令和3年4月6日
本日で春休みが終了。
活動再開後から怒涛のように練習してきました。
春休みは例年合宿もやっていたのですが、当然今年は実施できませんでした。
さて、定期演奏会の準備はどうなりますか・・・。
レッスン
本当に久しぶりに小長谷先生にお越しいただいてレッスンとなりました。
本当に久しぶりのレッスンで、前回は確か2020年7月の事でした。
定期演奏会に向けて、50回記念の委嘱作品をレッスンしていただいたのが最後でした。
先生は相変わらずお元気で、エネルギッシュでした。
70代はまだ若い!
課題曲3番「僕らのインベンション」
バッハ、スペイン、ウィーン、そしてディズニーランド。
この作品に登場する、様々な音楽の「様式」を理解して演奏する事が大切であると再認識しました。
それにしても、演奏者の中にクラシック音楽の「様式」が入っていない事が最大の課題です。
吹奏楽オリジナルの作品でも、作曲者はクラシック音楽の「様式」を用いて創作しています。
もちろん、そのような「様式」から解き放たれた作品もあります。
いわゆる「現代音楽」、「コンテンポラリー・ミュージック」です。
それでも、不動岡が毎年取り上げている課題曲5番にも、クラシック音楽の「スタイル」を感じる部分が必ずあります。
ですから、クラシック音楽を知る事は非常に重要です。
音楽様式(スタイル)を理解しないで、楽曲の表現はできないからです。
やっぱりベートーヴェンを聴かないで、音楽を知っているとは言えません。
せっかく手軽に音楽を聴ける時代なので、ぜひたくさん聞いてほしいです。
本当は自分から音楽を探して聞いてほしいのですが、少し私からお勧めも共有していこうかと思います。
いわゆる「オーケストラ・スタディ」です。
※音楽大学ではクラシック音楽を学ぶため、主要な作品を研究します。
できればスコアを見ながら勉強するとさらに学びが多いのですが・・・。
かくいう私も指揮法研究会で勉強するまで、クラシック音楽をほぼ知らない状態でした。
指揮法を通じてバロックから近現代まで、まんべんなくクラシック音楽に触れられてきました。
実際に指揮をして、その「様式」を学べたことは本当に素晴らしい勉強でした。
これから更に不動岡高校吹奏楽部の演奏が本物になっていけそうな気がしました。
「レ・ミゼラブル」
昨日、NHK特集で「ミャンマー」の特集を視聴しました。
この話が、「レ・ミゼラブル」の革命と重なってしまいました。
番組中に取り上げられていた19歳の少女「エンジェル」さんの死。
民主化を求める若者たちの命が毎日失われて行っています。
そして、19世紀のフランスでも数多くの若者たちが銃弾に倒れました。
市民革命を経た英仏の帝国主義により、植民地化された世界中の国々で、再び若者の血が流れているという事は何という皮肉な事でしょう。
※ミャンマーは英国の植民地でした。
これらの歴史的事実と現代の課題を知り、それらの解決を願って演奏する。
日本の高校生たちが、そのような思いを持ってこの作品を取り上げる事は大変意義深いと思います。
たかが音楽、されど音楽。
世界平和を願って。
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