ジュニア管打楽器コンテスト 高校生部門
金管8重奏 「ズライカの巻より 10番目の詩」 作曲 日景貴文
この作品で全国大会(本選会)に出場する事が出来ました。
録音
この緊急事態宣言下ですが、特別措置ということで練習をさせてもらえました。
せっかくの機会ですので、パストラルかぞを借りて録音!と思ったら、残念ながら緊急事態宣言によって新規受け付けはストップしていました・・・。
そこで、不動岡ホールで録音となりました。
そこで録音は専門家の三国浩平さんにお願いしました。
三國さんは作曲、編曲、録音と多彩なお仕事ぶり。
実は数年前に日本吹奏楽指導者協会埼玉県部会のコンテストで審査員として不動岡高校にもお越しいただいていたそうです・・・・。すっかり忘れておりました。
また、助手!?として作曲家の日景貴文先生までお越しくださいました。
初めて専門的な録音の現場を見るので、私自身興味津々。
セッティングを見ていると、マイクは4本。
ホルンの後ろ、ユーフォニアム、テューバの後ろ、そして正面に二本。
やはり指向性の違う楽器の音を個別にとって、バランスを調整するのですね。
だから、CDと実際の演奏の印象は異なるのでしょうね。
ちなみにバーンハウスの参考音源は、とにかくフルートがでっかい。
あと、各パートがバラバラに聞こえてくる。
これも録音技術の効果なのでしょう。
これらのマイクをMacをつないで準備万端。
やはり音楽系の皆さんは基本Macユーザーなのですね。
1時間の録音でしたが、5回ほど通しましたね。何か所か部分でも録音して、最後はへとへとになってましたね。私は遠くから見守るだけでしたが。
早速、夜には完成した音源が届きました。
これが聞いてビックリ・・・。
いや~専門家の力は偉大です。かなりのお化粧効果に感動してしまいました。
ちなみに事務局への音源の提出はDropBoxに送るという方式。
これからスタンダードになるでしょうね。
実は、来年度のJBAソロ・コンテストでもこの方式を検討しています。
実際やってみると、提出する側はとっても楽でした。提出される側はどうなんですかね。
いずれにせよ研究が必要です。
どんどん新しい技術が登場するので、自分の中のデータをアップデートしていかなければ全くついていけません。
年齢を重ねてもそれは同じ。
一度身に付けた技術が、それほど長くはもたない時代なのです。
どんどん修正して、最新のものにする努力が不可欠です。また、新しものも積極的に学ぶ意識が大切です。
とはいえ、私の場合は「指揮」、「指導」、「授業」などなど、常に磨き続ける必要のあるものばかり。と考えると、時代は変わっても「アップデート」は必要不可欠なのではないでしょうか。
つまり一生涯に渡って勉強し続けるということでしょう。
とにもかくにも、コンテストの結果が楽しみです。
ハイキュー!!
※ネタバレありですので、これから視聴される方はご覧頂いてからお読みください。
日々見ている「ハイキュー!!」
とうとう、インターハイ予選が始まりました。
私がとっても惹かれたのは、1回戦敗退の学校、生徒にスポットライトを当てている部分。
烏野高校が1回戦で対戦した常波高校。
この学校には、キャプテン 澤村大地君の中学時代の同級生が在籍しています。
常波高校は普通の部活で、1回勝てればいいね!という雰囲気の部活。明らかに烏野とはテンションが違います。
澤村君の同級生 池尻隼人くんは、会場で澤村君に再開すると、すぐに高校3年間の過ごし方が違っていた事を感じます。
交錯するように烏野高校女子バレー部も1回戦に臨みます。相手は強豪校で、まず勝ち目はないという残念なくじ運。
スポーツではこういう事も大いにあるでしょう。
ちなみに、初任の庄和高校では野球部のくじ運が悪くて・・・。春の地区大会が春日部共栄、夏の県大会も春日部共栄。相手は甲子園出場校。なかなか高い壁です。
結果はコールド負け。
本当に毎日頑張って練習して、最後の大会がこうやって終わるのか!と、その厳しさを野球場で見守ったことを思い出します。
こういう事が部活動では当たり前に繰り広げられます。
じゃあ、勝てない部活で頑張ることは意味がないのか?
