ハイキュー!!
中毒症状のように、睡眠時間を削ってでも見てしまう・・・。いけませんね。
でもそれくらいに面白い!
第2シーズン
さて、第2シーズンが始まりました。
夏のインターハイ予選が終わってから、最大の目標である「春高バレー」に向けた練習が再開されます。
今回は顧問の 武田一鉄先生の視点が多く取り上げられています。
同じ部活動顧問という立場なので、
「も~本当に良くわかる!」
とまた泣けてしまいました。
再スタートを切った烏野高校に音駒(ねこま)高校から合同合宿のお誘いが来ます。
※全盛期の烏野高校と音駒高校は切磋琢磨した関係があり、「ゴミ捨て場の戦い」と呼ばれたそうです・・・。このネーミングは無いかな。言わないでしょ。
はるばる宮城から東京へ遠征して、音駒に加えて東京の梟谷(ふくろうだに)学園高校、埼玉の森然(しんぜん)高校、神奈川の生川(うぶかわ)高校の4校合同合宿に加わりました。
そこに至るまでのエピソードが良かった。
3年生 引退!?
私の大好きな 3年生セッター菅原君。担任(?たぶん)から、将来を考えたら部活を続けるメリットはあるのか?と言われます。
「僕は部活をメリットでやってませんから。」
ああ。なんとあっさり、しかしきっぱり。
彼の事を全く分かっていない進路指導にもイラッとしましたが、それを見事に受け流す彼の如才なさ。
しかもセリフがかっこよすぎ。
夏まで部活を続ける事、勝ち続ければ新年まで部活をやること。それがいかに大変なことか。
この後、担任(または進路?)の先生から情報を共有されて、顧問の武田先生が3年生に話をします。
ここが同業者としては、とても素晴らしい連携だと思います。
担任、進路、顧問が連携して、本人が納得する進路実現をサポートすることができていると思いました。
ただ、物語的には担任の先生が、「どうせレギュラーじゃないんだし。」というセリフで完全な悪役になっていました・・・。
さすがに、生徒の事を考えてそれを言う人はいないのではないか・・・と信じたいです。
武田先生はバレー部3年生4人に対して、周りが勉強に集中していく中で、自分だけ部活を続ける事は本当に大変な事であると説きます。
「5年後、10年後の自分が納得する選択をして欲しい。」
このセリフ。心に響きました。
勉強も部活も学校行事も全部が生徒たちの大切な糧です。
どれが重くて、どれが軽いかは他人が決めるべきではありません。
それは教師はもちろん、親であっても。
高校生は大人として扱う季節を迎えているのです。
赤点・・・・。
遠征に行くためには赤点を取ってはいけない。
顧問の武田先生の苦悩・・・。
もうずいぶん前の事。
実は不動岡高校でも新人戦で代表に選出され、首都圏大会に初めて出場できたとき。
大切なソロもある、パートリーダーが日向や影山と全く同じ、赤点で不参加という状況になってしまいました。
結果としては追認考査を終えて、遅れて参加となりました。
いや~あの時はワンワン泣いて、私だけでなく教科担当の先生も困っていました(最初は怒っていましたが・・・)。自業自得なのですが・・・。
ああいう時、顧問は本当に肩身の狭い思いをするのです。
「部活ばっかりして!」と言われて・・・。
遠征費
さらに、遠征費用が足らない問題。
顧問の武田先生が、「いざとなれば貯金がありますから。」と不敵な笑みを浮かべます。
鵜飼コーチから止められていましたが。
この気持ち。
何とか生徒のためであれば、もっと言うとお金で解決できるのならばと思ってしまうものです。
私も現在まで一体いくら使ったのでしょうか。
結構高級な車が買えますね・・・。はい。
ここで、新マネージャー 谷地仁花(やち ひとか)さん のストーリーも絡みます。
彼女が「自分の存在意義」について悩む姿が、実際の高校生たちと見事に重なります。
思春期は「理想」と「現実」のはざまでもがき苦しむ時期です。
ジャン=ジャック・ルソー『エミール または教育について』1762年
で述べた「第2の誕生」の時を迎えているのです。
「第2の誕生」は身体的変化、人格発達という著しい質的転換点と説明されています。
我が家の長男も髭が生え、男臭くなってきました。長女も女性らしく・・・なってきたかな。
次男 小学校4年生、次女5歳とは明らかに異なった段階にあることが分かります。
なぜかむしゃくしゃする、ちょっとしたことにイライラする、といった気持ちの不安定さ。
これは心理的な要因だけでなく、急激に変化する身体にも原因があるのです。
女性として社会で活躍する、いわゆる「強い女性」の典型である母親 谷地円(やちまどか)。
仁花(ひとか)はあこがれる母親(理想)と自分(現実)のギャップに苦しみます。
母親の部下(なぜか上司である母を先輩と呼ぶ)は、普通の「強い女性」と「部下」の間ではありえない遠慮のないご意見します。
「先輩だって最初から強かったわけじゃないでしょ!もっと仁花ちゃんに優しくしてあげなきゃ!」
たぶん、このお母さんは最初から強いタイプかと思われますが・・・。
デザインの会社をやっているお母さんの影響(相当に強い「モデル」)もあって、
デザインが好きな仁花さん は寄付を募るポスターを作成します。
これは伏線でしょうが、どうも寄付があって遠征費用が賄えたようです。
不動岡高校吹奏楽部も定期演奏会の広告費を頂くことで本当に助かっています。
地域の皆様からの応援、これがどれほどありがたいことか。
このことについては、後ほど取り上げられることを期待しています。
チーム改革
少しでも結果が出ると「保守的」になってしまいます。
これまで結果を出してきた方法に頼る。
しかし、それは時間と共に陳腐化して通用しなくなる。
少なくとも、突き抜けるような結果は期待できません。
主人公の日向(ひなた)くん は「進化」のために、今手にしているものを手放す決断をします。
ここのあたりが、日向くんの内面の葛藤についてあまり深く語られていないところです。
一般的には出来ない選択を、彼が疑いもなく選べるのはなぜなのか?
