令和4年8月8日(月)
とうとう県大会2日前になりました。
やっぱり課題曲5番はやればやるほど見えてくることがあり、とっても楽しいのですが、とっても大変です。
昨年の「シェーンベルク」もそれなりに好きになりましたが、今年の「憂いの記憶」の方がより感情移入しやすいです。
それは、完全に和声から離れていないからではないでしょうか。
特にクライマックスには協和音程が設定されていますし。
そういう意味でも、取り組む時間が長くなれば理解が進んで受け入れやすくなるようです。
とは言え、長らく課題曲5番を練習していると、不協和音でも、和音であるということ体にしみこみます。
減三和音でも、短二度でも、やっぱり音が重なるだけできれいなんです。
そして、個別の音の重なりにもそれぞれ個性がありますが、それがストーリーをもって並んだ時に全く異なる印象を与えます。
だんだん理解が進んで、この作品の緻密に練り上げられたストーリーに結構魅了されています。
たぶん、自由曲と連動してより良さが感じられているのだと思います。
マーチング
昨日は一日お休みだったD部のマーチング練習。
マーチング経験者の1年生3名が一生懸命指導してくれています。
驚くべきことに、すでに楽器を吹きながらコンテ(マーチングの動き)を入れています。
昨年はどうにも動きが仕上がらなくて、演奏はもう本当に直前になって入れた記憶があります。
今年のマーチングはすごいです!
これにA部の1,2年生が合流したら、それはもう見事なステージになること間違いなし!
ちなみに、D部の皆さんはマーチングの基礎練習はもちろん、「体幹トレーニング」までやっていました。本格的。
とっても暑い中で、動いて、楽器吹いてと頭も体も疲労していることでしょう。
しかし!
ここで鍛えられた皆さんは、間違いなく精神的にも、肉体的にもたくましく成長しています。
この夏を終えると、一段と力強く成長していることでしょう。
少ない2年生を中心に、みんなでよく頑張っています。
本当に素晴らしい!
マーチング、いいですね~。
今年も県大会を突破できるよう頑張りましょう!!
レッスン
今日は黒川先生にお越し頂き、客観的に聴いていただいて最後のチェックをさせてもらいました。
今シーズン2回目。
自分たちがやろうとしていることがちゃんと伝わるのか。
自分たちの見落としが無いか。
自分たちの思い込みは無いか。
同じ人間がずっとやっていると、どうしても視野が狭くなり気が付けることも見落としがちです。
実は、こうやって外の人に直前にチェックしていただくのは実は初めてで、とっても良かったと思います。
やはり課題曲。
もっと「キメ」を分かりやすく伝えよう!
ということでした。
また、打楽器へのアドバイスも多かったですね。
やはり打楽器の存在は吹奏楽においてとても重要だと再認識しました。
打楽器の皆さんにはここからさらに研究を深めてほしいです。
色々と工夫をしてみたけど、とりあえず県大会には間に合わないので戻した部分もありました。
県大会後に再チャレンジしたいです。
また、先ほども触れた「憂いの記憶」の音楽的なストーリーをしっかりと理解して演奏することがとても大切です。
特にアーティキュレーション、ダイナミクスで場面を表現しているので、その選択をしっかりとし続けること。
ただどっかんぼっかん、激しい演奏だったね。みたいなことにはならないようにしましょう。
「バッハの名による幻想曲とフーガ」
ちょっと冷静になって、うまくいっていない箇所を再認識しました。
やっぱり冒頭は私が迷っていたので、しっかりとテンポ設定をして指揮で提示できるように修正します。
かみ合わせの悪い部分も、明日再度徹底したいと思います。
また、より積極的に表現をしようとテンポを遅くしたりしたのですが、やっぱり指示通りのテンポが一番良いということにも気が付きました。
色々と工夫したのですが、この作品の完成度が高いので基本的に手を入れる部分は無いのです。
黒川先生のアドバイスで、うまくいっていない部分が把握できて、その解決方法も見えたので本当にありがたい時間になりました。
16:00までのレッスン、17:00完全下校ということで、あっという間のレッスン3時間でした。
時間が短いと集中力が上がりますね。
長いと、やれることが増えますが、「質」を維持することが難しくなります。
不動岡生は部活以外にもやることがたくさんあるので、集中して「質」の高い練習をしていきたいです。
とはいえ、コンクールではあまりにやるべきことが多いので、単純に時間は必要です。
かなりの時間をかけて積み重ねて、とうとう県大会という山場を迎える時が近づいてきています。
やっぱり緊張するな~。
昨日は結構ワクワクしていたんですけど、今日はなんだか緊張してきちゃいました。
指揮者の責任も大きい作品なので、まずは自分の責任をしっかりと果たせるよう、最後まで音楽と向き合います。
とにかく2曲ともいい曲です。
選曲はずっと迷いましたが、今は「この2曲にして良かった!」と心から思っています。
課題曲も自由曲もソロが多いのですが、すべてのソロが素晴らしい!
または、素晴らしくなった!
これだけ頼りになる奏者が各セクションにいるのは、本当にありがたいことです。
ここまで一生懸命に音楽に取り組み、腕を磨いてくれた皆さんに感謝です。
そして、メンバー全員がそれぞれ一歩を踏み出そうと、今日の練習でも集中力を発揮していました。
これが、FWO名物の「火事場の○○力」の正体でしょう。
あと一日。
まだまだやれることは山積みです。
そして、金管はそろそろ疲れを抜かなければなりませんね。
まあ、若いので2日も休めばばっちりでしょう。
さ~残すところあと1日!
県大会が楽しみです!!
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