奏楽とバラエティに富んでいて、とても楽しい一日になりました。
合唱、吹奏楽共に10名を切る少人数でも、堂々とホールに豊かな音楽を響かせている団体が多くありました。普段聴くことが無い弦楽合奏では、川越女子高校がとても美しくて、やっぱり弦楽器は素晴らしいな~と聴き入りました。
そして吹奏楽部はどの団体もしっかりと練習に取り組んでいて、基礎練習が生かされた演奏を聴かせていただきました。最後の講評でも申し上げましたが、その基礎力を生かして音楽することが幸せな事であるということ。音が合っていてOKでは、とってももったいない事です。合ってなくても、奏者がその音楽に幸せを感じていればその喜びは聴衆に伝わります。しかし、合わせるだけで、演奏者がその音楽の喜びを感じていなければ、聴衆は幸せを感じる事ができません。
ぜひ、最初に音楽があるべきですね。
やっぱり曲を演奏することが楽しいのですから。私は市民吹奏楽団で演奏したり、指揮したりしているからよく分かるのですが、団員の皆さんは忙しい日々の中であえて練習にきているのです。ですから練習=喜びなのですからそこを考えなければいけません。まず最初は通しから。合奏の最初にこの音楽の素晴らしさを伝えて、その次に基本的なことを詰めていくほうが幸せです。
日々の練習に幸せがあるべきです。
音楽をやっているのですから。そんな事を考える一日になりました。皆様素晴らしい時間をありがとうございました!
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