ハイキュー!!では、登場人物の人間性について、実に丁寧に描きこんでいます。まるでモデルがいるかのように、生き生きとしたエピソードで彩られています。
意図的に 日向くんと影山くん(名前からして対になっています)の性格も正反対に描いています。
明るく開放的な日向くんと、シャイで内向的、そして「固い」景山くん。
今後はお互いが自分の無い部分に惹かれていくことでしょう。あくまで予想ですが。
さて、春高バレーに向けたチーム改革はどうやって進むのか!
今日も睡眠不足になります・・・。
合奏
とにかく、合奏は楽しい。
これだけの人が集まって、それぞれが、それぞれのパートを演奏して、そして一つの音楽を作り上げる。
音楽が聞こえる、楽器の音が聞こえるだけで幸せ。
今は演奏するのに一生懸命すぎて、音楽を楽しむ余裕がないかな?
もちろん本調子には程遠い状態。
でも、下手だと楽しんではいけない訳ではありません。断然上手い方が楽しいですけどね。
それでも、いつでも感動したり、楽しんでいいのです。
もっと生き生きとして演奏してほしいと思いました。
「音楽しよう!」という思いが少なかったように思います。
このメロディの美しさ、魅力はどこにあるのか、どこを盛り上げるのか、どんだけ派手に出来るか、とかいろいろ感じて、考えてほしいです。
青葉城西高校
3回戦の追い詰められたタイムアウトで、監督もコーチも基本見守るだけ。あとは、及川くん中心に、自分たちで情報を共有して意識を高めて試合に戻っていきました。
自主自立。なんと素晴らしい事でしょう。
これは、私の考える理想的な部活の一側面です。
ポイントは、「自分たちでやれる」と確信していなくても良い、ということです。
最初から上手くいくわけもありませんから、試行錯誤が当然必要です。
そのふらふらと危なっかしい段階で、大人が手を出してしまえば台無しです。
やっぱり、何回かはすっころんで、もめて、立ち止まって、そして力をためてから突き進む。
これが理想ではないでしょうか。
チームとはどうあるべきか。共感する点が非常に多いです。
音楽も全く一緒。
何をどうすれば、心を揺さぶる演奏になるのか。
演奏者一人一人が考えて、行動して、助け合って、そして最高の演奏をしてほしいものです。
もっと自由に、もっと刺激的に、もっと面白く、もっと悲しく、などなど。心をググッと鷲掴みにするような演奏をしたいです。
他にはない、唯一無二の音楽を!
吹奏楽連盟会議
久しぶりの吹奏楽連盟の会議でした。
会場が越谷南高校だったのですが、周辺の風景が全く違うのに驚きました。恐るべしレイクタウン。
道も片側2車線の大きな道路がそこかしこに通っていて、交通量も多くてびっくりしました。
また、初めて叡明高校の校舎も見ましたが、ばっちり練習していましたね。
たぶん7時ごろまでやっているのではないでしょうか。私立は違いますね~。
今年度の反省、次年度の計画を検討しました。
行事報告の資料を見ると中止の文字が多い・・・。
実施できた連盟行事はアンサンブルコンテストだけ。。。寂しいですね。
来年度は少しずつ平常の活動を取り戻せることを願っております。
まだまだ先行きは不透明ですが、出来る前提で準備は進めていきます。
久しぶりに先生方とお話ができて、随分と気持ちが前向きに盛り上がりました。
やっぱり「交流」は大切です。
皆さん本当にお忙しそうで、身体に気を付けていただきたいです。
皆さんが頑張っている中、私は「ハイキュー!!」を見て睡眠時間を削るなどという・・・。ダメですね。反省。
緊急事態宣言は解除されるかな~。
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