令和6年10月16日(水)
本日はテスト前日という大切な日でしたが、朝からアンサンブル・コンテスト抽選会に出張させていただきました。
それでも、5時半に起きて6時出発ではなく、相当のんびりできました。
やっぱり通勤時間が短いのは幸せだな~と思いました。
かつて久喜高校に勤務していましたが、40分弱の通勤時間がとてつもなく短く感じました。
アンサンブル・コンテスト抽選会
今年度、アンサンブル・コンテスト高等学校部門は何と200チームがエントリーしています。
かつては4日間で開催していましたが、参加団体が増えてきてある年から5日間に増やしました。
これもかなり議論があって時間をかけました。大変だったな~。
それが5日間開催で1日40団体です。
4日間だったら1日50団体。審査員の先生は本当に大変だと思います。
1日40団体でも厳しいですけど・・・。
さて、メインの抽選でくじを見て感慨深い思いにふけりました。
私が実行委員長を担当していた頃、手書きで作成した「くじ」をまだ使っています。
今は無くなってしまった、加須のイトーヨーカ堂の中にあったダイソーで購入した色画用紙、ごみ箱(くじの箱)です。
何だか色々と思い出されました。
この時期はテスト作成、採点と並行して、アンサンブル・コンテスト抽選会の準備をしなければなりません。
特に、不動岡高校に転勤した当初はバタバタで本当に色々とご迷惑をおかけしました・・・。
抽選結果を貼りだす学校名の入ったプレートを作り忘れました。
以前は画用紙に学校名を印字して、大きな模造紙に掲示していたのです。
翌年から、プリンターで印刷できる大きさに小さくして仕事量を激減させました。
その他にも出来るだけ負担を無くす簡素化を進めました。
最も効果的だったのは、データでの入力になったこと。
以前は紙で申し込みが届いてから、夜なべして手入力をしていたのです。
何と演奏者氏名まで!!(アンサンブル・コンテストのパンフレットには演奏者氏名が掲載されます。)も~漢字が出てこないのよ・・・。本当に。キラキラネーム。間違えると悪いし・・・。
ちなみに顧問の先生の手書き申込書が間違えていたこともありました。
あ、私も間違えましたね・・・。
しかも毎年入力してると、予測変換でキラキラの名前、あと曲名が出てくるようになります。
普段は要らない変換が・・・。
とにかく、毎年恒例のようにPCに張り付いて作業したことが思い出されました。
現在ICT推進事業部の担当となり、さらに業務の効率化、負担軽減を進めています。
かつては異なり、とてつもなく忙しくなる教員業務。
それに加えて、吹奏楽連盟のお仕事を今まで通りにこなせる時代では無いのです。
当たり前を変えなければなりません。
抽選会もどうでしょうか。
リモートでやったり、自動で抽選とか。
席替え
私は初任の学校から担任するクラスでは毎月席替えをします。
これは、生徒同士の交流を深める意図があります。
もちろん私のオリジナルではなく、先輩から教えて頂いたクラス経営の基本の一つです。
この席替えと清掃班が連動しており、生徒同士のコミュニケーションが自然と深まるというものです。
以前は色々と苦労しながら時間を作って「くじ引き」で盛り上がっていましたが、今は席替えソフトで「一瞬」で終了です。
誰からも文句は出ません。
プロジェクタで投影して、画面で席替えする瞬間が見えるのも大きいでしょう。
時代、環境、道具の進化のお陰です。
さて、どうでしょう。
アンサンブル・コンテスト、コンクールの抽選に生徒が参加して、くじを引くのも風物詩として大好きです。
でも、運営する負担を考えてたら見直しも必要ではないでしょうか。
当たり前を変える気持ちが無ければ、業務削減は難しいです。
教員がもっと本を読んで、教材研究して、より充実した授業を展開する力を養うことにエネルギーを注げる環境を作りたいです。
全ての土台は授業です。
なんてことを考える一日になりました。
久しぶりに自分の学校の生徒が、私が担当する日のくじを引いて「わ~!」とか「きゃ~」って言うのを見るのも楽しかったですが・・・。
私も昭和の人間ですので・・・。
こだわり、寂しさ、を感じつつも、柔軟に考えることが大切だと自分に言い聞かせています。
でないと、早くも「ソフト老害」になる危険性を感じる今日この頃です。
塾の面談
前日にはサッカー日本代表のワールドカップ最終予選がありました。
対オーストラリア。
受験生の長男が体の大きいオーストラリア代表選手を見て、あれはドイツ系なのかな?
確かに体が大きなドイツ・ゲルマン系というイメージは良いね。
でも、オーストラリアが英国自治領(5大自治領)で、カナダ、南アフリカ、ニューファンドランド、オーストラリア、ニュージーランドの地図、自治領になった年号は世界史受験必須・・・。
もっと言えば、英国領ではサッカーよりもラグビーが盛んです。
南アフリカでネルソン・マンデラが首相になって、最初のビッグイベントがラグビーワールドカップでした。(映画「インビクタス」はお勧めです)
この時の代表チームに黒人選手は1人だけ。
スポーツにも白人と黒人の区別が色濃く存在していました。
ちなみに同じく英国植民地だったインドでは、サッカーよりもクリケットのプロリーグの方が人気。
もはや、本国よりも圧倒的なクリケット人口を誇ります。
ということで、スポーツで「世界史」を見るのもとても楽しいです。
例えばオリンピック。
1980年のモスクワオリンピックを、1979年ソ連のアフガニスタン侵攻を受けて西側諸国がボイコット。
すると、1984年ロサンゼルスオリンピックを報復で東側諸国がボイコット。
さて、次回2028年ロサンゼルス・オリンピックは半世紀前と同じ事を繰り返してしまうのでしょうか。
ロシア出場できることを願うばかりです。
とはいえ、歴史は繰り返してばかり・・・。
よもや中華人民共和国まで!?
さて、とにかく受験勉強してくれ。本当に。
これが父の切実な願いです。
ということで、塾の先生と進路について面談をしました。
受験校を考える、学習計画を見直すという基本のお話でしたが、どこまで彼の中に落とし込まれているのかは全くの未知数。
情報を与えて、環境を整えて、後は見守るしかありません。
余計な一言を言わないようにしているのですが・・・。
「勉強しろよ」
このNGワードを言っちゃうんですよね・・・。
いや~受験生の親も大変です。
兄弟でも全く違うので、2度目でも経験が活かせている気がしません。
まだまだ修行が足りません。
世の受験生の保護者の皆様。
一緒に頑張りましょう~。
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