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テスト期間も「メリハリ」を大切に!~学びと音楽の相乗効果~

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令和7年5月10日(土)

テスト期間に入って少しは余裕が出るかな?と思いきや・・・。
なかなか。そうは問屋が卸しません。

次から次へと色々起こるものですね。

テスト期間の過ごし方:自主性が試される

テスト期間に入り、部活動はしばし小休止となりました。
基本的には楽器を持ち帰り、勉強の合間に調整程度の練習をするようにお話ししました。
環境的に難しい部員には、30分程度の自主練習を許可しました。

さて、大切なのはこの時間をどう使うか、です。
勉強とのバランスは取れていますか?私にとって、皆さんと迎える初めてのテスト期間。

トップバンドを目指す上で、強く意識してほしいのは「メリハリ」という考え方です。
楽器をだらだらと吹き続けることは、勉強と同じで「やったつもり」という自己満足に陥りがちです。

「意識」と「時間」:集中力を高める魔法の言葉

課題を明確に意識し、脳をフル回転させて取り組むからこそ、練習も勉強も最大の効果を発揮します。そして、何より重要なのは「時間」を決めること。終わりがあるからこそ、人は集中して頑張れるのです。

「切羽詰まる」状況こそが、時に私たちを「本気」にする起爆剤となります。
もちろん、じっくりと落ち着いて取り組むことも大切ですが、少なくとも私の経験上、時間的余裕がある状態で自己ベストを更新することは稀でした。

文武一体:活動の意味を深く理解する

私たちは「文武一体」を目指しています。
そのためには、一つ一つの活動の「意味」を明確にすることが不可欠です。

「何のためにこの練習をするのか」「この課題に取り組むことで何が得られるのか」。
それを理解することで、練習や学びへの取り組み方は大きく変わります。

「明確さは力」です。

繰り返しますが、「時間」は有限です。
どうか、この貴重な時間を大切に使ってください。

加須市立昭和中学校訪問:未来への希望と学びの深化

先日、加須市立昭和中学校にお邪魔しました。午前中の4時間授業、お疲れ様でした。
テスト前の追い込みで、少し詰め込みすぎた・・・と反省しています。

さて、先日、佐伯夕利子さんの対談動画を拝見し、多くの気づきと共感を覚えました。
以前に書籍を読んだ際も感銘を受けましたが、動画だけでなく、ブログの内容も深く心に響きました。

佐伯夕利子がビジャレアルの指導改革で気づいた“自分を疑う力”。選手が「何を感じ、何を求めているのか」
スペイン男子クラブ初の女性監督が生まれたのは2003年。当時大きな注目を浴びたこの任に就いたのは日本人の佐伯夕利子だった。その後、アトレティコ・マドリード女子監督や普及育成部、バレンシアCFで強化執行部を経て、2008年

サッカーと吹奏楽、畑は違えど、「成長」に貢献する指導者という視点において、両者に違いはないと感じました。

生徒の成長を意識する以上に、指導者自身が成長を意識することの重要性。
そして、指導者は生徒の視点や理解を把握した上で、生徒自身の自己理解を深める手助けをする存在である、という言葉は、まさに私が目指す指導そのものです。

スペインの強豪、ビジャレアルの育成目標が「自分で考え行動できるサッカー選手の育成」であるという話にも、深く共感しました。

「教え込む」のではなく、演奏者自身の気づきをサポートする。
時には間違いや失敗を見守り、自分で気づく機会を奪わない。
これは、私が指導で常に心がけていることです。

そう考えると、テスト範囲を終わらせるために一方的に話し続けた私の授業は、反省すべき点が多かったです。

しかし、佐伯さんの「どんな指導者でも上手くいかないことはある。大切なことはそのことを自覚すること。そこから改善の道が始まる」という言葉に救われました。

自覚します。学びの喜びは、「教え込み」から生まれるものではありません。
自分で読み、調べ、知的好奇心を刺激される出会いがあってこそ、その上に私たちのサポートが活きてくるのだと思います。

