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シンガポールその2

吹奏楽

令和4年12月6日(火)

この日はのんびり起きて、南国を思い切り満喫する朝になりました。

カイ・フーさんのお宅は本当に広々としていて、リビングでトレーニングしました。

軽く30分ほどの筋トレです。

いや~自宅でトレーニングってテレビで見るような風景で、何だかカッコいいです。

途中でカイ・フーさんも起きてきて、「トレーニングいいね!」って言いながらウロウロしていました。(あ、彼の自宅ですが・・・)

走ると良いよ!
って言われましたが、走る用の靴が無いし・・・。

でも、シンガポールではエクササイズが流行とのこと。

やっぱりお金より、ス-パーカーより、健康が一番大切と言うことに気が付いているのでしょう!
あの国なら自動車いらないですからね。

公共交通機関が充実していますから、高額のコストをかけて乗る必要はありません。
まあ、見栄ですかね。

事務所へ

黒川先生と一緒にレスターさんの事務所へ。

久しぶりにお邪魔したら、壁も塗りなおされていて雰囲気が変わっていてびっくり。

忘れっぽい私は、前の雰囲気も怪しいかったですが・・・。

レスター姉弟、スタッフにもご挨拶することができました。

皆様変わらずに元気でした。

その後、レスター姉弟とお食事。

ショッピングモールは大変な賑わいでした。

毎食本当においしくて、そして食べ過ぎてしまいます・・・。
まあそれも旅行のだいご味。

日本に戻ってから1週間後に人間ドックがあることを忘れたい・・・。

午後は、マレーシアとシンガポールの作曲家2人とお話。

お1人は、オータムコンサートで演奏した「ミストリの贈り物」を作曲した

テレンス・ウォンさん。

小柄でシャイな若者でした。

なんと、前回のSYF(シンガポールのコンクール)で14曲委嘱されたという期待の作曲家。

いや・・・。14曲って。
受ける方も受ける方ですね。

と言っても、作曲家とのコミュニケーションは黒川先生のお仕事。
私はレスターさんの不満をずっと聞くお仕事。

このコロナで本当に環境が変わって、ビジネスも大変なのだそうです。
フリーで働くことの大変さが伝わってきました。

とにかく私がずっと思っていたのは、英語がサッと入ってこない、そして出てこない・・・。

この英語のシャワーを数日浴びないと、3年間のブランクは取り戻せないな~と実感。
やっぱりラジオ英会話だけではダメです。

実際に海外で、ネイティブとコミュニケーションを取り続ける事が大切。

容赦なくしゃべり続けるレスターさんは、まるで英語の千本ノックのようでした。

しかも、彼の英語は独特で、あんまり口を動かさないので聞き取りにくいこともしばしば。

やっぱり発音は大切です。
普段から、正しい英語の発音で話した方が良いですね。

その方が英語は上達します。

語学学習への意欲は間違いなく高まりました!!

夕食

夕食はカイ・フーさんも合流して「インディアン・フード」を頂きました。

まあ、カレーですね。

ローカルフードと言う感じで、日本では味わえない素朴さが魅力でした。

また、店員さんが勧めて食べた謎のスィーツ。

説明を聞いても、Google先生を調べても、誰も分からない・・・。

ふかし芋のような、ほんのり甘い感じがおいしかったです。
また食べたいです。

実際、この国で加減された味に出会うのはなかなか難しいです。

甘い、辛い、どれでも基本「分かりやすい」レベルの味付けです。

暑いと濃い味になるんでしょう。

オーチャードロードへ。

夜は「クリスマスイルミネーションがきれいだから!」と、なぜか40代2人、50代1人のおやじ3人で、クリスマスイルミネーションを見に行くという時間が設定されました。

吹奏楽部が休止してしまって、一人でできる趣味として「カメラ」を始めてしまったレスターさん。

そこに、元々専門家の黒川先生登場。

レスターさんはあんまり機械が得意ではない(ポリテクニークという技術系の学校出身のはずですが・・・)ということで、とにかく2人で熱くカメラについて語っています。

それを遠くから眺める私。

もう世の中は派手ににぎわっている中、カメラおじさん2人とついて歩くおじさん1人。
なかなかシュールな光景だったと思います。

結構疲労感たっぷりの状態で、謎の撮影会に2時間ほどお付き合いをしました・・・。

これが私の体力を奪ったと思われます。

よみがえる、最初にシンガポールでダウンしてしまった悲しい記憶・・・。

寒い日本から暑いシンガポールへ。

そして慢性的な睡眠不足。

普段は食事を制限して夕食しか食べないのに、朝からガンガンに食べまくる。

しかも砂糖、辛い、などの刺激物たっぷり。

まあ体には負担がかかりますよね。

カイ・フーさん降臨

部屋に戻ると、相当に疲れてしまっていました。

昨日のサッカーで盛り上がったのもあるし、今日は早めに寝ましょうということになっていました。

そこへ家主のカイ・フーさんと夕食以来の再会。(家主だから当たり前ですが・・・)

彼は翌朝からブータンへ1か月旅立つとのこと。

聞くと、トロンボーン奏者として活躍していたところ、厳しい父から「建築を学べ!」という指示があって音楽の道を断念。(儒教的ですね~)

その後、アメリカへ渡り学位を取得してそのまま就職。

25年にわたってアメリカで建築家として活躍したそうです。

ご両親がご高齢ということでシンガポールに戻ると、中身がアメリカ人になっていたカイ・フーさんには不思議でたまらないことがたくさんあるようです。

彼のお話(3時間ほど)と要約すると、「シンガポーリアンは自分の頭で考えてない!」ということ。

議論が無く、全てがトップダウンのこの国は、自由の国アメリカから戻ったカイ・フーさんには理解できないのでしょう。

議会も90%以上が与党。
野党の議員は100議席ほどの中で数名しかいません。

確かに。
でも「経済がうまくいっている」という価値観を柱に、いわゆる「全体主義」的な政治を受け入れているのでしょう。

カイ・フーさんの観点は非常に興味深く、シンガポールの教育制度がこのような環境を整えているとおっしゃっていました。

それは、理系教科偏重で、文系は本当に少ないとのこと。
歴史や文化、古典、そして哲学などは軽視されている(カイ・フーさん曰く)から、「物事の本質を考えないでなんでも受け入れてしまうんだ!」とのことでした。

文系科目。
大切です。本当に!

非常に分かりやすい英語で、丁寧に、熱く語ってくれて、そりゃ~もう夜は更けていきますよね。

明日ブータン(最初にタイへ行くと言っていました)ですよね?って何度も話は終わりそうになりますが、そこからが長い・・・。

結局、我々3人が就寝できたのは午前3時ごろ・・・。

暑い国の皆さんは本当にショート・スリーパーですね。

私も長くは寝なくなりましたが、でもこれは結構キツかった・・・。

翌朝も9時前には目が覚めてしまいました。

そこで、半袖、短パンで寝落ちしてしまった事に気が付きました。

ああいかん。

シンガポールの屋内は冬です。
長袖、長ズボンは必須アイテム。

現地民の服装に騙されてはいけません。

そして・・・。ああちょっと「風邪気味か~」ということになってしまいました。

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