アニメの中でも「お前たちにはたった1点かもしれない。でも俺達には意地の1点なんだ!」と池尻君が心の中で言います。
試合中にリベロの西谷(にしのや)君が本気で悔しがる姿を見て、常波高校のメンバーが烏野高校が本気で戦っている事に気が付きます。
俺たちも本気で!となります。
また、烏野高校女子バレー部でも追い詰められる中で、あの時もっとちゃんと練習していれば、朝練をやっておけば、と後悔の思いを口にします。
誰もが「終わり」を目の前にしたとき、「やったこと」ではなく「やらなかったこと」を後悔するのです。
試合を前にして、烏野高校男女バレー部の部長同士の会話
女子バレー部長の 道宮結 さんは、「なかなか朝練にも人が集まらなくって」と弱音を吐きます。
男子バレー部長の澤村君は「俺たちだけは、みんなの前で弱音を吐いてはいけない。」と言います。
そう。リーダーも心の中では戸惑い、諦め、弱音を吐く時があります。でもそれをぐっと心にしまって、メンバーを鼓舞しているのです。
道宮さんも、最後は泣きじゃくるメンバーをなだめていましたが、人の輪から離れると一人涙します。
本当に立派なリーダーです。
部活動は、人生の疑似体験ができる貴重な時間だと思います。
部活は「主体性」を発揮する(自分で選ぶ)からこそ、そこにある学びは貴重なのです。
好きな事だからこそ、大きな壁と向かいあって行けます。
人生は「選択」の連続。「やる」か「やらない」か。
色々と理由をつけて、「やらない方」を選択して、最後の時に「後悔」するのです。
あのとき「やっていればよかった!」と。
1回戦で高校の部活を終えた彼らは、その結果から「何か」を学んでくれているはずです。
次につながる「何か」であると信じています。
「ハイキュー!!」の魅力は、「部活」について作者の強い思いを感じるところです。
それはバレーボールだけでなく、何かに情熱を注いだ人たちすべてに送るメッセージではないでしょうか。
我が家の長女は演劇部。「ハイキュー!!」にドはまりしていますが、やっぱり「部活」を通じたメッセージに共感しているのではないでしょうか。
ちなみに私はかなりの頻度で視聴しながら泣いてしまいます。
やっぱり引退、生徒の後悔、とかを見ていると、これまでの思い出と重なって冷静には見られません。
これは自慢!?ですが、毎年、本気で頑張る高校生と毎年「人生1度きり」の日々を過ごしています。
ですから、最後の時に冷静でいる事は出来ません。これは何回経験しても変わりません。
ちなみに、伊達工業高校の「鉄壁」を破るところまで視聴しました。区切りで終わらせないと、永遠に見続けてしまいます・・・。
伊達工業の「鉄壁」は エース 東峰 旭くんの心を折った因縁の相手。彼は3か月前の公式戦でシャットアウトされて、完全に自信喪失となり1か月部活を離れました。
その旭くん。身体は大きく、パワーもあってエースらしい存在。
ところが内面は本当に心優しい、勝負には不向きの性格。
そんな彼が挫折から立ち上がり、乗り越える部分は非常に見ごたえがありました。
「鉄壁」にぶつかるシーンでは、親娘で思わず声が出てしまいました。
「ハイキュー!!」では1人1人が素晴らしい「個性」を見せます。
烏野高校だけでなく、他校の生徒も魅力的です。
作者によるキャラクターへの思い入れが相当に深いのでしょう。
その結果、視聴者は様々な登場人物のファンになります。
ちなみに私は 菅原孝支 くん が好きですね。
天才 景山飛雄 の加入で、正セッターの座を奪われる3年生。でも彼は最後まで諦めず、そしてチームのために自分の出来る事をやり続けます。
まだ分かっていませんが、景山と日向の「変態速攻」(と密かに呼ばれる)の秘密も菅原くんが授けました。
なぜそこまで、チームの事、仲間の事を考えて行動できるのでしょうか。
「こんな高校生いないよ!」って思ったり、いや「いてほしい!」と思ったり。
また、1年生で唯一試合出場機会が無い 山口忠くん。
彼も「試合に出たい!」という思いから、卒業生によるおやじ(若いのにそういう名前)バレーチームにいた先輩(たぶん)に「フローターサーブ」を教わりに行きます。
「おれだけ試合に出られないのは嫌なんです。」これは普通。
「次の試合には間に合わないよ。」と言われると、
「この先、自分の武器を身に付けていきたい。」と再度お願いします。
先を見据えて、自分に出来る事を探す姿勢。
彼もこの先、試合で活躍する時がくるでしょう。その時は、涙なしには見られませんね。
「おれは見てたよ!あの時頑張ったもんね!」って、視聴者全員が思うのではないでしょうか。
私が視聴を終えたのは第1シーズンの半分ほどでしょうか。
第4シーズンまであるんですよね・・・。楽しみですが、なかなかの分量。少しづつ見ていくようにします。
次は県ベスト4の強豪の「青葉城西高校」の試合かな?楽しみ!
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