令和4年3月14日(月)
月曜日は朝から大忙しでした。
卒業式
第134回生(吹奏楽部第58代)卒業式でした。
今年度も残念ながら吹奏楽部の演奏は無し。
ちなみに長女の通う、某A高校では吹奏楽部の演奏はもちろん、国歌も校歌もばっちり合唱したようです。
とは言え、3学年担任として何とかこの日を迎える事が出来て良かったです。
とにかく緊張する呼名。
実は、先週11日の卒業式予行の時に表彰があり、副主任の私は呼名を大量に経験できました。
皆勤賞、部活動功労賞(部長)、生徒会功労賞(生徒会役員)、その他表彰です。
100名以上を呼名したので疲れましたが、私の卒業式の予行としてはばっちりでした。
ということで、卒業式本番も無事に呼名を終了。
テンポ♩=80 で刻みならがら、一切顔を上げずに呼名簿だけを睨みながら・・・。
顔を上げるとか、よもや何も見ないで呼名するとか。
信じられません。
本当に。
出来る方を心から尊敬します。
今回もお一人だけ呼名簿を見ないでやっていました・・・。
ビビりの私には絶対できないです。
というか、そこまでのリスクを冒す勇気が私にはございません。
愛情が足りないわけではありませんよ!
さて、不動岡高校の卒業式といえば「長い!」という印象でした。
とにかく来賓祝辞が多い・・・。
この県会議員が話したら、あの人もと・・・。
政治家がここまで多く臨席する卒業式は三校目で初めてでした。
さらに、歌もたくさん歌う(国歌、校歌、仰げば尊し、3年生の歌)ので当然長くなるわけです。
コロナの影響下でこれらが無くなり、かなりすっきりしました。
合唱が無いのは本当に残念ですけど・・・。
そして、退場のクラスごとの呼びかけ。
先輩たちの卒業式を見ていない代になってしまいましたが、しっかりと伝統を受け継いでいました。
ちなみに我が3組は最後に、「第一志望に合格しなくてごめんなさい!」ってクラス代表が叫びましたが、全員で「ごめんなさい」って言う必要はないかなと・・・。
結構第1志望に合格した生徒もいますから!
叫んだ本人はその通りでしたが・・・。
彼は大量の荷物をさらに置いていきました・・・。。。
とは言え、まとまりの良い、素晴らしい呼びかけでした。
最後のHR。
3組は、大人しい人が多かったかな。
女子はしっかりした人から、ふわふわした人、どっか飛んで行ってしまいそうな人まで・・・。
男子は基本的に幼い人(小学校12年生かなって思うときも・・・)、コツコツ頑張る人、元気いっぱいの人などなど。
私が学校で一番大切にしてる「個性を出せる場」を作る、という点ではまあまあでしょうか。
やっぱりクラス行事が無い、一緒に食べモノ食べられない(すごく大切!)、など人間関係を作り上げるにはハードルがとても高かったです。
思い出のBBQ
実は、昨年度末には2年生のクラスでBBQをやりました。(30人ほど集まった!びっくりしました!)
エネルギッシュな女子たちが、「大人がいないとできないんです!」ってことで、保護者として参加しました。お金出すだけでなく、火をおこしたり、肉を焼いたり。まあ、自分の家でのBBQより働いたな~。
コロナに負けず、みんなで楽しいBBQで思い出に残っています。
ああいう企画がとっても大切だと思います。
何でもかんでも自粛。
では、そのうち人生が終わってしまいます。
こういう時に真面目過ぎるのも考え物かなと。
もちろん、それは個人の価値観ですから否定も批判もしません。
結局、とても不安視された修学旅行も無事に行けました。
あの時も安全、安心を1番に考えていたら、当然中止という選択肢を選んでいたと思います。
しかし、「高校生の修学旅行は大切!」という価値観を優先したわけです。
この価値観による選択はとても大切です。
コロナが私たちに問いかけていると思います。
リスクを取るのか、取らないのか。
ノーリスク、ノーリターンです。
その点、134回生はしっかりとリスクを取って、行動して、十分貴重な経験を積むことが出来ました。
私たち大人も飲み会が無いのが本当に残念。
ストレス解消、人間関係構築に飲みにケーションは重要だと思っています。(古い世代でしょうね・・・。この考え方も)
本来の活動が出来れば、もっともっと濃い人間関係を作れたとは思います。
とは言え、ここまでリラックスして高校生活を送ってくれたのだから良しとしましょう。
とにかく、この時期に自分自身と向き合って、少しは自分にOKを出せるようになって欲しいです。
人と比べる事の多い年代。
傷つきながらも、でも自分も捨てたもんじゃない!って思えるタイミングがそれぞれの場所であればうれしいです。そんな環境を整えるのが教員の役目だと思っています。
とは言え、3年生ともなれば何もすることはありませんでしたが・・・。
勉強もそれぞれが、自分のペースで頑張っていました。
常に全員を応援していましたが、どちらかというと見守ることに専念しました。
というのも、3組の生徒(というより134回生全体)は基本的に真面目で優秀。
ですから、一番ケアが必要なことはメンタルだろうと予想していました。
予想通り繊細な生徒が苦しむ場面もありましたが、学校に来れば、クラスに来ればちょっと気がまぎれる、そんな場所にしたいと思ってクラス経営をしました。
どうだったでしょうか?
