令和6年7月10日(水)
職場では学期末を迎え、あわただしく時間が動き出しました。
考査期間の時間の流れと、明らかに異なる生徒たちの発する熱気に圧倒される日々です。
お掃除。
教育活動の中で、私が重要視している「清掃指導」。
テストが終了して、再びみんなで教室を「キレイ」にする活動が復活しました。
そんな「清掃指導」中に、私が不注意で画鋲のケースを落としてしまいばらまきました・・・。
何だかもうろくして情けない。
よろよろとしゃがみこんで拾おうとすると、さっと2人の生徒が手伝ってくれました。
地理総合の授業で扱った「儒教」で言えば、「仁」(自然発生的に生じる慈しみの心持ち)が形となって表れたように感じられました。
まだ、それで泣くほど涙もろくはありませんが、でも自分でも思いのほか感動してしまいました。
こういう幸せを実感する経験。
学校ではよくある日常かもしれませんが、当たり前と思ってはいけないと思いました。
心が洗われるような体験でした。
大人も成長します
転勤してから2年目。
まだまだ、日々の活動が新鮮で刺激が強いです。
結構、精神的・体力的に重たく感じます。
まあ、片道27㎞のドライブから始まる朝はちょっと重たいですね。
まだ約1時間のドライブは慣れませんね~。
でも、朝練、そして筋トレのルーティンはだんだん安定してきました。
環境に少しずつ慣れ、この経験も「成長につながっている!」と言い聞かせながら、実は青色吐息で乗り切っています。
そんな中、高校生の親同士で子育てについてお話する機会がありました。
我が家にも高校生、中学生がいます。
いや~本当に大変。
でも、先日もブログで書きましたが「尊重」する気持ちは、自分の子どもにも当てはまると考えています。
どうしても家族だと、遠慮が無くなり、勝手な期待をして、しかもやり方を間違えながら叱咤激励をしてしまったりします。
本来は、彼らの意思を尊重しつつ、アドバイスしつつ、見守り、片目、いや両目をつむって、しかも周囲の大人が心穏やかに、幸せに過ごすこと。
いやいや。
なかなか簡単ではありません。
私自身が自分の未熟さと向き合う日々です。
なんであんな言葉を投げかけたのか、彼への「尊重」はあったのか、ちゃんと期待する「結果」につながる行動だったのか。
まずは、子育てで苦労する全ての親の皆さんに、心からエールを送りたいです。
少子化が問題!と言う前に、今子育てで日々苦労している親にもサポートして欲しいです。
カウンセリングが必要なのは親の方だったりします。
そういう所に目が行かないのは、政治家、官僚の皆さんは子育てで苦労していないからなのでしょうか。
とにかく。十人十色。全く持って「正解」の無い子育て。
そんな中で、今のところ私が大切にしていることは「一人の別人格」として、適切な距離感を持つことです。
これが、私達親の精神衛生にとっても大切です。
そう。
子どもは「他人」である思う。
そう思えれば、自然と「尊重」する気持ちが沸き上がります。
「思い通り」になんてなるわけがありません。
言う事を聞くわけがありません。
何なら、そんなことで!?って事にも反発します。
子どもも親に理不尽だと思っているでしょうが、親も子どもに「理不尽」だな~と感じています。
そこで、私達「親」はどう乗り切るのか。
生まれる前に誰もが思った、「無事に生まれてくれればそれで充分」という気持ちを忘れずに過ごしたいものです。
まあ、人様に迷惑をかけなければ十分だなと自分に言い聞かせ、彼らの成長を見守ります。
この新しい環境、そして子育ては間違いなく成長につながっています。
明日も頑張りましょう!
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