令和7年5月29日(木)
最近は、やっと基礎合奏にじっくりと時間を割けるようになりました。
先日行ったコンクールオーディションで、個々の実力や課題が明確になったので、ここから本格的に技術的な克服を目指します。
ちなみに木曜日は7時間授業。
私は7時間中6時間授業で疲労感たっぷり・・・。
でも、基礎合奏は頑張りました。
基礎合奏
昨日に引き続き、今日も1時間ほど基礎合奏でロングトーンの確認を行いました。
昨日はソルフェージュに時間をかけましたが、今日はそれに加えて発音の確認に重点を置きました。
息のコントロール、アンブシュア、そしてタンギング。エアタンギングの練習なども交えながら、実際に音を出し、それぞれの状態を確認しました。
木管楽器と金管楽器で交代したり、二人組で互いに観察する時間も設けました。
演奏しない時間が、いかに自分の音や他者の音を客観的に捉える上で重要か、理解してもらえたことと思います。
ようやく、音のズレが認識できるレベルになってきました。
それでも、何度も何度も確認して、ようやくその状態です。
一人ひとりが音程をコントロールできるようになること、まっすぐ音を伸ばせるようになること、そして発音が安定すること。
この課題に1時間を費やしました。
最後の方には、随分と音が安定してきました。
しかし、これはまだ「基準」が明確になったわけではありません。
高い意識を持続させなければ、あっという間に元の状態に戻ってしまいます。
この「行ったり来たり」を繰り返しながら、少しずつサウンドが磨かれていくものです。
音程がピタッと合うようになってきたら、次に大切なのが音量を整える段階です。
さらに、音形や音色の統一感も非常に重要になります。
クラリネットから音を重ねるロングトーンで、何度も何度も確認しました。
基準が曖昧なまま練習を積み重ねても、上達は難しいです。
ただ楽器を吹いているだけでは決して上達しません。
頭をフル回転させて、基礎合奏に取り組みましょう!
自由曲:スコアと向き合い、音楽を「表現」する
わずか30分でしたが、自由曲を少しだけ進めることができました。
今はひたすら合奏での「お約束」を確認する日々です。
同時に、楽曲の分析や理解についても、私から「答え」を伝える時間でもあります。
まだ、演奏者の中から音楽に対する解釈を感じるようにはなっていません。
自分で「表現」するようになったら本物です。
まずは、「表現するとはどういうことか」「音色はどう考えるか」「リズムは」など、音楽を表現するために必要な知識を注入している段階です。
そして、徐々に自分の感覚を養っていくことを期待しています。
今は、スコアを片手に楽譜と向き合う習慣を身につけてもらっています。
なにせ、私が指導して2ヶ月も経っていませんからね。
とはいえ、余裕をかましていられる状況ではありません。
正直なところ、かなり切羽詰まっています。どんどん吸収して、レベルアップしていってほしいと強く願っています。
集中力を高め、合奏のテンポも上げて、より盛り上がる合奏にしていきましょう。
そのためには、演奏での反応をより素早く、的確にできることが求められます。
分かっていないのに「はい!」と答えるのはやめてください。
常に思考してください。
能力を全開にして練習に臨むことを期待しています。
開智未来の皆さんは、まだまだ持っている能力を解放しきれていませんね。
学校のスローガンである「心身解放」の通り、思う存分、自らの能力を解放してください!
皆さんの能力が全開になるのが、今からとても楽しみです!
音楽室改革:一歩ずつ、より良い環境へ
音楽の先生に許可をいただきながら、少しずつ音楽室の使い勝手を良くしようと奮闘しています。
最大の懸案事項だったピアノの移動に、ついに着手しました!やったー!



これまでは段差が邪魔でしたが、ピアノが移動されて改善されました。
セッティングも格段にしやすくなったはずです。
実際に合奏してみて、とてもやりやすくなりました。
まだまだ改良点はありますので、皆さんがもっと活動しやすいように、これからも工夫を凝らしていこうと思います。
一歩ずつ、着実に前進していきましょう!
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