令和6年6月2日(日)
私が長らく所属している「おおみや市民吹奏楽団」の演奏会が終演しました。
今回は、おおみや市民吹奏楽団とファミリーウィンズ「和」、HIBIKIというおおみや市民吹奏楽団の関連団体3団体による合同演奏会でした。
元々100名を越える団員が所属していたおおみや市民吹奏楽団から、ライフステージの変化から団を離れる人が出てきたことを受けて、子育てしながら、平日の昼間、休日も昼間の活動という方向でスタートしたのがファミリーウィンズ「和」でした。
さらに、31年目を迎えるおおみや市民吹奏楽団では団員の年齢も積み重なり、「そろそろのんびり吹奏楽を楽しみたい。」というニーズから、新たにHIBIKIという団体が発足しました。
アニメ、ドラマで言えば「スピン・オフ」のように誕生し、新たなグループも独自の価値観を大切にしながら60名ほどの団員が所属して充実した活動をしています。
このような市民吹奏楽団は、日本全国を見ても稀有な存在だと思います。
観客として
とにかく、出演者が150名ほどということもあって、皆さんの集客努力もあって1400人収容のホールがほぼ満席でした。
久しぶりの「フルハウス」に少し圧倒されました。
やっぱり観客席が埋まった状態で演奏できる喜びは格別です。
次回は座席指定や席の案内が必要だと思いました。
それくらい、座席を探すのに苦労している人が見受けられました。
そのような中、自分が出演するまでは、他の団体の演奏を鑑賞させてもらいました。
久しぶりに両団体の演奏を聴いて、それぞれのペースで充実したステージを作り上げていることに感動しました。
また、団員のお子さんがステージ上でダンスしたり、若手と人生の先輩方も一緒に会場通路で踊ったり、演出も様々で観客の皆さんも飽きないコンサートだったのではないでしょうか。
私自身も聴いていて、団体、指揮者が変わる事で音楽が変化することを楽しみながら心地よい時間を過ごすことが出来ました。
演奏者として
ここの所、毎日練習しています。
この練習量は多分初任庄和高校、いや大学生の頃、いやいや高校時代にまでさかのぼるかもしれません。
朝練も板についてきました。
毎朝30分から45分の基礎練習。
ロングトーン、リップスラー、スケール練習。
高校時代は毎日(テスト期間も!)欠かさず、1時間朝練習をしてからのHRでした。
一番乗り(いや、思い出せば恩師の根岸孝俊先生はフルートを吹いていらっしゃいました。)してロングトーンをやっていました。
何だかあの頃を思い出します。
奇しくも音楽科のある学校で、合奏室でのロングトーン。ほんとうに懐かしい。
ということで1時間くらい音出しすれば、とりあえずロングトーンであれば自分でも納得の音が出始めました。以前は調子が戻らないまま合奏終了でした・・・。
もちろん、まだまだmf限定ですが・・・・。
タンギングも何とかできるようになりつつあります。
演奏会でウォームアップ不足は避けたかったので、実は朝も家で7時から音出しをして(ppで・・・)、会場でも出来る限り音出しをしてステージに上りました。
やっぱり演奏は「できる」ことが増えると本当に幸せを感じられます。
久しぶりに演奏を楽しむ事が出来ました。
そして、もっともっと吹けるようになりたい!と思いました。
毎週木曜日の合奏授業がドキドキ、ハラハラなのですが、もう少しで楽しみにな時間になるような気がしています。ちゃんと練習します!
とにかく毎日練習しよう!と思いを強くしました。
団員指揮者として
私は前回の30周年記念演奏会を前に、一旦離れていたおおみや市民吹奏楽団に復帰しました。
その頃は団員指揮者が不在で、下ぶりの無い状態が続いていました。
復帰する前に演奏会に伺うと、コロナの影響もあったのでしょう。
演奏の質が随分と下がってしまっていて大変残念に、また申し訳なく思っていました。
返しても返しきれない恩のある秋山紀夫先生が作ってくださったこの団で、このような演奏では申し訳ないという思いから復帰することにしました。
そこから団員指揮者として、何としても演奏レベルを以前のそれに戻し、さらに向上するようにと頑張りました。
約1年間たって、やっと少しいい演奏になってきたと実感できました。
まだまだこれから。
団員の皆さんには少しずつ理解してもらいながら、音楽に対しての「おおみや市民吹奏楽団の基準」を取り戻していく日々は続きます。
次の演奏会は第31回定期演奏会です。
12月1日 に埼玉会館です。
そして、私は久しぶりにおおみや市民吹奏楽団の定期演奏会で指揮をします。
音楽監督の秋山紀夫先生、常任指揮者の武田晃先生。
マエストロと同じステージに立てることを大変光栄に思います。
まだまだ私は修行が足りません。
職場でも、一般団体でも日々勉強です。
これまで当たり前に自分がメインだった環境について、やっとそのありがたみが分かる時間を過ごしています。
謙虚さを忘れてはいけません。
置かれた立場を正面から受け止めて、自分に足りない部分を伸ばしていく。
今また、そんな時間をすごさせてもらっているとやっと受け止められてきました。
振り返れば、あの久喜高校での最初に味わった挫折のように、今のこの時間も「意味」があるものにします。
そのためには「行動」あるのみ。
文句を言って立ち止まってしまったら、そこで成長は止まってしまいます。
自分にはどうにもできないことについて思いを巡らせることはやめて、出来る事に全力を注いでいきます。
ちなみに、演奏会終了後は加須市に移動して加須市フライングカープウィンドオーケストラの練習でした。こちらも22日に定期演奏会です。
こちらでは「指揮者」です。
しっかりと責任を果たせるように頑張ります。
もしお時間がありましたら、パストラルかぞまでお越しください!
満席になるとうれしいです。
集客も頑張りま~す!
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