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「リズム」がカギ!

吹奏楽
校舎もきれいになりました。

令和4年6月23日(木)

三者面談最終日。

午前中授業で、午後は三者面談です。

久しぶりに担任ではないので、本当にのんびり部活に参加できています。

担任の先生方はご苦労様です。でも懐かしいな~。
やっぱりSHRも無いし、面談も無いし、とっても楽・・・。でも寂しい。

何とも矛盾していますけど、楽だとそれはそれで不満足。

忙しいと疲れる。
でも暇だとつまらない。

面白いものです。

部活も同じかな~。
私は部活に関しては「楽しい」のみですが。

大学院の研究

武蔵野音楽大学・大学院で研究をしている中国からの留学生孫さん。
彼はルミナス吹奏楽団でトランペットを吹いています。

非常に真面目て、誠実な人物で心から応援したくなる人柄です。

思えば、それほど多くありませんが、私が知っている中国(大陸)の皆さんは人柄の素晴らしい方ばかりです。

嘉平の陳先生にも大変お世話になりました。
あの誠実さ、行動力、組織を運営する実力はただ者ではありません。

コロナ前には、毎年中国に行こう!と思ったのも、陳先生との出会いからです。

将来的には中国語を話せるようになって、中国でも吹奏楽に関係することでお役に立ちたいと思っています。やっぱり中国に行ってモチベーションを上げないと・・・。

孫さんと少しだけ中国語を話しましたが・・・。
頑張ります。

さて、孫さんの修士論文に協力しているのですが、そのテスト第2回が実施されました。

第1回目からの変化測定が楽しみでした。

本来の予定は初心者にも実施する予定でしたが、テストが難しすぎて測定不能ということが分かったので、初心者でピアノ経験あり、無しで選出した4名に被験者をやってもらいました。

調音(ソルフェージュ)は音階と和声。

新曲試唱はリズム・ソルフェージュ。

そして、アンサンブルの新曲試唱でした。

結果の測定

特に、調音では非常に大きな成長が見られました。

各自が出す音がとても安定してきていましたし、他人の音をちゃんと聞けるようになっていました。

普段の練習が「調音」に関しては、大きく寄与している事が証明されました。

しかし・・・・。

リズム・ソルフェージュ

4/4、2/4、3/4、6/8 で作成されたリズムパターンを各1分間の譜読みで試唱すると、ほぼ全員が正確に歌うことができませんでした。

1名だけそれなりに歌えていましたが、彼は前回もそれなりに読めていたので「練習の成果」ではなく、元々持っている読譜力だと思われます。

確かに、リズムを読む練習をしていません

被験者のみならず、多くの生徒は元々持っていた読譜力のみで様々な楽曲にチャレンジしています。

結局、リズムを長い時間かけて覚えて演奏しているのです。

読譜力の向上というテーマは、このリズム新曲試唱に鍵があるかもしれません。

これで、練習時間は劇的に圧縮できるかもしれません。

少なくとも、楽譜を読む時間が短くなる

さらに、演奏する上で楽譜を読む負担が軽減され、より演奏に集中できることによる演奏の改善が期待されます。

これから毎日、ちょっとした「リズム新曲試唱」を実施していこうと思います。

次回孫さんのテストは8月2日

4名の代表者がどれだけリズムに強くなっているか、とっても楽しみです。

練習の質

黒川先生、鶴澤先生にお世話になっている、「吹奏楽のソルフェージュ」も同じ理由なのですが

吹奏楽部の練習を科学的に実施する

というテーマで取り組んでいます。

これまでの吹奏楽部の練習は

気合と根性、そして膨大な時間。

気合と根性は大切です。
やっぱり物理的にきついことも多々あります。

暑い中での練習、多人数のための人間関係。
難しい作品との格闘。

いずれも、気合、根性が無いと乗り越えられません。

でも、「時間」は無駄にしてるのではないか、とも感じています。

費用対効果の改善を図れるのではないかと。

トップレベルのバンドの中でも「練習時間は少ない」という自負がありますが、それでもやっぱり長いと思います。

いや、これだけ「時間的コスト」をかけたら、もっと「結果の改善」が見られてもよい

と考えています。

何にも知らない、何もやっていない県は「時間の削減」と言うだけですが・・・・。

目標

そもそも「目標」があっての活動です。

不動岡高校吹奏楽部の目標は「全国大会金賞」。

つまり、埼玉県でトップ3校(埼玉栄、伊奈学園、春日部共栄)を越えるということです。

いや~震えますね。ワクワクしてしまいます。

この高い目標にかかる「コスト」は当然高いのです。

練習時間が長いです。
他の部活に比べても。

しかし「結果」と「コスト」は「等価交換」です。

このレベルの演奏を、短時間で実現するのは容易ではありません。

とは言え、先ほどの学校に並ぶ演奏にするためには、もはや「時間」のコストは上限に達しています。

となれば「質」を向上させる以外には無いのです。

そこで、「科学的な(根拠があり、再現性のある方策)練習」を導入するということを考えたのです。

これがきっかけで、質の劇的な向上が期待されます。

すると、もっと「時間」も削減できるかもしれません。

そうなれば、不動岡高校吹奏楽部だけではなく、他の学校でも劇的なレベルアップが可能になります。

「科学的な練習」なのですから、どの学校でも同じ結果が出るはずです。

非常に楽しみな取り組みです。

ぜひ、成果を出して吹奏楽で頑張っている皆さんと共有したいと思っています。

これまでの

全調(長短24種類)スケール(2オクターブ)

ロングトーン(最低音から超高音域まで)

その他吹奏楽部で一般的な基礎練習に加えて

リズム練習やるぞ~。

さあ、どれだけ成長できるのか乞うご期待!!

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