令和3年6月2日(水)
消防設備点検ということで、一日中オルゴールの音楽が鳴り響く中、コンクールメンバーを決めるセレクションが行われました。
1人3分の演奏。特に1年生、2年生はチャレンジの時。
そして3年生は実力で自分の座を勝ち取っていかなければならない、というプレッシャーの中での演奏。
実はそれも相当なプレッシャーですね。
ただ、ここで様々な気づきがあるのがセレクションの良い所だと思います。
セレクション
メンバー選出のためにセレクションをやる学校もあれば、やらない学校もあります。
私は庄和高校、久喜高校の頃からセレクションをやってきました。
このセレクションの目的は、演奏者一人一人の意識を高めるスイッチを入れる事。
また、このセレクションを通じて大きく成長して欲しいというのが最大の目標です。
ちなみに、セレクションの重みが年々増していると実感しています。
これは明確に、2017年に西関東大会に進めるようになってから変わった気がします。
不動岡高校吹奏楽部は県代表だ、その中で自分も演奏するんだ、という意識のある生徒が増えたのだと思います。
だからこそ、A部メンバーに入れるかどうかはとても大きなことなのです。
2,3年生で65名。
上級生だけでも10名が参加できません。
ここに1年生もチャレンジするわけですから、なかなかの狭き門です。
それぞれのベストを尽くし、その結果は冷静に受け止めて次に向けて行動して欲しいと伝えました。
とは言え、なかなか切り替えるのは難しいでしょうけど、何としても乗り越えて成長して欲しいです。
技術革新
毎回、生徒分の講評用紙の印刷量がとてつもなく、苦労していました。
集計するのも本当に一苦労です。(学指揮が4人でいつも頑張ってくれていました)
それが、今年はGoogleFORMSで入力、集計は自動!!結果の共有も一瞬!!
いや~本当にすごい時代になりましたね~。
本当に便利。
こうやってどんどん便利になっていくのかと思うと、ワクワクしてきます。
そしてそのFORMSも生徒が作ってくれました。
生徒のIT 活用能力は革新的に向上していると日々実感しています。
彼らが大人になった時には、動画編集他、様々な技術が一般化されていることでしょう。
どれだけ便利な世の中になっていますかね~。
セレクションの感想
1)個々の技術力の高さ
これまで、不動岡高校吹奏楽部にはスーパースターはいない、と常々言ってきました。
現在でも世に誇れる高校生のトップレベルは?と言えば・・・・。
これが数名いますね!いや~素晴らしい。
さらに、スーパースターではありませんが高水準の演奏技術を持っている生徒が多く見られました。もともと中学校ではそこまで力は無かったのに、高校で一生懸命に練習して花開いた人ばかりです。
この事は本当にうれしいです。
一生懸命に練習すれば、こんなに上手になれるという「夢」を目の前で証明してくれる先輩が多くいます。これがFWOの魅力だと思います。
普通の人が、トップレベルのバンドの中では極めて控えめな練習でもここまで成長できる。
その事を声を大にして言いたいです!
2)2年生の頑張り
メンバー選出の際、2年生が予想以上に素晴らしい演奏をしてくれました。
思った以上の出来で、うれしい驚きでした。
3)1年生 4名
4名がA部に乗ります。これは私が記憶する中でも一番少ないと思います。
1年生にも他に上手な生徒はいましたが、そこはしっかり2年生が実力で上回ってくれました。
とにかくこの4名はあまり深く、重たく考えず、思い切り演奏して欲しいです。
なかなか、2,3年生51名の中で1年生が4人。
協力して夏のコンクールを乗り切ってください!
4)D部も楽しみ
40名の1,2年生たち。
初心者もたくさん。悔しい思いがいっぱいの2年生もいっぱいいます。
その思いを練習にぶつけて、史上最高の演奏を作り上げましょう!
実力は間違いなく過去最高。後は思い切り演奏して欲しいです。
最も心配なのは、セレクションの結果をしっかりと受け止めて、次に向けてスタートを切れるか。
普段からメンバーを選んで活動している運動部とは異なり、吹奏楽部ではコンクール、アンサンブルコンテストと年に2回しかメンバー選出の厳しい競争を経験していません。
しかも昨年度はコンクールが中止でしたので、2年生は全く初めての経験。
受け止めるのも本当に大変でしょうが、そこは皆さん一人一人の力で乗り越えて欲しいです。
マーチングコンテスト
そして、マーチングコンテストもあります。
今年は1年生、2年生の65名でチャレンジ!
何としても西関東大会に進出を目指して頑張ります。
マーチングも、座奏も県代表。
頑張りましょう!
コメント