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埼玉県吹奏楽コンクールA部門県大会

令和5年8月10日(木)

お知らせです。

これまで、20年近くに渡り自分の人生の中心である吹奏楽部、そして学校生活について「つぶやき」として書き綴って参りました。

これまでお読み頂いき、学校活動全般についてご理解頂き、多大なる応援をしてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

非常に残念ですが、今後は自分が一生懸命に取り組んでいる授業改善の事、何より最も力を注いでいる部活動の事、その他一切の学校に関する内容をこのブログでは書くことができなくなりました。

また、転勤して以降令和5年4月以降から今日までの記事も、学校に関するものは全て削除しました。

これからは、学校の活動を除いた「つぶやき」をさせていただきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

吹奏楽コンクールA部門県大会

今日は勉強するという意味もありますが、やはり前任校の演奏を応援する気持ちで会場へ足を運びました。

全21団体中19団体を会場内で聴きました。

どれも熱演!

各校で一生懸命に練習してきた姿が思い浮かぶ、全ての団体が会場いっぱいの拍手に値する素晴らしい演奏ばかりでした。

県立不動岡高等学校

前の団体が同じ加須、そしてとってもお世話になった川口先生率いる花咲徳栄高校でした。

課題曲も同じ、そして自由曲も同じ作曲家。

ちょっと仲良し過ぎましたかね・・・。

その見事な演奏の後にしっかりとついていければ!と思って聞いていました。

冒頭は見事!

私がいる頃にはちょっと不安だったホルン。
2年生しかいないはずです。

私が知っている3人に、途中から入ってくれた2年生が加わって4人。

本当に見事に冒頭部分を演奏していました。

その後のメロデイも、音楽的に豊かで品のある演奏でした。
オーケストラのコンサートに行って弦楽器の豊かな表現を学んだ成果だと思います。
一か所も「おや?」ってなる部分はありませんでした。

