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ホールリハーサル

令和3年7月31日

とうとう7月最後の日となりました。

あっという間ですね~。
夏休みが始まってはや10日。

なんだかんだ言われているオリンピックも結構盛り上がってます。

サッカーは最後のPK戦しか見られなかったのですが、すんごい盛り上がりました。

ということで、暑い夏真っ只中で幸せです。

パストラルかぞ

いつもお世話になっているパストラルかぞ。

今日も一日ホール練習です。

そして小長谷宗一先生にお越しいただいて、課題曲、自由曲を見ていただきました。

なかなか・・・・。

課題曲5番「幻想曲」

課題曲の表現について、音色の選択について。

さらには、音楽の整理整頓

作曲者が作り上げようとしている世界と、楽譜が表現している世界は若干異なります。

しかも、課題曲五番のような現代音楽の分野に属する作品には、いわゆる共通の言語がありません。

バロック、古典主義、ロマン主義など、指揮法でも学んできた長い歴史の中で、時代と共に作り上げられてきた音楽の様式(スタイル)

課題曲5番の副題にある「シェーンベルク」が作り上げた「12音技法」とは「様式」の破壊、超越です。

つまり、「様式」が無い事を目指して突き進んだ結果なのです。

ですから、指揮者、演奏者に与えられた権限が非常に大きい。
結果として、コンクール当日に演奏される課題曲5番はどれもまるで違う曲のように、様々な解釈に基づいて演奏されることになると思います。

それも課題曲5番の楽しみ方でしょう。

不動岡の課題曲5番はどうなるか!

私の場合は、出来るだけ作曲者の世界観を重要視したいと思って作り上げていきます。
やっと楽譜が何を言っているのか、全体像が見えてきました。

これをしっかりと表現すると、最初の印象とは異なる「明るさ」が見えてきました。

いや~やっぱり5番は楽しいです。
これも来年度でおしまい。(全日本吹奏楽連盟が課題曲5番の廃止を決定しました)

一つの時代が終わりますね。

まだまだ一つ一つの要素を整理する。
その上で、指揮者も演奏者もこの場面をどうするか!?という事を練り上げ続ける日々です。

地区大会、県大会、西関東大会、全国大会と全く違う演奏になると思います。

自分でも楽しみです。

「トリトン・エムファシス」

こちらは、やっと難しいパッセージに手が付き始めたところ。
あと、バランスをとり始めました。

すると、それまで隠れていた部分が見えてきて、またまた新たな課題が発見されます。

それまで聞こえていなかった、美しいハーモニー、リズム、そして伴奏とは言い難い美しい旋律に聞こえる背景の音楽。天才ですね・・・。

とにかく、長生淳さんの作品は完成度が高い
というのも、音の配置も緻密に作り上げられていて、引いたり足したりすることが効果的になることはなかなかありません。

とはいえ、高校生の演奏。
どうしても楽器編成のバランス、技量の問題(結構再低音とか、高音域とか・・・。苦労しています。)で調整が必要なのも事実。

いや~試行錯誤の連続です。

これから少しずつ、音楽の全体像を明確にしていく時期です。

例年であれば、3日の地区大会に向けてこの作業を全開で進めているところです。

しかし、今年は「シード」ということで、非常に助かります。
本当に、「シード」を獲得してくれた先輩たちに感謝です。

ということで、順調に準備は進んでいます。

後は時間の問題。
ワクチン接種と一緒。

日々、最大限の努力を積み重ねていくだけです。
より効率よく進める事。

何より大切な事は、情熱を持って取り組む事。

今のこの時期が、吹奏楽部にとって最高の時間です。

メンバーの目の色が違います。
いわゆる「無敵」状態です。

やっぱり「火事場の○○力」が出ますね。
ここから、さらにギアが一段も二段も上がりそうな予感です。

そもそも、不動岡生のポテンシャル(潜在能力)がどこまであるのか、私にも測りかねます。
彼らの本気がどこまで突き抜けるのか。

多分、自分たちでもびっくりするのではないでしょうか。
あれだけ一生懸命、しかも集中して、限界ギリギリを攻めた経験は今までに無いでしょう。

ポテンシャルはF1並みにハイスペックだと思います。
800馬力の怪物です。
ああ、明日またF1があるので楽しみです!(角田君20歳の大活躍に心躍ります!)

やはり、人生で一度突き抜けると、その先に見える世界は色が全く違って見えます。
この夏で彼らの人生が変わる経験を積んでいるのかもしれません

とても楽しみです。
一体どこまで行くのか。

毎年感じていますが、自己ベスト更新は間違いありません。
史上最高の夏。

残りの日々を思い切り楽しみましょう~!!

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