令和4年5月4日・5日
埼玉県立不動岡高校吹奏楽部の第8回ファミリーコンサート、第52回定期演奏会が無事に終演となりました。
直前まで、学級閉鎖やらなんやら開催に対してコロナが立ちはだかりました。
それでも生徒の「絶対に成功させる!」というエネルギーは見事でした。
結果として、これまでコロナでできなかったコロナ前の定期演奏会にグッと近づけられました。
プログラムに大曲を入れる。
今回「ローマの祭り」にチャレンジしました!
本当は全楽章やりたかったのですが、都合により1,2,4楽章。
それでも相当に大変。
私自身も曲を理解するのにとても苦労しました。(しきれません・・・)
その結果、初日は私が振り間違えてしまいました・・・。
すみません・・・。
結局、事故も多発した初日。
それでも、2日目には集中力も上がって断然いい演奏になりました。
とにかく、演奏していて「幸福感」に満たされました。
「ローマの祭り」を指揮することが出来る日が来るとは。
実は、何度もチャレンジしようとしてはあきらめてきた夢の大作。
もちろん力不足な面は多々あります。
でも、チャレンジして、この曲と向かい合い、そして自己ベストを大幅に更新したことに心から拍手を送りたいです。
この曲がFWOのキャパシティ(許容量)を確実に広げてくれました。
次に演奏できる機会はあるのかな~。
ライブ配信のアーカイブを聴くと、本当に一生懸命に演奏している事が伝わります。
これは、指揮者の私も一生懸命・・・。
すみません。もっと修行して、演奏者がリラックスできるようにして参ります。
1日目と2日目のプログラムを変える
今回は、課題曲を3番と5番と2曲演奏。
これは、実は単純にどっちか決めかねていて「両方!」って私が決めちゃったせいもあります。
でも、結局両方やって良かったと思います。
そして、第1部メインは初日が「ブリュッセル・レクイエム」(冬季演奏会で取り上げました。それを大幅にカットした部分を復活させた新バージョンで演奏しました)、二日目が歌劇「トゥーランドット」より
いや~本当に頑張りましたね。
結局、合宿もできませんでしたから、たったの2時間の延長練習を週末の度に積み重ねてきました。
最後の最後には、何とかすることが出来ました。
これだけ大曲のオンパレードを、よく乗り切りました。
偉い!
2 第3部もフルサイズ
ステージドリル
今年は何とマーチング担当の2名が「コンテ」(動きの図面)を作成、それを指導して完成までやってくれました。
私はただ指揮をしただけ。
マーチングが自分たちで作り上げる!という文化になりつつあります。
大変だったと思いますが、本当に素晴らしい取り組みでした。
ちなみに、黒川先生から「日本で、高校生が自分でコンテを作って、それでメンバーを指導して発表できる生徒って何人いますかね?5人いるかな~?」とおっしゃっていて、確かにと納得。
本当にすごいことをやってくれました。
ちなみに、ルパンとコナンが登場する演出は会場に来て知りました。
より親しみやすい内容になっていたと思います。(コナン役の少年は、役作りの為に脱毛までして頑張っていましたが・・・。客席からは分からなかったな~。)
この素晴らしい流れが、来年度も続くことを期待しています。
何より、マーチング経験者が後輩に3人もいますから!
より充実した内容になるでしょう~!
ちなみに、マーチングコンテストの次に、オータムコンサートでステージドリルがあります。
そこで、さらに進化した姿をご覧いただけると思います。
アンサンブル
最初は場面転換の「つなぎ」としてアンサンブルを取り入れました。
確か、記憶では「この場面につなぎをいれるので、アンサンブルを組んでください」的な、企画から依頼されてアンサンブルが演奏していました。
それが、いつしか「希望制」になっていました。
演奏もカットせず、フルサイズで演奏していて立派なプログラムの中の1曲でした。
しかも、今回は事前に発表会を実施して、より演奏の質が上がるように工夫もしていました。
その成果もあって、一昔前のアンサンブルとは仕上がりが格段に違いました。
もともと、アンサンブルはアンサンブル・コンテストに向けて、部内アンコンを開くところから始まっていました。
初心者も含めて、全員でアンサンブルを結成して発表していました。
それが、このコロナによる依頼演奏が減少したこともあり、アンサンブルで発表会を実施たのが「オータムコンサート」でした。
やっぱり、ホールで、しかも温かいお客様の拍手を受けてアンサンブルを演奏できる喜びは格別だったと思います。
実際に、コンテストに向けた発表会とは別次元の素晴らしい演奏をしてくれました。
これで、より前向きに楽しく、好きな曲をアンサンブルで演奏するようになったと思います。
そして、それが一人一人の音楽性成長に大きくつながったと思います。
今後も、アンサンブル、そしてソロの発表にもどんどんチャレンジして欲しいです。
メドレーだけでなく
恒例となったポップスのメドレー。
著作権的にはなかなかグレー(黒・・・かな)ですが、ちゃんと購入した楽譜ではありますが、滅多切りにして再構成しています。
全て生徒がやってくれます。
もうちょっとこうした方がいいかな?って言うくらいで、ちゃんとスコア(フランケンシュタインみたいな・・・)もあって、合奏も困ることがありません。
以前からオリジナル(?)のメドレーはやっていましたが、何が何だか分からなくて自分でスコアを作っていました。数年前から「かわいそう」と思ってくれたのか、スコアも用意されるようになりました。ありがたやありがたや。
ちなみに加須レンジャーで、「プラナコーン序曲」や「シーフロント序曲」の一部を切り取って使用・・・。これはもはや「真っ黒」です。作曲家が怒るだろうなと・・・。
加須レンジャーに免じて・・・。すみません。
そして、「シュガーソングとビターステップ」は部長のお気に入りだそうです。
原曲にあって、アレンジされた吹奏楽版には無い部分を自分で作成して挿入していました。
こういうこだわりも素晴らしい!(曲の内容などにはあんまりこだわりを持っていなくて残念でしたが・・・)
とにかく、「自分たちの演奏会」という思いの詰まったステージでした。
生徒の自主性が随所に見られて、とっても嬉しい時間でした。
3年生紹介
昨年度から実行委員長様が「呼名簿」を作ってくれています。
ちなみに、ソロの立たせる名簿は学指揮様が。
お世話になります。
私が間違えたり、忘れたりするからですね。
あ、「ローマの祭り」で全員をパートに毎に立たせるのに、ユーフォニアムを忘れてしまいました・・・。いや~・・・。すみません。
ということで、今回実行委員長のSさんがくれた名簿。
ぜんぶ「ひらがな」です。
はい。すみません。実はひらがなだけって読みにくいのよ。
でも私が間違えるからですね。反省しています。
やさしさ・・・。でした。
また、最後に花束をくれて(これも最近ではないでしょうか・・・。記憶が弱くてすみません。)、さらに今年は
呼びかけ(小学校!?ってちょっと思いました)
これは絶対に「泣かせる」ための演出と分かりましたが・・・。
もう年で涙腺がゆるいからダメですね。
最近、映画とかドラマとかでもすぐ涙がでちゃうんで・・・。なんでしょうか。
ぜひ、これは伝統にしないでいただければと思います。
とにかく、素晴らしい演奏会でした。
応援してくださった保護者の皆様、学校関係者の皆様、卒業生(裏方を全て担当してくれた58代の皆さん!!)、地域の皆様、本当にありがとうございました。
会場全体が温かい雰囲気で、演奏していてとても幸せでした。
これからもよろしくお願いいたします!
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