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アンサンブル発表会

令和4年9月25日(日)

3連休最終日は、恒例の部内アンサンブル発表会でした。

令和4年度 FWO部内アンサンブル発表会
毎年恒例のアンサンブル発表会。今年は11団体が演奏を披露しました。
大勢の保護者の皆様に聞いていただき、かなり緊張感のある中で各団体が一生懸命に演奏してくれました。

FWO 今シーズンのアンサンブル

演奏を聴いた印象は、例年以上に全団体のレベルが上がっていると感じました。

いわゆる「底上げ」が出来たという印象です。

例年は、初心者チームの演奏が止まりそうになったり、事故多発で祈るような思いで見守る団体があります。

しかし、今回はどの団体もそれなりにトラブルはありながらも、楽しく演奏を聴くことが出来ました。

ちなみに、普段の合奏で受ける印象とはずいぶん違いました。

個々のレベルが大きく伸びたという面と、合奏では違う雰囲気で演奏しているのか?という疑問と、まだまだ検証が必要です・・・。

これだけ一人一人がしっかりと演奏できるのなら、基礎合奏や合奏の音がもっと魅力的になるはずなのですが・・・。おかしい・・・。

さて、今年の結果は

吹奏楽連盟主催アンサンブルコンテスト

クラリネット8重奏 「絵のない絵本」 ~第12夜~ 樽屋雅徳作曲

この作品は何度か取り上げていますが、アンサンブルコンテストに出場するのは本当に久しぶりかもしれません。

そもそも、アンコンにクラリネットアンサンブルで出場するのは3年ぶりかな?
久しぶりです。

現在の2年生、引退した3年生の代と2年続けてクラリネットの経験者が1名しかいませんでした・・・。
今年の1年生は5人!いや~本当に良かった。

さて、このクラリネットアンサンブルでは2年生の頑張りは目を見張るものがありました。

冒頭のサウンドから「これはいい!」と思わせる、クラリネットの魅力が見事に伝わる音楽になっていました。

5名の2年生に3名の1年生。

チームの雰囲気も良さそうなので、これからの練習も楽しみです。

金管8重奏 「幻影」より 第1楽章 切り裂かれた都市 小長谷宗一作曲

大変な難曲を見事に演奏していました。

個人の実力が高く、このアンサンブルコンテストを通じてトップレベルの実力と自信を身に付けて欲しいです。

このチームも2年生が6名、1年生が2名と混合チームです。

気合いが入った雰囲気で、ここから更に磨きをかけて行ってくれるでしょう。
気持ちの強いメンバー!?がそろっているので、ほどほどに息抜きしながら頑張ってください。

両チーム共に11月のアンサンブルコンテスト頑張って欲しいです。

ちなみに、これまでアンサンブルコンテストではあまり納得のいく審査結果を得られていません。

というのも、打楽器8重奏からフルート4重奏まで、40団体をランダムに並べて評価するという、まるで異種格闘技のような大会です。

審査員の先生も相当にご苦労があると思われます。

必然、評価も不安定なものになってしまいました。

出演順、前後関係、その他もろもろ。

私は運営側は色々改革を進めるべきだと思うのですが(毎年改革案を提案していますが、ま~けんもほろろって感じです)、アンサンブルコンテストについては「こんなもんだな」とちょっと距離を取るようにしました。

