令和4年6月22日(水)
昨日は一日出張だったので、2日連続での自習には出来ないので授業を頑張りました。
9組は昨年から一転、他のクラスを大きく引き離す進度にびっくり。
もう「ウィーン体制」が終わりました。
いいペースですが、実習生が担当しているクラスとあまりにも離れてしまって・・・。
期末考査はどうしようかな~。
演習は、古代中国史。
とにかく、基本事項を頭に入れないと始まりません。
均田制の話も「ぽか~ん」って感じの人も多かった。
まだまだエンジンのかかってない人が見受けられますね。
切羽詰まってないんだろうな~。
結局、やる気は自分が出すものですからね。
その点、追い詰められた吹奏楽部員の爆発力は毎年目を見張ります。
あんなに頑張れるなら、最初から出せればすごいのに・・・。
って人間はそういうものではないんですよね。
刺激を与えつつ、待つしかありません。
ということで、授業、事務処理、お昼を大急ぎで取って(飲んで)上尾へ出発となりました。
出演日、出演順決定!
1年ぶりの上尾市文化センター。
午前中の会議は授業を優先で欠席させていただきました。
午後から受付、抽選。
3年ぶりに生徒が受付に来るだけで、気持ちがウキウキしてしまいます。
昨日の西部支部吹奏楽研究発表会で演奏を聴いた団体の皆さんもたくさんいらして、今度はコンクールですね!って感じで盛り上がりました。
この抽選会が毎年不安でした。
昨年は初のシード演奏で、全くリラックスした抽選会でした。
厳密には県大会の出演中を抽選しただけでしたが・・・。
ああ、あそこから早い出番が続いているような。
でも、今年は「どこになっても、ベストを尽くすだけ」という何だか落ち着いた気持ちです。
別に余裕ではありませんが・・・。
ということで、A部の出演日は8月4日、演奏順は5番。
早いです。
結局、前泊になっちゃいますね。はい。
D部は14番。
最後のブロックの中盤。いいところを引きましたね~。
A部もD部も、コンクールの準備は始まったばかり。
まずは期末テスト前に出来る事をしっかりとやらなければ!
私も、しっかりとスコアを読み込みます~。
アナログな作業
抽選終了後、役員の先生方は控室に集まって何をやっているのか?
・申込用紙を出演日、出演準備並び変える
・役員の担当日を調整
ということをやります。
これって、多分数年前の抽選会でも同じ作業をしていたであろう超絶「アナログ」な作業です。
ITなんて存在しません。
生産性は相当に低いこの時間。
何とかしませんか?
思考停止してはいけません。もっと有意義なことに時間を使いたい!
抽選結果
ぜひ、抽選結果はスプレッドシートに入力して、各団体にURLをお知らせして終了。
前回の冬季演奏会で実施したスタイルです。(現伊奈学園のH先生がやってくださいました)
「○○高校!」と言うと、「○日〇番」と言って、用紙に記入する。
人間がかるた取りのように出演日を探して、資料を「ソート」するという作業。
多分、一般社会の常識を超越したことが展開しているのではないでしょうか。
もう、こういう「代替可能」な作業から人間を解放してあげてください。
役員調整
また、役員の担当についてはネット上でいかがでしょうか。
全員が集まっているのであれば話は早いかもしれませんが、いない人の都合もあったりして結局すべては埋まらないんです。
事前に都合を入力して、後は出演日が決まったら終了。
これではダメかな・・・。
人が会って時間を使うなら、くだらない話、日々の活動の情報交換の方がよっぽど有意義です。
人と人が出会うことでしか出来ないことをやりましょう。
また、抽選会も3年ぶりに生徒が抽選をする風景が戻りました。
イメージは高校野球の抽選会でしょうか。
部長、代表者の顔を見て、ああこの日程、順番、こんな子なんだな~とか。
こうやって「空気感を共有」するのは、インターネットには大変不向きです。
ライブに勝るものはありません。
あとは頑張るのみ。
ここからが勝負の1か月半。
参議院選挙
本日公示となりました参議院選挙。
立場的に選挙行動に影響を及ぼすことはできません。
問題にならない程度に最近のニュースで気になることを少し。
政治経済のテーマでもありますね。
インフレーション
今の日本に見られるインフレーションは「良い」、それとも「悪い」?
