令和4年8月24日(水)
マーチングコンテストから一夜明けて。
慣れないお酒を飲んで、とりあえず寝て忘れよう!と思いましたがそんな簡単に踏ん切りもつくわけもありません。
朝から課外補習。
中国史のお話ですが、授業やっていると吹奏楽の事が頭から離れるのでちょっと気がまぎれます。
しかし、最前列にはかわいい3年生吹奏楽部員が陣取っており、話題はマーチングコンテストに。
ま、自分から話しちゃいましたけどね。
とにもかくにも悔しいばかり。
そして、コンクールに引き続いて「自分の力不足」を思い知る時間になりました。
それでも、明の文化史と清の政治史を楽しく講義しました。(私は!)
課外補習(1時間半)が終了すると、やっぱり気持ちは落ち込みます。
もやもやしながら、午後のミーティング資料を作成。
1,2年生での再スタート!
ということで気合が入るように、出来るだけ熱く語るように資料作成しました。
基礎合奏
最初の基礎合奏(分奏)ということで、音色、発音をチェックしました。
内容は合奏というより、奏法のチェックです。
マーチングコンテスト前にもやってはいましたが、本番直前の突貫工事だったので今日から仕切り直し。
まずは基準をしっかりと理解する、ということをテーマに40分を使いました。
実は、学指揮から「ちゃんと自分の課題を理解するように、はっきり伝えてください。」と言われました。
はっきり伝えているつもりなのですが・・・。
パートリーダー会議でパートリーダーがあまり課題を理解できていなかったとのこと・・・。
ああ、これも私の力不足ですね。
伝えているつもり、ではダメということです。
木管はまだまだ音色にバラツキが多く、音程もかなりズレてしまっていました。
パートリーダーの音を頼りに、意識高く音を響かせていきましょう。
金管は、「バズィング練習の目的は?」と聞くと「よく分からないんですよね。」という2年生。
いや~何度も何度も言い続けてこれです。
私のアドバイスはその程度の意識で聞いているということです。
しつこく、毎回、確認してあげないとダメなのでしょうか。
不動岡生。
これって学習にもつながると思います。
授業中に真剣に聞いているように見える生徒と結果を出す生徒は時折(しばしば)ズレたりします。
ノートをしっかりと取っている=理解している=知識が定着している
ではありません。
ちなみに私の授業はプリントの穴埋めですから、それほどノートには時間がかかりません。
大切な事、自分の理解をメモすることは大切でしょう。
でも、一番大切なことは「頭をフル回転させる」ということ。
本当に理解しているのか、実践できるのか、疑ってみる事を学びました。
とはいえ「バズィング練習の目的を知らない」はショックでした・・・。
まるで「初めて考えました!」って感じでしたから・・。
聞いていないんでしょうね。
私の発している日本語を。
悩みは深まるばかりです。
体験入部
今週は学校全体で「体験入部」を実施しています。
吹奏楽部にも何人か参加してくれていますが、今日も2名来てくれました。
嬉しいことに地元の中学生で、しかも東部支部パートレッスンにも毎回参加してくれています。
3年生になってもレッスンを継続してくれているので、このまましっかりと成長してくれれば入部してすぐに大活躍間違い無し!
地元の中学校では継続的に専門家のレッスンを受けている学校はごく少数です。
それが、レッスンを継続してきた中学生が入学してくれるようになれば・・・。
もうワクワクしかありません。
もちろん、不動岡高校のためだけにやっているレッスンではありません。
でも、結構苦労しているので、この参加者のうち何人かでも不動岡高校に興味を持ってくれれば最高です。(役得ですが、バチは当たらないでしょう!)
