令和4年12月2日(金)
日本代表が大金星!
ドイツ戦の勝利から、コスタリカ戦の敗戦、そしてスペイン戦の勝利。
2勝1敗で1位通過!
私はただのファンとして、楽しみにながら応援させてもらいました。
そもそも、日本の応援のみでなく、世界の代表が繰り広げる最高峰の試合を楽しみにしていました。
1985年
スポーツ全般が好きですが、サッカーはTOYOTAカップ(現在クラブ・ワールドカップ)でのプラティニの幻のゴールが印象に残っています。
現在は世界からのクラブチームが集まって、トーナメント形式でクラブチャンピオンを決めています。
以前は、ヨーロッパチャンピオンズリーグ(各国リーグの上位のみの大会)と南米選手権(リベルタ・ドーレス杯)優勝チームが第3国で戦って世界一を決めていました。
元々は欧州と南米で交互に実施していましたが、あまりに応援が過熱したため第三国となりました。
日本の経済が世界を席巻していた時代、TOYOTAが提供して日本で実施されていました。
まだ東西冷戦の時代。
ユヴェントス VS アルヘンチノス
プラティニの美しいボレーシュートが決まりますが、オフサイドの判定に世界中が落胆しました。
プラティニ(ニックネームは将軍。ちなみにベッケンバウアーは皇帝)は抗議の意味を込めてピッチに寝転がりました。
本当にかっこよかった。
そして今見ると日本のピッチ(国立競技場)が荒れすぎてて驚きます。
もはや40年ほど前になるんですね~。
ちなみに、日本代表はまだ一度もワールドカップに出場できませんでした。
まだプロリーグも無く、実業団サッカーでした。
最大のイベントが正月の天皇杯。
でも、観客はスタジアムに5千人程度でした・・・。
そんな1985年。
ワールドカップ予選の日韓戦。
ちょっと前まで、日韓戦となると「殺伐」とした雰囲気でした。
なかなかラフなプレーも多くて、日本側が気圧されるような雰囲気。
そんな中、前半で韓国に2点先制されて意気消沈。
そこで木村和司氏による伝説的なフリーキックが決まりました。
そこから猛攻撃が始まりました。
でも敗戦・・・・。
ワールドカップ初出場は、それから13年後までお預けとなりました。
大勝利!
さて、ドイツ戦はハラハラ、ドキドキの試合展開。
何点入っていてもおかしくない展開でした。
間違いなく「運」が味方をしてくれた試合でした。
そして、諦めない日本が数少ないチャンスをつかんで大逆転。
とてつもなく盛り上がりました。
まさに、結果オーライ。
いや~幸せでした。
息子と2人で大喜びしました。
珍しく親子のコミュニケーションがかみ合いました。
これもサッカーの力でしょう。
敗戦・・・。
この日はフライングカープウィンドオーケストラの練習があって、7時からのコスタリカ戦は見られませんでした。
そこで、情報を一切シャットダウンして、家に帰ってから見ようと決めていました。
帰宅して洗面所で手を洗っていると、次女が「負けちゃったね!」と笑顔で・・・。
ガツーン。
そこで見る気がうせてしまいました・・・。
その後、ダイジェストなどを見ましたが、固い守りを崩せなかったとのこと。
しかも後半のある時間から、急に前に出てきてそこで失点して終了。
つまり、コスタリカの試合プランにはまってしまったわけです。
これはドイツが日本のプランにはまったのと同じかもしれません。
私は、残念でしたが、「日本がワールドカップで強国扱いの試合プランをされた!」ということに驚きと感動を覚えました。
未だかつて日本がアジア予選のような戦いをワールドカップでされたことはありません。
かつて、日本がグループリーグでグループリーグでクロアチア(次戦の相手!)と引き分けたとき、ある記者が「なぜハイボールを入れる戦術をしなかったのか?」とニココバチ選手にしたそうです。
答えはシンプル。
「日本相手にそんな必要はない。」
はい・・・。
そんな感じだったのです。日本の評価。
それが明らかに変わっています。
ドイツでは、「ブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)は、ドイツ代表ではなく日本代表を強化した。」という話もSNSで流れているとか。
確かに、鎌田大地選手、遠藤航選手、吉田麻也選手(今シーズンから)、板倉滉選手、堂安律選手、田中碧選手(2部)など代表6人がブンデスリーガでもレギュラーです。
ドイツと対戦に関しても、いつもの相手という思いが強かったことでしょう。
そして全員が見事な活躍を見せています。
欧州の主要リーグでも注目される選手がそろってきたのです。
もちろんブラジルのように、アーセナルのエース「ガブリエル・ジェズス選手」が後半残り10数分で投入されるスペシャルな国もあります。
でも、一流選手が組織的に最後まで頑張れる日本は、もしかしたら世界のサッカーに大きなインパクトを残せるのではないかと思っていました。
まさか・・・・。
ここまでとは!
スペイン撃破
ワールドカップで優勝経験がある国はたったの6カ国。
ドイツは西ドイツ時代も合わせれば4度の優勝を誇ります。
スペインは2010年南アフリカ大会で衝撃的な優勝を遂げました。
他の民族に対して体格的には劣るスペイン人。
小柄な彼らが、バルセロナで見られるのようなパスサッカーで見事に強敵を撃破しました。
ちなみに、日本はスペインサッカーから多くの事を取り入れています。
世界を魅了するパスサッカー。
その本家から日本が勝ちました。
しかも、ドイツ戦とは異なって「運」で勝ったわけではありません。
何より、個の勝負で互角どころか優位な戦いを繰り広げました。
三苫選手は相手ディフェンダーを置き去りにしました。
富安選手は相手の右サイドを制圧しました。
一人一人が世界レベルなのです。
堂安選手のシュート。
キーパーは見事に反応していましたが、伸ばした手がはじかれました。
私は「キャプテン翼」で日向君のシュートがキーパーの手をはじく(手袋も引きちぎる・・・)を思い出しました。
このチームが一体これからどんな試合をしてくれるのか。
彼らが世界で活躍するのも本当に楽しいです。
DAZONは高いけど、久保君の活躍を見られる(F1で角田裕毅選手が見られる!)から契約しています。
プレミアリーグでは富安選手、三苫選手、ブンデスリーガでは前出の皆さん。
ポルトガルでも守田選手をはじめ、多くの日本人がチャレンジしています。
ベルギーリーグ、リーグアン(フランス)など、もはや日本人は世界で活躍するのが当たり前の時代になりました。
ぜひ、このワールドカップで日本の素晴らしさを日本の私たち、そして世界の人々に見せつけてきてください。
ちなみに、スペイン戦の勝利をアジアの皆さんが心から喜んでいたそうです。
欧州のビックチームを撃破する。
まるで日露戦争に勝利したかのような奇跡でしょう。
サウジアラビアがアルゼンチンに勝利したから、日本もドイツに勝てました。
日本がスペインに勝利したから、韓国もポルトガルに勝てたのかもしれません。
そして、常識は変わっていきます。
まさに、歴史の瞬間に立ち会っています。
睡眠時間を削りながら・・・。
決勝トーナメントはシンガポール、マレーシアで見ることになります。
いや~本当に楽しみです!!
そして眠い!!
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