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キャプテンとしての責任。

 わたしはおおみや市民吹奏楽団に長らく在籍しているのですが、この4月からキャプテン(代表)という大変な役目を任されております。何とも若輩者のの自分では団員のみなさんは不安でしょうが、非常に有能な方々(いや~官僚って言ったら怒られますね。)に助けて頂いて、何とかここまで進んで参りました。
 先日第14回定期演奏会を終え、次に向けてスタートするに当たって、とても重大な決断をしなければならなら場面がありました。各方面と調整し、サブキャプテンとも話し合いを重ねた上で決断をしました。みんなで話し合った決断ですが、責任者の「私の判断である」ということで、経緯、理由を団員のみなさんに伝えなければなりません。本当に胃が痛くなる思いで、楽器を吹いていてもきもそぞろでしたが、何とかお話をする事ができました。(まだまだこれからが大変です。まだまだ。)
 この経験は本当に貴重なものだと思っています。自分が責任を負う、という事について「初めて」と言って良いほどのプレッシャーでした。しかしこの事で「リーダーとは」ということを本当に考えさせられました。そして少し理解が進んだ気がします。これまでも様々なおおみや市吹で代表者としての経験は、部活動の顧問にもつながる事が多かったです。しかし・・・。なぜか今回の決断のように「悩み、苦しむ決断」というものを部活動でしたという記憶はありません。この事がとても気になってずっと考えていました。未だに確信はもてないのですが、多分本当の意味での「責任」を感じていないからではないか、と考えています。うまくいっても、うまくいかなくても「自分の責任」をそこまで重く感じていないのではないか。今回市吹の時には「この決断で市吹はどうなってしまうのだろうか」と思い悩みました。しかし部活では私の決断で(良くも、悪くも)物事が進んでいきます。だからこそもっと考えなければいけない、自分の責任を感じなければいけない、と思いました。
 久喜高校吹奏楽部にとって今の時期は、目標へ向けて到達できるかどうかの瀬戸際です。もうすでに多くのライバルたちは助走を始めています。私自身も先生方のアドバイスを頂きながら、練習の方向性、何をすべきなのか、ということがおぼろげながら見えてきました。しかしここの所「本当にこの方向性で進んで大丈夫なのか。」と思い悩んでいます。西関東という目標はとても高く、その道のりは長くて険しいです。本当にみんなが心を一つに出来るのか。目標を意識して厳しい練習に高い意識で取り組めるのか。私がこの目標に向けてスタートを切る、本気で進めていくという決断がこの久喜高校吹奏楽部をどうするのか。(一体どうなってしまうのか!)少しででも不安、疑問を感じるときには・・・。皆さんに聞くしかありませんね。
 このような問いをみなさんに何度か投げかけましたが、これからも何度も確認する事になるでしょう。皆さんは日々成長し、変化しているのですから。最初に立てた目標を最後まで持ち続けられる確証は一つも無いのですから。
 しかしそれを繰り返していくうちに一人一人の意識が高まり、目標を達成出来る状態になったとき。私たちは素晴らしい演奏をしている事でしょう。私の頭の中には、その時の皆さんの雄志が鮮明に浮かび上がっています。私の中には期待と不安のどちらもいっぱい詰まっています。
 

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