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哲学を学びましょう。

教育

学年末考査に向けて授業を頑張っておりますが、なんとこのままでは範囲が終わらない!ということが判明。(もっと前から調べて!というご批判はごもっともでございます。)

ということで、今回は「17世紀・18世紀の文化史」というタイトルで動画をUPいたします。たぶん3回くらいに分かれる事になると思いますが、どうぞお付き合いください。

プリントが無くてもちゃんとわかるように板書しています。
また、授業動画については「受験問題解説」をやったり、通常の授業を動画にしていきます。もっともっと改善をしていきたいと思っております。ご感想があれば遠慮なくお寄せ下さい。


どんどん改善してまいります。

17・18世紀のヨーロッパ文化 その1

第1回は自然科学と哲学。とっても大好物な分野です。
特に哲学。頑張って喜んでもらえるように話しましたが・・・・。

どうかな~。そもそも「興味」を持ってもらえるかどうか。

この写真は「ドイツ演奏旅行」でボンに行った時(だと思います・・・)
ドイツ観念論哲学なので・・・・。

ところで、「哲学」って何なのでしょうか?


今から2000年以上前のギリシアで、ソクラテスという方が「真」なるもの【ギリシア語で「アルケ―」)の追求をしました。

ソクラテス 前469~前399

例えば、古代ギリシアでは「真」「善」「美」が哲学の3大テーマとして取り上げられました。

「善」と「悪」は分かりやすいテーマではないでしょうか。

「善」とは何か、「悪」とは何か。

更に、「美」について。何が「美」であるか。究極の「美」とは何か。
「美」に興味のある人は非常に多いと思います。

そもそも私たちは何に「美」を感じているのか。

これはレオナルド=ダ=ヴィンチ「黄金律」(1:1.618・・・ 比率)の発見は、「美」を科学的にとらえたとも言えます。

「黄金比」は絵画(葛飾北斎など)に活用した例や、現代でもお化粧などにも活用されています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 1542~1519

哲学

さて、現代の哲学につながる重要な2大潮流を見ていきましょう。

これが英国とフランスという、欧州を代表するライバル。思想の世界でも競い合っているのです。
17世紀は英国が「イギリス革命(清教徒革命と名誉革命)」、フランスがリシュリュー(三銃士の悪役!)、マザランという二人の名宰相、そして太陽王「ルイ14世」の時代です。

この時期に思想の世界も大爆発していたんだと思うと、歴史は面白いです。

イギリス経験論

フランシス=ベーコン 『新オルガヌム』 

フランシス・ベーコン 1561~1626 

アリストテレスの『オルガヌム(論理学)』に対して、新たな「論理学」の提案。
偏見(イドラ)帰納法(実験的に事実を積み重ねる)によって取り去り、真理にたどり着こうとする。

世の中「偏見」でいっぱいですよね。私自身もそうです。

これを自覚して、客観性を持てるようにしていかないと、曇った眼で世の中を見ることになります。

特に世の中の「常識」、「正義」、「主流」、また「例年通り」にはこの「偏見」が多く含まれているように思えいます。皆さんいかがでしょうか?

ロック 『人間悟性論』

ジョン・ロック 1632~1704


「タブラ・ラーサ」 人は生まれたときはまっさらな状態である。それが、環境によって徐々に染まっていくという考え。

確かに純粋な子供たちも、高校生にもなると本当に・・・。

でも、私の体験としては、遺伝的な情報による影響も本当に大きいと実感しています。

それは自分の子どもたち。
4人が見事に異なる個性を持っています。全く似ていない・・・。

これも「生物」の生き残る選択。遺伝子の多様性のなせる業でしょう。

大陸合理論

デカルト 『方法序説』

ルネ・デカルト 仏 1596~1650

演繹(えんえき)法 
「方法的懐疑」(疑う)により、「真」にたどり着こうとする。

「cogito,ergo sum(コギト エルゴ スム)」 ラテン語

「われ思う、ゆえに我あり」

聞いたことありますか?

これは、やってみたらすべてが疑えてしまった!!という絶望の中で、

デカルトが「でも!疑っている自分自身は疑えない」という事に気が付いたということ。

つまり、演繹法でも「何事か」にたどり着く可能性はある!

という結論に至ったのです。

パスカル

ブレーズ・パスカル 仏 1623~1662

夭折の天才。若くして多くの功績を残した人物です。

中学生でも「パスカルの原理」で名前は聞いたことがありますよね?

そんなパスカルの名言集ともいえる『パンセ』の中で

「人間は考える葦である」

葦=植物の中でも弱い存在。すぐに枯れてしまうそうです。

人間も同じ。生物の中では、食物連鎖の底辺にいてもおかしくない。なぜならば、ライオンやクマには体力で勝つことは難しい。

ところが、人間が食物連鎖の頂点に君臨しているのはなぜか。それは

「思考する」

からである。
「思考しなければ人とは言えない」とも読み取れます。

これは、ただ食べて、仕事して、寝る、だけでは、パスカルのいう「人」とは言えないということですね。

この「思考」ですが、様々な解釈が可能でしょう。
広義にはただ、「思い、悩む」ことも含まれるでしょう。

今回の哲学というテーマでは、「真」の追求を指すでしょう。

よりよい人生とは?

自分に合った仕事とは?

