スポンサーリンク

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています。

 久しぶりの学校!
 やっぱり朝から基礎英語3とラジオ英会話を聞いて、運動して、教室に顔を出して、いろいろと準備するとスイッチが入りますね~。私の場合、仕事と趣味の線引きが限りなく曖昧なので、通常通りの日々だとすこぶるお仕事が進んで充実感があります。この4日間で実感したのは、定年退職後に部活も何も無くなったら・・・。本当に信じられなくらいつまらない一日が待っているのでしょうね。私は生涯スケジュールが詰まっていた方が幸せのようです。これも91歳で現役バリバリの秋山紀夫先生の影響でしょうか。

 さて、珍しく推薦図書。
 『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています。』 小林昌平著
 実は私は国士舘大学文学部教育学科倫理学専攻を卒業しております。昨年で倫理学専攻は無くなってしまったそうで、本当に悲しいの一言ですが・・・。そこで、本当にかじった、いや眺めた程度の勉強でしたが「哲学」の素晴らしさ、そしていつの時代にも通用する「本質」を追及することは、多くの人を「幸せ」にすると思ってきました。

 生き方にも「哲学」を感じられるか。私ならば「部活動」に顧問としての「哲学」はあるのか。つまりは「あるべき姿」を追求し続ける中で、おぼろげながらも見えてくる自分なりの答えということです。そして自分なりの答えを出すうえで、先人のアドバイスがどれほど有用か!授業でもぜひ一家に一冊『論語』をと伝えていますが、この著作はダイジェスト版として広く一般の皆さんに「哲学」の素晴らしさを知っていただく貴重な窓のような存在だと思います。

 「将来、食べていけるか不安」 アリストテレス
 「忙しい。時間が無い。」 アンリ・ベルクソン
 「お金持ちになりたい」  マックス・ウェーバー などなど。25のテーマについて、著名な哲学者の難解な著作からエッセンスを抜き出して読みやすく説明してくれています。

 「自分と他人を比べて落ち込んでしまう」 ミハイ・チクセントミハイ
  まさに中学生ごろから強くなり、高校、大学、そして大人になっても感じる「劣等感(コンプレックス)」。私も今から振り返れば「劣等感」の強い人間だったと思います。学歴、音楽の専門教育を受けていない、家族 などなど。あ、でも忘れっぽいのでそれほど深刻ではありませんが。それを自分なりに向き合ってきた過程が、このチクセントミハイ氏のお話でストンと腑に落ちました。いや~さすが哲学者。すごい!感動!!

 ぜひこの感覚を皆さんにも経験していただきたい!
 興味のある方はぜひご一読ください。ちなみに金子家の子どもたちにも与えましたが、今のところ読んだ形跡はありません。。。難しいものですね。薦められて実行するのは2%。そこから継続するのはその中の10%と言われています。「実行しただけでもトップ2%」といつも自分に言い聞かせてきました。

 もし読んだら感想を教えてください。
  

コメント

タイトルとURLをコピーしました