この2チームは自信を持って送り出せますが、結果は全くどうなるか・・・。
思い切り自分たちの演奏をしてくるだけです。

そのうち、コンクールでもそんな境地になってしまうかもしれませんが。

下倉楽器アンサンブルフェスタ

3年ぶりに復活です。

フルート4重奏 「カクテル・パラダイス」 八木澤教司作曲

発表会の司会が何だか不思議な苗字に間違えていましたが・・・。

今回の司会は男子2名。
頑張れ。もっと堂々と話せるようになってほしいな~。

フルートはここにきて急激に成長したと思います。

3年の先輩の力が飛びぬけていたので、その陰に隠れていた印象がありました。

でも、2年生は魅力的な響きを作れるようになりましたし、1年生も順調に成長してくれています。

この作品はアルト・フルート、バス・フルートも活躍する面白い作品です。

聴いている人も「初めて見る!」と盛り上がるのではないでしょうか。

フルートが上手だと、バンドのサウンドも華やかになります。

ここからさらにキラキラと、華やかな音楽を作っていって欲しいです。

木管5重奏 「3つの小品」より J・イベール作曲

今年も木管5重奏にチャレンジしました。

しかも「王道」の作品。

とにかく難曲。

途中で「これは選曲を変更しては?」とアドバイスもしましたが、強気な彼らはチャレンジし続けて発表会を迎えました。

この作品を通じて一人一人が大きく成長していました。
クラリネット男子は朝から晩まで本当によく練習していました。

フルートは魅力的なサウンドで、イベールらしく音楽をしていました。

ファゴットは音程も良くなったし、見違える安定感で驚きました。

ホルンは「おおお!」と思うシーンが随所にありました。

そして期待のオーボエ。やっとオーボエらしくなってきました。

5人ともまだまだこれから。

でもせっかくこの編成でチャレンジしたのですから、3年生の先輩たちのように一人一人がFWOの看板になる演奏者に成長して欲しいです。

まだ残念ながらアンサンブルするところまでたどり着けていませんでした。
これからじっくりと曲と向かい合って、成長していってくれることを期待しています。

可能性を強く感じる演奏でした。

吹奏楽の日 「室内楽の愉しみ」

今年度から始まる、日本吹奏楽指導者協会埼玉県部会主催の新事業です。

FWOから出場するのは4団体!

金管8重奏 「楽市楽座 ーさくらの抄ー」 田村修平作曲

今回は流行り病の影響でテューバがお休み。

本当にかわいそうでした。
この制限はいつまで続くのか・・・。

早く政治的な判断が正常に下されるようになる日を願うばかりです。

しかも、諸事情により2年生が3名(1人欠)、1年生が5名。

しかし!この中でトランペットとトロンボーンの、なかなか心配な2年生男子2人が一生懸命にリーダーシップを発揮して頑張っていたようです。

とにかく一生懸命ですが、ちょっとズレている、ちょっと頼りない先輩。

本当に頑張っているんですけどね・・・。

これについていく1年生たちもなかなかの個性派が集まっています。

その伸びしろは未知数。
ある意味、FWOのテーマである「個性爆発」チームかもしれません。

ちなみに事前に見た演奏とは別人のような演奏で、中でもホルン、ユーフォニアムが吹けなかった難しいソロを見事に演奏していました。

やればできる。
かみ合えば大きな力を発揮することでしょう。
かみ合えば・・・。伸びしろは無限大。

とても面白いチームでした。

サキソフォン4重奏 「四重奏曲」 デザンクロ作曲

2年連続でこの作品にチャレンジしました。

大変な難曲。

早い段階から一生懸命に練習に取り組んでいました。

1年生のバリトンサックス男子も先輩たちに囲まれながら、演奏はしっかり(声は弱弱しいんですが・・・)吹けていましたね。

もともと実力もあるメンバーですが、いかんせん曲の完成度、表現までたどりつけていませんでした。

この曲を魅力的に演奏するのは至難の業です。

あえて、この作品にチャレンジしたのですから、ぜひ本番までに先輩を越える魅力的な演奏に仕上げて欲しいです。

もう一皮むけて欲しいと期待しています。

サキソフォン4重奏 「四重奏曲」 サンジュレー作曲

1年生チームです!

4人ともとてもよく頑張りました。

サキソフォンの魅力たっぷりの作品と向き合って、様々な気づきがあったのではないでしょうか。

非常に楽しみです。

サキソフォンパートの将来は安泰だな~と思いました。

ぜひ、アンサンブルを楽しんでもらいたいです。

あともう1団体は!木管3重奏です!!詳細はまだ秘密!(ってほどでもありませんが・・・)

他にも打楽器アンサンブルや、金管、木管などそれぞれに頑張っていました。

合奏とは違った視点から、より音楽を楽しむ経験をしてほしいというのがこの企画の意図です。

合奏よりも楽しい!

と思ってくれてもいいくらいです。

なんと言っても全員がメロデイがありますからね。

今日が始まりです。

それぞれのコンテストは頑張って欲しいですが、11月27日のオータムコンサートや12月25日のソロ・アンサンブル発表会に向けてさらに磨きをかけて欲しいです。

次は純粋にお客様に自分たちの音楽を届ける場所です。

プレッシャーから解放されて、心から音楽を楽しんで欲しいです。

それこそ、音楽をする喜びそのものですから。

今年のアンサンブル発表会も大成功でした!

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