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信頼。

令和5年10月27日(金)

日々、世の中のルールについて疑問が生じるのは大人になっても同じです。

こんなルール必要ない!って思う事もしばしば。

ルールが多いという事は・・・。

しかし、「ルール」が存在する意味は必ずあるのです。

さて、日本のような「不文律の多い」社会は世界では珍しいです。

2015年の初シンガポールの時、寒暖の差から(雪のちらつく2月の日本から、40℃近い赤道直下の南国へ)人生初のインフルエンザにり患してしまいました。

急激に悪化する体調、でもせっかくのシンガポール!ということで、薬で熱を下げて何とか落ち着かせました。翌日は「もう大丈夫か?」とシンガポールのお友達に聞かれて

「大体大丈夫・・・。」と顔色悪い私は答えました。

せっかく私の為に時間を使ってくれるのに、という日本人らしい遠慮・・・。

これが、日本だったら「病み上がりだし。」と気を遣ってくれても良い場面です。

しかし!!

シンガポーリアンにそんな配慮はありません。
「大丈夫」に「大体」も「そこそこ」もありません。

「大丈夫」は言葉通りに理解されます。

もう万全に回復した!という理解になります。

私を待ち受けていたのは灼熱の太陽のもと、あ

ちらこちらと歩かされるという現実が待っていました。

また、屋内に入ると15℃設定という寒暖の差もきつかった・・・。

ということで、夜にはガーデンバイザベイで倒れてしまいました・・・。

結局またまた薬で抑えて、最後は「熱が出たら辛い物を食べるんだ!」と言われて、食欲が無い中でがっつり熱くて辛い麺を食べてとどめを刺されました。

未だに謎ですが熱の検査には引っかからず、ふらっふらで羽田空港から学校へ。

そのままテスト監督のはずだったのですが、できるはずもなくドクターストップ。

学校からタクシーで帰って、1万円近く支払ってショックも倍増でした。

しかも、週末に開催された演奏会をキャンセルという人生初の経験もしました。

すべては海外をなめていた私がいけませんでした。

勉強になりました。

ルールの厳しさ

さて、何の話かと言えば日本人同士は「配慮」、「忖度」、「思いやり」で生活がスムーズに成立しているのです。

それが、無い、少ない社会は「ルール」で縛られます。

前出のシンガポールでは、ガムはご法度
そもそも空港で没収されてしまいます。

それどころか、持ち込もうとしただけで罰金1万ドル!
※1シンガポールドル=109円(2023年10月27日現在)

唾を吐くと最高1000ドル。

MRT(電車)での飲食も1000ドル。

ちょっと「いや~やっちゃったよ~」って笑えないレベルの金額です。

日本だったら速度違反で一発免停くらいの罰金。いや、それより高い・・・。

なんでこんなにルールが厳しいのか!

それは、多文化共生の社会だからです。

よく「ルールが厳しすぎる!」っていう不満を聴きます。

しかし、「ルール」があることでどんな目的を達成できるでしょうか。

シンガポーㇽの民族構成の中心は、マレー系、インド系と宗教、文化の異なる民族が一緒に暮らしています。

これらの人々が見事に調和しているのは、自然にそうなっているわけではないのです。

シャレにならない位の厳しいルールでビシっと線を引いているから、あれだけ考え方の異なる人々が一緒の社会を構成できるのでしょう。

だから、日本に外国人の移民が入ってきて混乱するのは当然なんです。

「なんでこんなルールが!?」

服装が、眉毛が、化粧が、スマホが。

色々と厳しいルールが存在するのはなぜでしょうか。

それは、シンガポールと同じ発想だからです。

このルールが無ければ、社会が成立しない!という価値観なのです。

極論、ピアスOKってしたら鼻にも舌にもあけちゃう!とか。

いやいやそんなことは無いとは思うのですが・・・。

化粧もOKってしたり、髪の色も自由ってしたら金髪になる・・・これはなるな。

ですから、自分がルールが必要な社会に所属している、という自覚を持つべきです。

本質的に「必要のない人」が大多数でしょう。

しかし、社会のルールって基本的に「守れない人」を基準に作られるんです。

ですから、これから将来に向けて自分が所属する団体(会社など)の規範意識、社会的信用、所属構成員、などをよくよく見ていえいて。

その中に入れば、当然その中のルールが自分も縛ることになります。

自分で選ぶのです。

そして、そのつもりは無かったのでしょうが、今も「自分の選択」の結果なのです。

それをしっかりと正面からごまかさずに受け止めましょう。

もしも!こんなはずじゃなかった!と思っているのなら、まずは将来は同じ事を繰り返さないようにしましょう。

自らを高める努力をして、信頼を勝ち取り、無用なルールの必要ない社会に所属しましょう。

厳しいかもしれませんが、全ては自らの選択の結果なのです。

そして、少しでも自分のいる「今」の環境を改善する努力を惜しまない事です。

自分を律し、ルールが必要ない人間であることを周囲に認めさせることです。

そういった、意識の高い集団になれば、理想的にはルールが無用になります。
もちろんそう簡単ではありませんが、社会全体が変わる前に、間違いなくあなたへの評価は変わります。

まあ、周囲が信頼されていない中で、意識の高い振る舞いは相当に目立ちます。

ある意味、コスパは良いかもれしません。

ピンチはチャンス。

そう思って、結局「今」を大切に前を向いて進むことが人生を切り拓くことになると信じています。

明日も頑張りましょう!

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