部活動では当たり前のことですが、授業でも改めて意識していきたい。
「楽しい授業」ではなく、「楽しさに気づく授業」を目指します。

実際、吹奏楽部の指導で最も大切にしているのは、私自身が「音楽を心から楽しむ」ことです。「この作品のここが素晴らしい」「このメロディは本当に美しい」「作曲家の意図はこうだ」と、作品と向き合う時間を私自身が誰よりも楽しむ。

その熱量が、きっと皆さんに伝わり、皆さんの熱量も上がるはずです。
授業も同じように、情熱を持って臨みます。

そんな学びと反省の午前中でした。

加須市立昭和中学校吹奏楽部:未来への希望に満ちたサウンド

午後はすぐに加須市立昭和中学校へ。
毎月訪問していますが、何より驚いたのは、新入生が27名も入部したとのこと!
素晴らしいの一言です!上級生が20名足らずという状況は、開智未来高校と同じですね。

基礎合奏では、いつも行っている練習を聴かせていただきました。
しっかりと基礎練習を積み重ねていることがよくわかる、しっかりしたサウンドでした。

次のステップとして意識してほしいのは、「曲の中でも同じようにできる」という視点を持って基礎練習に取り組むことです。

歌うこと、マウスピースでの練習、そして楽器を演奏すること。この流れは非常に良いのですが、歌が無くなった途端に音が不安定になるのは残念です。

まずは、しっかりと準備して作り上げた100点の音を、より実践に近い状態で再現できるよう意識しましょう。発音、アンブシュア、そして毎回指摘しているブレス、さらにテンポ感なども確認しましたが、皆さん、言えばすぐに改善できます。
それは、皆さんの実力が着実に向上している証拠です。

自信を持って、もう少し「気づき」を大切に、丁寧に練習に取り組んでください。

自由曲は、シリアスな作風で、全編を通して緊張感のある作品でした。木管楽器を中心に、しっかりと歌い上げることを伝えました。フレーズの歌い方、息遣い、そして音色の変化。ビブラートも徐々に安定してきましたね。

ここからさらに磨きをかけ、素晴らしい演奏を作り上げていってください。楽器の整備、個人レッスン、そして日々の練習。できることは最大限に行い、最高の結果を目指してください。私もできる限りサポートします!

また来月、皆さんの成長を楽しみにしています。先生の指揮法についても、次回は一緒に練習しましょう。今回も私の指揮を録画されていたようですが、もっとしっかりと「お手本」となれるよう、私も準備しておきます…。

とにかく、昭和中学校吹奏楽部の皆さん、着実に成長しています!素晴らしいです!

おおみや市民吹奏楽団:心地よい音楽を求めて

夜はそのまま、おおみや市民吹奏楽団の練習へ。今日はハープ、クラリネット、コントラバスのエキストラの皆様が参加してくださり、秋山先生、武田先生の下振り、そして自分の曲と、盛りだくさんな一日でした。

次々と曲を演奏していく中で、練習の積み重ねを感じ、課題も明確になってきました。
本番が近づいていることをひしひしと感じながら指揮をしていました。

まだまだできることはたくさんあります。
少しずつ、演奏する私たちも、聴いてくださる皆様も心地よい音楽を創り上げていきましょう。
大人の音楽は一歩ずつ。焦る必要はありません。
やはり、楽しさとのバランスが大切です。

とはいえ、今日はいつも以上に吹きっぱなしで、皆さん疲れたことでしょう。
私も会場が暑かったこともあり、少し汗をかきながらの練習となりました。

今から本番が楽しみでなりません。もっともっと楽しみになるよう、しっかりと準備し、より充実した合奏になるよう頑張ります!

今日も大勢の皆さんの練習へのご参加、本当にありがとうございました!


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