令和4年2月24日(木)
本日はとても大切な埼玉県立高等学校学力検査。
一日中緊張する仕事でしたが、それが終わって準備室に戻ると戦争が始まったという報道。
北京オリンピックが終わって、そろそろかとも思っていましたが・・・。
本当に始まってしまいました。
学力検査
点呼・誘導係
私は朝から誘導のお仕事。
お隣のローソンに立つ予定だったのですが、何と「改装中」!!
駐車場の入り口にはカラーコーンが置いてあり、これならば大丈夫と一安心。
と思ったら、カラーコーンももろともせずに駐車している車が・・・。
お声がけして、学校敷地内での乗降をお願いしました。
やっぱりご迷惑をおかけしてしまいました。
店長さんがいらしてましたが、一声お詫びしておきました。
その後、正門で案内していると保護者の送りが多かったです。
やはり、コロナの影響で車での送迎が劇的に増加しているのでしょう。
せっかくだからと、正門まで送って、せっかくだからと記念撮影まで・・・。
学力検査当日に記念撮影とは、初めての体験でした。
実際、周辺のどこかに駐車しているのでしょう。
あれだけの数(50台ははるかに越える台数だと思います)の駐車はやはり、近隣にご迷惑をおかけしているでしょう。
来年度以降も継続課題です。
さて、冷え切った体を1時間かけて解凍しつつ、今日も論述指導。
国公立大学前期入試
とうとう、前期入試が明日になりました!
高等学校学力検査も大切ですが、大学入試も重要。
総合問題(群馬県立女子大学)
これがかなりの難問・・・。これをしっかり答えるのは大変と思いましたが、長女だけなく他の学生も同様に苦戦するのではないでしょうか。
やっと過去問3年分やって、その大変さに気が付いたようです。
筑波大
筑波大学の問題は、合計6年分ほどやりました。
確実に書く力が付きました。
元々実力がある生徒。あとは本番で落ち着いて時間内に書き上げるだけです。
これが結構大変なんですけどね・・・。
明日の問題がどんな内容か気になりますが、とにかく実力を出し切って欲しいです。
東京外語大
東京外語大を受験する生徒は、昨日の夜に4年分送ってきましたね~。
ファイルを開いてびっくりしました・・・。
気合が入ってますね!
まあ、こちらは毎年やっているので何とかなりますけどね。
この3件の準備を学力検査の合間に何とか仕上げました。
間に合って良かった~。
そして、学力検査終了後にリモートで指導。
※自宅でも指導。
本当にいい時代になりました。
来年度も継続していこうと思います。
それにしても「総合問題」の文章はとっても勉強になります。
なかなか馴染みのない文章なので、受験指導でもない限りこんなに真剣に読まないでしょう。
素晴らしい出会いでした。
やはり、自分の知らない領域との出会いは新鮮で素晴らしい刺激になります。
学校教育ではこの「セレンディピティ(幸運)」を発生させるべく、多種多様な学問を広く学ぶのです。
ぜひ、自分になじまない分野ほど楽しみましょう!
監督。
教室での監督を1時間、自習監督を1時間、別室受験(1名)の監督を1時間。
やっぱり緊張します。
受験生も真剣なので、サポートする私たちも身の引き締まる思いでした。
一番疲れたのは受験生でしょう。
でも、私たちも結構疲れました・・・。
皆さんお疲れさまでした!
ウクライナ問題
ウクライナ東部へのロシア軍による軍事侵攻。
そもそもこの東部は一体どうなっているのでしょうか?
ウクライナという国家の領内に、隣国のロシアが独立国を承認する。
??なんで?となります。
2014年4月7日 ドネツク州議会を親ロシア派が占拠し、「ドネツク人民共和国」の建国を宣言した。
2014年4月27日 ルガンスク州の親ロシア派が建国を「ルガンスク人民共和国」の建国を宣言。
5月24日 両国は「ノヴォロシア共和国連邦」を結成。
この2か月前
2月27日 クリミア自治共和国の議会を親ロシア派が占拠。
住民投票の結果、ロシア編入が多数を占め「クリミア共和国」、セヴァストポリ市が独立を宣言。
これらの動きの裏側にはロシア軍の援助がありました。
これに反発するウクライナとロシア、それぞれの国家(と自称)で交渉が行われたが難航。
この交渉が、いわゆる「ミンスク議定書(合意)」2014年9月5日
しかし、停戦を第一の目的としたこの合意はすぐに崩壊。
2015年2月に「ミンスク2」と言われる、新たな(内容はあまり変わらない・・・)合意がなされた。
一連の独立運動の陰にはロシアがあり、「ウクライナからロシアによる領土割譲」と欧米各国が判断。
厳しい経済制裁、そして「G8」からの排除などの措置が取られた。
これが、7年ほど前の出来事。
つまり、今日の「ウクライナ軍事侵攻」にはすでに前振りが7年前にあったわけです。
これは、1905 血の日曜日事件 から始まった、ロシア第一革命。
そして、1917年 ロシア革命
と後から見ればはっきりとした因果関係のある歴史的事実と同じに思えます。
プーチン大統領にとってみれば、何をいまさらと思っているのではないでしょうか。
世界のリーダー
これも、第2次世界大戦中に米国(F・ルーズベルト→トルーマン)、英国(チャーチル→アトリー)と代表が交代したのに、ソ連だけがスターリンで変わらないのと同じに思えます。
