令和7年7月25日(金)
気が付けば、地区大会まであと数日となりました。まさに時間との戦いです。
山積する課題の中でも、特に私たちに重くのしかかるのは、楽曲を仕上げる上で不足している「基礎力」の壁です。
豊かな響き、クリアな発音、高度なレベルの連符など、一朝一夕には解決できない課題が次々と明確になっています。
しかし、基準が上がれば課題も厳しくなるのは当然のこと。自分たちの中で「OK」の基準が明確になるほど、現状の「NG」が浮き彫りになります。それが見えてくることで、普段の練習の質は上がり、演奏技術も確実に向上していくはずです。
急成長中の未来組! 基礎の徹底で「本質」を掴む
「未来組」には初心者もいますが、それでも私たちは高い基準をしっかりと伝えるようにしています。注意をすれば、皆は高い集中力で練習に取り組むことができるからです。ということで、まだ右も左も分からない1年生11名には、ある程度付きっきりで指導しています。
その成果もあってか、「未来組」の皆さんは急激に成長中です。
しっかりとした「音」が作れるようになり、基礎練習の基準も間違いなく上がっています。
県大会終了後は、文化祭に向けて1・2年生の新体制が動き出します。その際に未来組が開智組に合流したとき、みんなはきっと驚くことでしょう。
刺激し合う、良きライバル関係として頑張ってほしいと願っています。
じっくりと基礎合奏を行い、楽曲でも丁寧に「本質」を伝えることを心がけています。ちゃんと頭に入れ、理解し、素晴らしい音楽を作り上げていきましょう!
29日は「2つのバガテル」を全曲発表します。「メトロノーム無しでもできる?」と聞くと、皆が首を横に振るあたり、まだまだ補助輪は必要ですね。
とはいえ、先日ホール練習で劇的に成長した姿を、ぜひ開智組に見せつけてください! それが、開智組の大きなエネルギーになるはずです。
開智組、基礎力向上で難所を乗り越えろ!
開智組の課題も、もはや基礎力に関わることが多くなってきました。豊かな響きを保ちつつ、音形を整え、音程を合わせる。いきなり楽曲で要求されても、それは簡単なことではありません。
今日からじっくりと基礎合奏をやることにしました。「合うまで」やる。現在の実力不足と正面から向き合い、それを改善する取り組みを着実に進めていきましょう。
今からでも、皆はどんどん成長しています。残り3日、まだまだこれからです!
そして、楽曲の仕上がりが不十分な部分は、技術的に困難な箇所ばかりになりました。正直、かなり難しいですね。しかし、審査員はプロの視点でここを聴いて判断します。この難しい部分を「見事」に演奏するか、「それなり」に演奏するかで評価が変わるのは当然のことです。
いつも言っていますが、「難しい!」と思う部分はチャンスでもあります。ここを完成度高く演奏できれば、必ず評価してもらえる部分なのです。
やればやるほど仕上がりは良くなり、同時に「難しい課題」ばかりが目立ってきます。これは、まさに成長の証です。まだまだ「全然」と思えることが大切であり、その「難題」に前向きに、結果を信じてチャレンジできることが何よりも重要です。
今は、開智未来の「当たり前」を変える時間です。キツいとは思いますが、みんなで踏ん張って乗り越えましょう。本番の演奏が今から本当に楽しみです!
アンサンブルで個々の技術を磨き、A部門へ繋げ!
さて、この時期はアンサンブルのグループ分けや選曲の時期でもあります。全員でアンサンブルチームを組み、練習を重ね、部内発表会兼選考会を経て代表を選出します。
大体組み上がりましたが、毎年のことながらアンサンブルを組むのは難しいものです。今年は特に2年生9名、1年生24名という構成で、1年生も大活躍してくれています。
このアンサンブルを通じて、皆さんが音楽とより深く向き合い、演奏技術を向上させ、音楽を一層楽しめるようになることを期待しています。
この秋から冬にかけては、アンサンブル、ソロを通じて、個々の演奏技術を向上させることが至上命題です。いかに全員のレベルを上げるか。この取り組みの成果が、初出場となるA部門のコンクールで通用するかどうかに直結します。
こちらも気合を入れて頑張りましょう!
とにかく! できることは、やれることは全てやります。
ちなみに、部員の皆さんにはまだまだ余裕を感じますね。
もっと練習のスピード、要求のレベルを上げても大丈夫かな?
様子を見ながら、もう一段ギアを上げてみようと思います。
皆さんの「本気」を楽しみにしています!
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