もはや、不動岡高校ではおしりを叩く必要はないレベルに到達したと思います。
ほぼ私文クラスでしたが、担任がうるさく言わなくてもやるべきことをしっかりとやり、最終的に国公立、私立ともに結果を出してくれました。
また、ちゃんと!?浪人生も誕生。
自分の目標にこだわりを持ち、あえてもう一年頑張ろう!と決断したことは素晴らしいです。
自ら苦労をつかみに行く、その姿勢、思考は今後の人生に大いに役立つはずです。
しかもトップレベルの実力がありますから、ぜひ最高学府を目指して頑張ってもらいたいです。
ということで、文化祭でもあっさり柏陽賞(クラス企画1位)をとったり、遊び企画にも付き合ってくれたり(鬼ごっことか・・・)、最後にはお花まで用意してくれて、本当にできたクラスでした。
前回、初めての不動岡高校での担任でも感動が多々ありました。
でも、今回はそれを上回る「不動岡生」の実力を感じました。
ぜひ、高校卒業後は世界で活躍する「品格あるリーダー」として羽ばたいてください。
応援しています~!!
そして、ありがとうございました!
FWO58代
吹奏楽部第58代の皆さんともお別れです。
引退式がありますけどね・・・。
次女が気に入って、夜は一緒に寝ていました。
いや~本当にありがとう!!
とってもありがたいです。大切に、これからずっと使います。
毎年の事ですが、このようにお気遣いを頂いて本当にありがとうございます。
マグカップだったり、かつては保護者会からトートバッグを頂いたり、日々活躍するFWOグッズに囲まれて幸せです。
ボールペン。無くさないように・・・。それだけは。
マリッジリングですら行方不明の私ですので・・・。
気を付けます。
アルフレッド・リード
第13回国際音楽祭inKAZO
にて、秋山紀夫先生指揮で
「音楽祭のプレリュード」
「アルメニアンダンス part1」
を演奏します。
どちらも私自身が大好きな作品。
合奏しているだけで幸せを感じる事が出来ます。
Tubaを吹いているK君に「リード楽しいでしょ!」って聞いたら
「すっごい楽しいです。」
そうなんです。
テューバの使い方が本当に素晴らしいのです。
テューバの5度で重ねる譜面なんて、リード先生以外でほとんど見ません。
低音の動きがまるでバッハのように、とてもとてもメロディを感じさせてくれるのです。
もはや、伴奏という言葉は不適当かと。
メロディです。
とにかくたっぷり、心行くまで楽しんでもらいたいです。
どのパートも魅力的な旋律であふれています。
また、ファンファーレも見事なオーケストレーションで他の曲では無いほど響き渡ります。
打楽器の扱いも見事。
やはり、吹奏楽の世界でオーケストレーションの手法について、一つの概念を確立した偉大な作曲家でしょう。
演奏していて楽しい作品。
それこそ、音楽をやる喜びそのものです。
ちなみにアルメニアンダンスは5/8 の舞曲の部分が本当に難所です。
ゆっくり、メトロノームを使って、歌ったり工夫して音楽をとらえていって欲しいです。
「音楽祭のプレリュード」は三連符が大変。
あと、気持ちよく吹きすぎてしまうのも課題です。
演奏者、聴く側も楽しい演奏にしたいですね。
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