進路はどうすればいいのか?自分にはなにが合っているのか?

なぜ学ぶのか?

などなどの問いと正面から向かい合う事。それが「人」である。

今から400年前のフランス人が教えてくれています。

そして!これら経験論、合理論の限界を証明し、次のステップを示したのが!

カントになるのですが、ここからは次回にしましょう。

番場公園(さいたま市)

遊具がたくさん!子供はかなり密でしたが・・・。

とにかく広い!グランドも広い!

家族5人で遊びに行きました。
非常に広い公園で楽しかったです。

久しぶりのキャッチボールに、私の肩はすぐに悲鳴を上げました・・・。

1名欠席の長女は英検

試験会場が浦和実業高校という事で、電車で行くので自分で行ける・・・。
と言っていましたが、10分切ってから「駅へ送って」となりバタバタ。

奥さまも「2分あれば駅につくから大丈夫!」という、いつもの訳の分からないぎりっぎりのタイムスケジュール。

自己にならない程度に急いで宮原駅まで。なぜここまでぎりぎりを攻めるのか。
そこには私の知らない世界があるのか・・・。

そこで奥様「やりたくてやってるわけじゃない。」

はい。開き直りましたね。。。

映画鑑賞

本当に何もすることが無かったので「カイジ」のファイナル~を視聴。
これ、カットが雑だったのか、そもそも設定がいけていないのか・・・。とにかくひどい。

後付けの仕掛けばっかりで、おいおい~と思う事ばかり。

全編に渡っていろんな仕込みが不自然だったし、ヒロインの演技もかなり厳しい・・・。
吉田鋼太郎の悪役も何だか薄かったし・・・。

かなり残念な仕上がりに感じました。

「チコちゃんに叱られる」を視聴。

そこで、テレビを見る日!と勝手に決めて

「缶詰」のフルーツについては、ボツリヌス菌の繁殖を抑えるためにはPH4.6を越える果物は使用できないとのことでした。ちなみに最近はPH=ペーハーと言わず、ピ-エイチと発音するそうです。さようならドイツ語。

それから、言語の多様化について、東京外国語大学副学長 中山俊秀先生のお話がとっても良かったです。
もちろんいつもの「諸説あります」ですが、

地域によって「大切な事が違う」から

という事でした。例えば日本には「米」についての表現が多いという例が出ていました。

他にも魚について、同じ魚を時期によって呼び分ける出世魚などの表現は、日本が「魚」を大切にする文化だからでしょう。

北欧の「雪」、モンゴルの「馬」など、つまり「文化」と「言語」は一緒になっているというとです。

やはり母国語以外の言語を習得する事は、他の文化を理解するという事なのです。
私が言語の勉強を頑張っているのも、異文化に飛び込んでいって理解、協力、そして貢献したいからです。

特に「音楽」を通じた相互交流本当に素晴らしです。
2回の吹奏楽部海外研修旅行で、参加した皆さんは言語さえ何とかなれば、たさくんの貢献ができるのに!という思いを持ちます。

そこから、本気の学びが始まります。

今は実際に海外へ行くチャンスがありませんが、来年度の後半には行けるようになっていると期待しています。本日やった診断では9月以降にワクチンが打てるようですし・・・。

「ねほりんぱほりん」 

「児童相談所」

 ここまで追い詰められているのか・・・!という事を学びました。

 児童相談所の職員の皆様のご苦労、そして社会の抱える深刻な課題を目の当たりにしました。

 私たちも他人事ではなく、何かできる事を考えていかなければなりません。そうでなければ、このシステムは破綻します。

「児童虐待」

 暴力に向かう衝動を抑えられない父親が登場。

 この方は1年中、毎日のように暴力をふるっていたとのこと。ここまで来ると、本当に病気のレベルでございます。

 現在NPOの研修プログラムで少しずつ改善に向かっているとのこと。
 これは一生の課題でしょうから、無理をせずに常に向き合っていく事になるのだと思います。

 私自身も男子には厳しく接したので、やっぱりこれは良かったのか、悪かったのかと思い悩んだりします。なかなか根が深い、難しい課題でした。

 でも、一番のキーワードは

「子どもを自分のものだと勘違いしていた。」

という父親の言葉。これに全てが凝縮されていると思います。

子どもでも、未熟でも、それでも一人の「人格」です。
その事を尊重した態度で付き合えば、「児童虐待」にまではならないはずです。

自分の感情が抑えられないのも、「自分の思うようにならない」という事が根底にあるのでしょう。

そもそも、他人が自分の思うようになる、と思うこと自体が間違いです。
言う事を素直に聞く。大人にとっては楽ですが、その子の将来は実はとても心配。

自分というものを持ち始めれば、当然他者の要求に反発するようになります。
これは成長過程に誰にでも訪れる「反抗期」なのです。

反抗してきても成長の証として、ほほえましく、苦々しく、でも興奮する(生意気に~!とか、言う事を聞け~!とかではなく)ことなく、冷静に対処してまいりましょう。

明日はお休み。一日顔を合わせるかもしれません。


宿題やらなくても、片付けしなくても、お風呂入らなくても、夜更かししても、「ブチ切れる」必要はありません。ちょっと怒ったふりくらいは良いでしょうが。「話せばわかる!」by犬養毅 です

さ~明日はお休み!だから頑張りましょう~!!

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