今日は朝から本当にバタバタでした!
クラスの席替えに、小テスト、それにプリントの準備と、やることがいっぱい。
なぜこんなに忙しいか?
それは、来年度の第3回定期演奏会の会場を決める抽選に行かなければなりませんでした。
そして、次回の定期演奏会の会場は…なんと!
加須市内のパストラルかぞに決定しました!
私にとって、いつもの場所でもあるパストラルに帰ってきました。
ちなみに、ゴールデンウィークには不動岡高校さんが定期演奏会を行っています。
実は、私が不動岡高校で顧問をしていたときに、パストラルかぞを定期演奏会の会場として使い始めました。それまでずっと羽生市産業文化ホールを使っていました。
それを、「同じ加須市内だから」という理由で、2年目にパストラルに変えました。
それから、ファミリーコンサートをしたり、2回公演に挑戦したりと、演奏会がどんどん充実していきました。
さて、後からできた開智未来も同じ加須市。
ということで、パストラルで演奏会をしたいと考えました。
不動岡高校と相談させていただき、令和8年のゴールデンウィークは、5月3日が不動岡高校さん、5日が開智未来になりました。
ぜひ、この機会に両校の素晴らしい演奏を楽しんでみてください!
私達は、まずは胸を借りるつもりで頑張ります!
でも、来年度はA編成のコンクールに挑戦するので、ライバルとして見てもらえるくらいレベルアップできるように頑張ります!
そんなこんなで、無事にホールの予約が終わって一安心。
今日は5時間授業がぎっしり詰まっていたので、その後はノンストップで授業、授業、また授業!
やっぱり、みんなとやり取りしながら進める演習の授業は、すごく盛り上がって楽しいです。
みんなはどう思っているのでしょうか・・・。
まだ授業が始まって1ヶ月だけど、みんなの反応がすごく良いのでとっても楽しいです!
この調子で、しっかりと内容を理解して、知識を身につけてくれれば完璧!
次の考査や模試が楽しみです。
そして、1年生の公共の授業も2年生の世界史探究も楽しい!
ただ、ちょっと私が話しすぎちゃうのが反省点…。
みんなが一生懸命に聞いてくれるから、つい色々と話したくなっちゃうんですよね。
これでちゃんと学習効果が上がっていれば良いのですが…まあ、もしかしたら自己満足かもしれません。
もっとみんなにとって質の高い授業ができるように、これからも色々と工夫していきたいと思っています。
まだまだ試行錯誤の毎日ですが、少しずつでも良くなっていくはずなので、楽しみに待っていてください!
オリママの回顧展
夕方はお休みをいただいて、彩の国さいたま芸術劇場で開催された、亡くなった作曲家 織田英子さんの回顧展に行ってきました。
織田英子さんは、トランペット奏者の織田準一先生の奥様で、金管5重奏団「上野の森ブラス」のためにたくさんの素敵な曲を作られた方です。
織田準一先生には、おおみや市民吹奏楽団ができた頃からずっとお世話になっていて、本当に長いお付き合いなんです。(最初の定期演奏会では、織田先生のトランペットソロで『ヴェニスの謝肉祭』で伴奏をしました)
そんなご縁もあって、「上野の森ブラス」(皆さんは東京藝術大学をよく「上野動物園附属大学」なんて冗談を言っていました)のコンサートによく行かせていただきました。
また、織田先生にご紹介いただいて、「上野の森ブラス」でチューバを演奏されている杉山純先生にレッスンに通うこともできました。
そんな、本当に色々とお世話になった織田先生の奥様、英子さんが、2月に闘病生活の末にご逝去されました。
すぐに、空いている会場を探して、彩の国さいたま芸術劇場の音楽ホールを予約されたそうです。
そして、回顧展と題して、お別れのコンサートが開かれました。
出演者はなんと総勢200名!
時間も3時間半という、本当に盛大なお別れ会でした。
演奏された曲は、全て織田英子さんが作曲された作品でした。
楽器の曲から合唱曲、そして最後は吹奏楽の曲まで、本当に色々な種類の作品があって、どれもスタイルが違っていて、長いコンサートがあっという間に感じられました。
当たり前かもしれませんが、どの曲も本当に素晴らしかったです。
何よりも、作曲された織田英子さんのお人柄が伝わってくるような、温かい作品が多かったのが印象的でした。
ちなみに、第3部では、織田先生と親交のあったプロの演奏家の方々による吹奏楽の演奏があって、テレビ番組のために作られたというその曲は、すごくドラマチックで、本当に素晴らしい作品でした。
でも、織田準一先生(オリパパ)によると、その曲について奥様の英子さん(オリママ)は「仕事でやった作品だから、自分らしくない」とおっしゃっていたそうです。
プロって、求められるレベル以上の作品を、依頼に合わせて作ることができるんですね。
だからこそ、仕事として成り立つんだなと思いました。
確かに、その曲は映画音楽のように、場面の雰囲気にぴったりと合うような作品でしたが、他の英子さんが「好きで描いた作品」とは、随分と雰囲気が違うように感じました。
その違いからも、作曲家 織田英子さんのお人柄が伝わってくるようでした。
作品の素晴らしさ、展示されていた楽譜の美しさ、そして丁寧に書かれた記録にも感動しました。そして、何よりも会場に集まった人の多さに本当に驚きました。
お客さんは、入れ替わり立ち替わりでしたが、600席ほどあるホールの定員を軽く超えるほど、たくさんの方がいらっしゃっていたと思います。
これも、ご夫婦のお人柄なんだろうなと思いました。
人の最期の時って、その人の人生そのものが現れるように感じます。
ああ、こんなにもたくさんの人に見送られるというのは、本当に素晴らしいことだなと、心から感動しました。
織田英子さんの作品たちが人生の最後に、「私はこんな風に生きてきましたよ」と、微笑んで語りかけているようでした。
まさに「生き様」という言葉がぴったりでした。
このような感動的なステージを、観客として共有できたことに心から感謝申し上げます。
そして、機会があればぜひ、織田英子先生の作品を演奏させていただきたいと思いました。
作曲家の作品は、こうして永遠に残っていくのですね。
とても心が温まる、素晴らしい空間でした。
ありがとうございました!
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