英国はメイ首相 → ジョンソン首相。
ドイツはメルケル首相の退任が決定。
フランスはマクロン大統領の再選が危ぶまれる。
そして、何より米国大統領がトランプ大統領からバイデン大統領へ交代。
これが・・・。
結果的にどっちもどっちという残念な状態。
韓国の文大統領の任期があと少し。(3月に大統領選挙。これも大混乱。何といっても現職大統領が、同じ党の候補を支援しない!これって米国でケネディに負けたニクソンが、アイゼンハワー大統領に後継指名をしてもらえなかったのと同じに見えます。)
ロシアはずっとプーチン大統領。
中国もずっと習近平国家主席。
あ、一応日本も 阿部首相 → ちょっと菅首相 → 岸田首相。
これだけ考えても、国内支持体制があやういリーダーで国際問題に積極的にふるまえるのかはなはだ疑問。
実はプーチン大統領は国内の支持率低下に歯止めがかかりません。
経済の停滞、高齢化に伴う年金受給年齢の引き上げ などで、支持率は急落。
実はこれは習近平国家主席も一緒。
こちらも、経済成長率の低下、ゼロコロナ政策の不満、農村地帯の経済格差、人権問題などなど。
独裁者も大変なようです。
コロナで一層余裕のない今、このような大きな国際問題に対応できるのか。
実はウクライナ問題の陰で、イランの核兵器製造問題、ミャンマーの軍事政権などなど、心配される問題もてんこ盛りです。
ただ、民主国家と独裁国家の大きな違いは、独裁国家における権力闘争は国民の命を巻き込んで展開される点。
毛沢東の「文化大革命」(大躍進政策が大失敗して、失脚した毛沢東がその復権のために国民を巻き込んで起こしたのがこの「革命」。実際は権力闘争。)がその典型。
現状の整理
この出来事からはっきり見えてくること。
(現段階における明確な事実のみ)
「戦争」をする国がある。本当に戦争するんです!
ロシアは明確に「軍事力」を前面に押し出して、自らの主張を押し通そうとしている。
ここまで大規模に、分かりやすく軍事侵攻するのですね。
「国際社会」は一つにはまとまれない。
米国はロシアを止めるために軍隊を出せない。(出さないって最初に言っちゃうし・・・。大統領!)
理由は財政問題。
国民感情。なぜウクライナのためにアメリカ合衆国国民の血が流されるのか?
しかし、アフガニスタンでの失敗に続き、ウクライナ問題でも失敗となれば・・・。
国内は史上最悪のインフレ。これにウクライナ問題による株価急落、燃料の値段急上昇・・・。
もう11月の中間選挙は相当に苦しい選挙戦になるでしょう。(米国下院選挙)
NATO各国は軍事的な介入はできない。
欧州各国はロシアからの天然ガス供給に頼っている。
本音はロシアと本気で戦争する気はない。
それはエネルギー源に関わる問題に発展するのは避けなければならないから。
建前として、「ウクライナはNATO加盟国ではないので、軍事侵攻から守る義務はない。」です。
日本?経済制裁しかできません。どう憲法解釈をしても。
まあ、イラクには自衛隊派遣しましたけどね。今考えてもすごいです。(褒めてません)
となると、今後のシナリオは
ウクライナとロシアの全面戦争。
双方に相当な被害が生じる国家間の戦争。
ロシアの勝利はほぼ間違いないだろうが、多くの死者が出れば勝者も敗者も無い。
国際社会によるロシアへの経済制裁
実際に北朝鮮に長い長い経済制裁を行っています。
相当に苦しんでいるようですが、その苦しみはほぼ無実の国民に背負わされています。
ロシアが経済制裁によって追い詰められたとして、意図するような結果につながるとは思えません。
世界大戦・・・。
多国間の協調軍事介入。
さすがにこれは無いとは思いますが・・・。
というのも、ロシアは核保有国。
ウクライナ問題が核戦争へ発展しかねません。
やはり、「ウクライナ頑張れ!」って応援するだけ・・・というのが現実でしょう。
これが現実です。
やっぱり「対岸の火事」と考えてはいけません。
結局、国際連合は機能不全と言われてしまっています。
グティエレス事務局長が涙ながらに訴えていました。
う~ん。涙か・・・・。
この世界に見られる「限界」に対して、明るい未来につなげる若者たち。
しっかりと現状を見据えて自分なりの考えを持ってほしいです。
この事件が間違えなく「日本の将来」にも大きな影響を与えます。
その時に、自分たちなりの考えを持たなければ判断できません。
思考停止だけはしませんように。
SNSの力、YouTubeの力。
もはや、
テレビの情報は遅く、雑多で焦点が絞れないという事が明確になりました。
リアルタイムに近いニュースをテーマを絞って視聴できます。
ウクライナ問題を多チャンネルでピックアップして視聴できます。
選択肢が拡大した現在。
テレビ局もYouTubeへ進出して、素人の番組とプロフェッショナルの番組が混在する状況になりました。
これがGoogle(YouTubeを運営)のプラットフォームで展開していることを考えると・・・。
時代の激変に驚くばかりです。
テレビ・・・。キッツい時代になりましたね。
5年後どころか、1年後も分かりません。
いや~楽しみです!もう楽しむしかありません!
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