軌道に乗るのには数年かかるでしょうが、3年後が楽しみですね~。
今年はまだトライアルと思っているのですが、ここまで手ごたえがあるのですから。
これは間違いなく良い取り組みです。
なんとしても継続して、形にしていきたいと思います。
ミーティング
その後、練習は終了してミーティング。
マーチングコンテスト終了後は午後練習となりました。
(本当はA部が午前練習で、マーチングコンテストが午後でしたが・・・。)
あっという間の3時間。
最後にミーティングとなりました。
資料を少し手直しして、いつものように不動岡ホールでプレゼンテーションを行いました。
吹奏楽コンクール県大会、そしてマーチングコンテスト県大会を通じて見えた
「不動岡高校吹奏楽部の現在地」を全員が理解して、目標への道のりを全員が意識する。
厳しい言い方になりましたが、新体制はトップバンドに対して「周回遅れ」から始まる、という現実を伝えました。
先ほどのパートレッスンにもつながりますが、
「入部してから劇的に成長する」
これが不動岡高校吹奏楽部です。
この、入部してくれた部員が「埼玉県のトップレベル(に近い)」の演奏が出来るようになるまで成長してくれます。
ただ、もう一歩前へ。
夢を語る上では、これまでより着実に「一歩」進むこと。
私は不動岡生の能力、勤勉さ、素直さがあれば、越えられないハードルは無いと確信しています。
そして、指導者である私自身の自己研鑽。
もう一皮、二皮むけないと、次のステップは無いと思っています。
今ある最高の環境にいられる間に、ぜひとも突き抜けた結果を出したいと思っています。
そのためにも、まずは私、そしてリーダーたちが「明るく、前向きに、そして真剣に努力を継続する」ことです。
やっぱり部活は、音楽は楽しくなくちゃ!
きつい面もあります。
だって、自分の実力をトップレベルまで伸ばすのですから!簡単なわけありません。
険しい道のりを、でも笑顔を見せながら登り切りたいものです。
これは私自身の課題。
ミーティングしながら自分自身が考えさせられました。
「本気でやろう!」と決意しました。
部員の皆さんがどのように受け止めてくれているのか分かりません。
でも、2年生の多くはしっかりと受け止めてくれていたように見えました。
1年生も神妙な面持ちで聞いてくれていましたが、心がどこまで震えたかは未知数です。
これからの部活で見せてくれる姿勢によってすぐにわかります。
大切なことは、「自分のやる気」を伝え続ける事。
この「熱」がうつる(時節柄よろしくない感じになってしまいますが、あえて)のです。
一人一人の情熱は、いつしか周りの温度を上げます。
最初から燃え盛るのも不自然なものです。
まずは火種から。
その点、もう火がついている人も多いので期待大です!
どんどん燃え上がりましょう~。
もう残り1年を切っています!!(吹奏楽コンクール県大会まで!)
あと351日!
夜の講習会
今回の結果を受けて、外の人の意見を聞いて「改善点」を明確にする時間を作りました。
他校の先生お二人から不動岡の演奏について、課題をずぱっと言って頂きました。
やはり私自身が感じていたことと重なる部分が多かったです。
しかし、また別の視点もあって大きな発見になりました。
ポイントは
音楽の理解(指導者・指揮者=私)を深める
演奏者にそれを伝える。
理解していなくても、して欲しいことを出来るまで要求し続ける。
音楽を十分に表現した上で、縦横をしっかり揃える。
ずどんと心に響いたのは
「指揮台の上では演奏家にならないと!」という言葉。
自分の作りたい音楽に妥協せず、出来るまで要求し続ける。
そして、それは基礎合奏から。
また、「自分のスタイルの確立」も重要。
こういう音楽をしたい。こういう音が欲しい。
ということを実現するための基礎合奏。
そして、それを土台にした楽曲の作り込み。
私自身、目からうろこのように多くの気付きがありました。
これまでの取り組みが「間違えてない部分」と、でも「足りない部分」も明確になりました。
ちょっと元気が出てきました。
ここから1年間、このアドバイスを意識して頑張ります!
長時間にわたりお付き合いいただきありがとうございました!
さ~明日の練習が楽しみです!!
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