元々日本銀行黒田総裁の異次元金融緩和は「インフレターゲット2%」を掲げていました。
くしくも、急激なインフレーションで目標の2%は軽々達成の模様です。
ところが、世の中の論調は
悪いインフレ
というニュースがメディアを席巻しています。
為替相場の急激な変動が、輸入品のコスト増を急激に押し上げています。
何より原材料費の高騰は様々な商品の値上げにつながっています。
そもそも「良いインフレ」とは?
一般的に金融緩和により市中にお金が出回ります。
結果、企業がお金を借りやすくなり、設備投資を積極的に行います。
また、企業は労働者の賃金を上昇させると、消費意欲が向上する。
消費増により、生産が増える。利益が増えて、給料も上がって。
いや~万々歳!
って、これ本当!?ってずっと専門家からも様々なご意見が噴出。
結局長期間「異次元緩和」は続くも、一向にインフレにならずに
金融政策でインフレは誘導できない・・・。
という、経済学の新たな証拠になる事例になりました。
さて、それがウクライナ問題、アメリカのバブル(多分)ちょっと崩壊、などさまざまな要因によって急激な円安、そして国内の様々な値段が上昇する「インフレ」となったのです。
家計を直撃!
その通りです。
とは言え、アベノミクスでずっと主張してきた、インフレーションが目標達成しちゃいました。
賃金が上昇してインフレを吸収できる可処分所得(自由に使えるお金)を獲得できているから大丈夫!
いわゆる「上げ潮路線」の主張から、順番も、原因も思うようにいきませんでしたが・・・。
正の面、負の面
どの状態にも正と負があります。
一番勘違いされているのが、「景気が良くなる」=「自分の生活が豊かになる」と思う事。
「自分」は多種多様で、まず自然状態として現状に不安、そして不満のある皆さんが「豊かになる」状態が訪れる事は歴史上ありません。
ここには、政治が介入して「富の再分配」を行わない限り難しいのです。
ですから、インフレの負の面として分かりやすく
値段が上昇する
= 支出が増える
わけです。
ですから、この支出増が負担の人(負担じゃない人もいます。)には「富の再分配」が必要なのです。
正の面
しかし、当然インフレによる「正の面」もあります。
物価上昇による企業収入の増加です。
とはいえ、原材料費が上がることでコストアップ、また消費が冷え込めば売り上げが下がります。
現状の、急激な円安によるコストアップによる物価上昇(インフレ)は、一番重要な「消費」を押し下げるでしょうね・・・。
でも最大のメリットは
借金の実質削減
1000兆円以上の借金を抱える日本にとって、インフレーション = 物価の上昇 =貨幣価値の下落
はこの借金の価値が下がることになるのです。
これは日本経済にとっては大きなメリットです。
政府(借金を決定する人間)にとっては、非常に大きいですよね。
まあ、その借金は私たちの社会保障に使われているのですから、私たちにとってもメリットがあるということになります。
「急激な円安」
山崎元氏
この方のお話は非常に説得力があります。
もちろん両面がある、という認識を常に持つ必要があります。
それにしても「円安」による効果には、私に欠けていた視点を与えてくれました。
国内産業の生産拠点が日本に回帰する
この円安が、海外に生産拠点(工場)を持つ企業が国内に移転する可能性を大きくするというお話がありました。
ウクライナ戦争、中国の政治問題(上海ロックダウンなど)、これらのリスクをコストと捉えれば、日本の人件費他の高さは十分にカバーできる状況になっているそうです。
さらに、この円安が後押しするわけです。
そもそもプラザ合意で急激な円高に突入した日本経済ですが、今回アメリカは沈黙を守っています。
これは、対中政策の一環と言われています。
中国に対応するために、経済的な関係を徐々に薄くしていく。
そのための代替えが日本なのかもしれません。
いずれも、まださまざまな要因が重なり合って進むので、予想通りにはならないでしょう。
大切なことは、多面的に情報をとらえて、それに自分なりの解釈、理解、そして判断をしていくことでしょう。
ぜひ、投票に行き、自分の権利を行使してきてください!
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