令和3年12月12日(日)
第3回定期演奏会が開催されました。
創立1年半。
半年に1回のペースで定期演奏会を積み重ねてきました。
毎週の練習を楽しみながら、発表会で盛り上がる一般社会人吹奏楽団。
仕事、学業で忙しい日々の中で、時間とお金をかけても参加したいと思う吹奏楽団はなかなかありません。
指揮者として、団員の皆さんが「今日も楽しかった~!」と思って帰ってもらえる練習を心がけています。
この「今日も楽しかった~!」は人それぞれ。
価値観は多様ですので、そこが大人の吹奏楽団の難しいところです。
フライングカープウィンドオーケストラは、多くが不動岡高校吹奏楽部の卒業生なので、価値基準はあるていどまとまっています。
そこに、ずっと上の代の卒業生や、友人関係で参加してくれている皆さん。
年齢、バックグラウンドに多様性が生まれて、純粋なOBOGバンドとは異なる魅力を持つようになっています。
「多様性」は必要不可欠です。
調整する難しさ、手間はありますが、それが活動の充実、継続的な発展につながります。
第3回定期演奏会
演奏を聴いてみると、やはり3回目だけあって積み重ねを感じました。
大人のバンドの魅力はこういうところにあります。
ちょっとずつ、共通の言語を持つようになる。空気感の共有です。
第1部はチャレンジングな作品が並びました。
いずれもトランペットを始め、金管群に非常に厳しい作品ばかり。
まあ、金管の人も一緒になって選曲していますから・・・。
ロサンゼル・オリンピック・ファンファーレ
本当にかっこいい!!
オリンピックの記憶と音楽が融合する点が魅力です。
返す返すも、東京オリンピックで「音楽」について何も動きが無かったことが大変残念。
「レガシー」を残すのがオリンピックの重要な目標です。
スポーツのみならず、文化面でも大きな可能性を秘めていたイベントだっただけに、本当に残念でした。東京でもう一回やってほしいですね・・・。
サッカーのワールドカップでもよいので。あ、こっちの方がうれしいかも。
カンタベリーコラール
こういう、ごまかしの利かない作品は演奏していてしびれますね~。
作品自体が非常に魅力的なので、演奏していて幸福感が溢れてきます。
まだまだ粗が目立ちますが、これも経験です。
このような作品をどんどん取り上げていきたいです。
ミス・サイゴン
コンクール自由曲!って感じの選曲です。
時期的にタイムリーで、アフガニスタン・カブールからアメリカ軍が撤退したシーンは、完全に「サイゴン陥落」とタブって見えました。
歴史は繰り返す。
「東京陥落」はないですよね・・・?
最終的には何とかまとまったかな。。。
力技!の作品もたまにはいいですね。
名作ミュージカルは、心に響き渡る「歌」が魅力。
ぐっと引き付けられます。
演奏でお客様の心も惹きつけられたのであれば良いですが。
第2部
アンサンブル・ステージ
基本的に多くの団員がアンサンブル、ビッグ・バンドで出演していました。
やっぱりアンサンブルはいいですね~。
それぞれが目立ちますし。
アンサンブルを楽しめる一般団体だと、全体の合奏も質が向上していくと思います。
ソロもやってほしいですね~。ぜひ!
第3部
青天を衝け
いや~難しい。
トランペットに厳しい・・・。よく頑張りました。
2回くらいしか大河ドラマ見ていないのですが、埼玉が誇る英雄「渋沢栄一」氏。
不動岡高校体育館には直筆の「質実剛健」が掲げられています。
ちなみに嘉納治五郎氏の書もあったそうです。(今は飾っていません)
作曲家佐藤直紀氏の作品はメロディが聞きやすいのですが、メッセージ性が非常に強くて映画、ドラマ音楽としては最高です。
演奏しながら場面が浮かびました。(ほぼ想像の世界ですが・・・。)
ライオン・キング
誰もが知っているライオン・キング。
我が家の晴乃ちゃんも大喜びだったようです。
やっぱりディズニーは音楽の質が高いです。
どのメロディも完成度が高く、一度聞くと耳から離れません。
一流の作曲家が、こだわりぬいて作曲しているからでしょう。
細部へのこだわり。
「ジャングル大帝」の○○リだったとしても・・・。
いや~音楽は素晴らしい。
鬼滅の刃
やっと始まった「遊郭編」。
でも、ずっと見続けてきた「煉獄編」を思い出しながら演奏しました。
ソロを演奏した皆さんが本当に秀逸で、聴いていて感動してしまいました。
実はリハーサルでテンポがすっ飛んで行ったので、本番はテンポキープをお願いしたのですが・・・。
ドラムを担当する美女が、こっちを見つめながらもやっぱり速かったな~。
ま、何とかなったし!よしとしましょう。
次は、遊郭編のメドレーをやりましょう!!
アンコール
アルセナール
オーソドックスなアンコール。
随分と肩の力も抜けて、流れの良い演奏だったと思います。
疲れて良い演奏になるのは、やっぱり若い証拠。
これが年齢を重ねると、疲れるとそれはすなわち「終了」となりますからね・・・。
ペース配分も考えてまいりましょう。
鯉のぼり
前回の演奏会で、黒川圭一先生が作曲してくださった作品。
加須市にゆかりのある「鯉のぼり」の童謡をテーマに作曲されています。
随所に不動岡高校の校歌もちりばめられています。
ポップなアレンジで、何度演奏しても楽しいです。
いや~こういう、オリジナルの作品は本当にいいですね。
毎回アンコールで演奏させてください!
FWO(現役生)が演奏しても良いかもしれません。
6月の合同演奏会はぜひ現役と一緒に演奏しましょう!!
反省。
「ソロを立たせる」という重要なお仕事。
私が準備を怠りました・・・。
そして、演奏終了後は頭真っ白なのでどうにもなりませんでした。
次回はちゃんとご紹介できるように準備します。
ごめんなさい!!
打ち上げ
最高でした~!!
2年ぶりの演奏会の打ち上げです。
大勢参加して、にぎやかに語り合うのは本当に久しぶり。
うれしかったです。
やっぱり社会人吹奏楽団の演奏会と飲み会はセット。
ちょっと真面目で1次会で終わっちゃいましたが、それでも本当に楽しかったです。
次回以降も打ち上げ楽しみにしています!!
第4回定期演奏会もお楽しみに~。
会場で、YouTubeでご視聴くださった皆様。
本当にありがとうございました!
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