どの学校も苦労していたアリア。

私はここが不動岡のストロングポイント!と思っていました。

そして、その通りでした。

私の中ではこの日一番のアリアでした。

4人ともトップレベルの演奏者が吹いているのですから当然です。

さらにユーフォニアムからクラリネット。
このソロも見事。

ユーフォニアムは本当に見事な演奏者なので、自由曲でもソロを吹いてもらいたかった・・・。
あとテューバも!って勝手な外野の言葉です。

ちなみに、金管はアンサンブル・コンテストでは西関東狙えましたね・・・。

またJBAソロコンテストには20名以上がエントリーし、本選に10名近くが進出し、関東甲信越大会に2名も進みました。

こうやって磨いてきた個々の技術が遺憾なく発揮され、音楽的に非常に豊かな表現力があって、見事なソロとなりました。

やっとこのレベルまで来たな!という手ごたえがあっての、課題曲2番の選曲でした。

もちろん、全体を通じて色々と惜しい点もありましたが、それはどの団体も一緒。

この難曲を見事に演奏しきっていました。

バラッド

本当は色々と選曲は悩んでいたのですが、自分が学校を離れる可能性が高かったので個々の技量で乗り切る作品を選びました。

何と言っても冒頭のトランペット・ソロ。

展覧会の絵でも見事にソロを吹ききった彼女ですから、不安は全くありませんでした。
というより、ワクワクしていました。

ちょっと気合が入りすぎたくらいですが、全く問題になりませんでした。

さらに、もう一人の学指揮がソプラノ・サックスのソロ。

立派な吹きっぷりでした。
やっぱり私の見立て通りトップレベルの演奏者になってくれました。

その後の全体的に技巧的な箇所もしっかりと仕上げてきていました。

最後の最後までかなりのパワーが必要な作品です。

個々の実力が無ければ形になりません。

それをあそこまで仕上げたのは、本当にブラボーという言葉しかありません。

演奏を聴くまでは悶々と、不安がいっぱいでした。
しかし、演奏が終わって清々しい気持ちになりました。

最後にまた見させてもらいました。

火事場の○○力

やっぱり少し泣けました。

本音を言えば、彼らとこのステージを共に出来ていたらどれだけ幸せだったことでしょう。

でも、私がいなくても大丈夫。
寂しいけど、次の歴史が始まっていました。
そしてそれは素晴らしいことです。

私も自分の歴史をまた続けていきます。

結果発表

木曜日は「吹奏楽指導者育成塾」の配信があるため、結果を聞かずに会場を後にしました。

すぐに不動岡高校の後任の先生がご連絡をくださいました。

ありがとうございます。

次のステージに進むことはできなかったとのことでしたが、それはもう誰にもコントローㇽの出来ない事です。

持てる力を全て出し切って、その上での結果を誰にも何も言う権利はありません。

その悔しさを私も十分に理解していますので、もはや引き継いでくださって感謝の気持ちしかありません。

それにしても、代表の学校見ればどれも強豪ぞろい。

みんな学年40人、中には80人、100人という大所帯の学校ばかりです。

小規模で代表になっているのは同じ加須から毎年代表になっている花咲徳栄高校くらいではないでしょうか。

あの中でしのぎを削る争いを勝ち抜くことは本当に大変なことです。

それにしても毎回、本当に惜しいですね。

私の力では「惜しい」レベル止まりでした。

私ももっと勉強して、力を付けて、「突き抜ける」レベルにステップアップします。

音楽を楽しみ、充実した吹奏楽部の運営には自信があります。

私自身が誰よりも「音楽が好き!」という事にも自信があります。

後は、コンクールで「突き抜ける」力もそろそろ手に入れようと思います。

まだまだ勉強。

とにかく県大会で演奏した全団体にブラボーを送ります!

そして、私が3月まで全力で愛情を注いできた不動岡高校吹奏楽部の皆さん。

皆さんの演奏に心が震えました。

これを越えるのは・・・・なかなかハードルが高いです。
でも、またこれから一歩ずつ頑張っていきます。

自己ベスト

実際に見たわけではありませんが、ネット上では演奏について、結果についてああじゃない、こうじゃないと自由、無責任な意見が飛び交っていることでしょう。

でも、今日ステージに乗った皆さん先生も生徒も、この暑い夏に毎日太陽が出ている間はずっと、中には夜中まで練習を積み重ねてきています。

学校は違っても、立場は違っても、彼らの努力、そして演奏の感動は想像できるでしょう。

そこには拍手こそすれ、批判はあり得ません。

高校生の発表の場に、上手い、下手の批評は本来そぐわないのです。

あのプロ予備軍の激突する甲子園の中継ですら、エラーは出来るだけ放送しません。

サッカーはなかなかそういう配慮は難しいかな。

15歳~18歳の若者が一生懸命取り組んでいます。

教育活動の一環ということを、大人、外野の人間がしっかりとわきまえる事も重要です。

当事者が熱狂するのは当然ですが、周囲の特に大人は冷静に対応すべきだと思います。

それは、吹奏楽部員、保護者のみならず、いつも応援して下さる吹奏楽ファンの皆さんも含めて、吹奏楽を通じて生徒が成長することを応援する仲間だからです。

仲間同士の足の引っ張り合いだけは無いようにお願いします。

それは、一生懸命に頑張っている人間に対して失礼ですし、人として美しくない行動です。

私が最も軽蔑する行動です。

私の大好きなラグビー風に言えば「ノーサイド!」です。

結果は審査員が決めています。
審査は絶対では無いです。
でも結果は出さなければいけないので受け入れる。

自分たちなりの解釈OKです。

そしてお互いをリスペクトして次のステージへ進んで行きましょう。

最後に運営に携わった理事、事務局の皆様、当日役員をしてくださった先生が、生徒役員を担当してくれた栄高校の皆さんに心から感謝申し上げます。

来年は出演校としてここに戻ってきます。

「捲土重来!」

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