令和4年6月29日(水)
今年度の教育実習が終了しました。
今年は2名の実習生を担当することになり、新任の先生と合わせて3名を指導するという3週間でした。
結局、一番勉強になったのは私自身。
実習生の真摯に授業に取り組む姿が、私自身に大きな刺激となりました。
Mさん
実習生のMさんは、とてもまじめで、大人しい性格。
毎回の授業で、試行錯誤しながら取り組み、終了後のアドバイスもしっかり受け止めて必ず改善していました。
一歩づつ、着実に改善することが大切です。
それが本当の実力なのだと思います。
私は自分の力不足がよく分かっているので、色々な取り組みがうまくいかないことがある意味「通常運転」と思う部分があります。
基準が低いんですね。
教育実習の時の授業なんて、私自身が振り返って(も記憶が遠いかなたですな・・・)、教育実習で無くても若いころの授業なんて・・・。
そして、それなりの年齢を重ねた今ですら、こんなんじゃいかんな~と思う事もしばしば。
一番いけないのは、もっと良くできる!という思いを忘れてしまう事・・・。
それを実習生が思い出させてくれます。
ということで、今いる自分の場所から進み続ければよいのです。
「うさぎとカメ」
ですね。あれは本当に物事の本質を表していると思います。
どんなに先に行っていたとしても、止まってしまえば追い抜かれます。
大切なことは、小さな一歩でも進み続ける事。
若い皆さんが「進む」姿はとても刺激的でした。
ちなみにM君。
最終日は本当に心からほっと、開放的になったのでしょう。
最後の最後で学級日誌を職員室に戻し忘れるという・・・・。
あわてて連絡があったので、翌日戻しておくよ~と伝えたわけです。
朝、探しても探しても見つからず・・・。
恐る恐る担任の先生に聞くと、「あ、見つけたんで回収しておきました!」・・・。
ちょっと悪い運気だったのかな。
ご迷惑をおかけしました。(って私が言う事でもないか・・・。)
でもたくさん失敗して、それを素直に受け止めて、思い悩んでいる姿は「初心」を思い出させてくれました。
やっぱり教育実習生の皆さんが、学校全体に新しい風を吹き込んでくれました。
「初心忘るべからず。」
う~ん。
でも私の場合は、もっとヤバいやつを初年度から思い切りやらかしていましたが、あんまり落ち込まなかったかな・・・。
切り替えが早いのが自慢!(ご迷惑をおかけした先生方、本当にすみません・・・)
Nさん
もう一人の実習生は、他の大学生とは異なり、社会人経験も長く30代ので教育実習生でした。
実は、初任の学校でも同じように30代の教育実習生を担当したことがあり、なんだかそのことが鮮やかに思い出されました。(とても一生懸命に教育実習に取り組んでいました)
Nさんは、これまで教育関係に携わっていたとのことで、保育士の資格もあり、通信制大学で教職もとるという熱心な方でした。(大学は7年目とのことでした。本当に偉い!)
他の大学生とは全く違う雰囲気で、生徒たちも最初は距離を測っていたようですが、最後の頃にはある程度、人間関係を作れていました。
実は、実習生二人に共通していて、少しシャイな性格のようでした。
生徒と交流したいけど、色々と考えて遠慮してしまうというタイプでした。
昼休みに、首から「話しかけてください」と紙をぶら下げるという・・・。
ちょっと私とは相いれないセンスを発揮していましたが、興味を持った女子生徒が声をかけてくれたそうです。不動岡生偉いな~。
不動岡の生徒は休み時間も忙しい(授業は移動教室が多い)、3年生は気持ちも受験へ向かっている(生徒もいる)ので昼休みも勉強!など、授業以外でコミュニケーションをとるのは少しハードルが高いのかもしれません。
ちなみに、不動岡生と接していて
冷たいな~
と感じることがありましたが、それは少し大人だからだと思います。
距離感をしっかりと取ろうとする生徒が多いので、お互いにお見合いになってしまうと言う感じです。
さすがにまじめ~な男性(1人はかなりベテランの雰囲気)では・・・。
それでも、二人とも人間関係をしっかりと作れていました。
教員志望?
昨今の「教員はブラック」的な風潮。
繰り返しますが、私は一度も「ブラック」と思ったことはありません。
価値観の違いでしょうか。
ちなみに、私が頂いているお給料も「自分が生み出している価値」に見合っているのか?という問いを常に持っています。どうですかね・・・。ちょっと自信がありません。
とにかく、大変残念ながら教員志望が減っているのは事実のようです。
今年度の実習希望は11名しかいませんでした。
しかも、今年度採用試験を受ける実習生も少ないという話でした。
私はそこまで聞かないようにしています。
聞くと寂しくなってしまいますし・・・。
しかし、最後には「教員もいいな~」と思ってくれれば十分です。
実際に教壇に立ち、生徒たちと触れ合あえば、この仕事の素晴らしさが少しは分かってもらえると思います。
ぜひ!一緒に教職という素晴らしい仕事をやりましょう~。
そして、来年は吹奏楽部の卒業生を担当することになります。(久しぶりだな~!)
楽しみです!
チューニングマスター
届きました!
ウィンズスコアから発売されている「チューニングマスター」
早速やってみましたが、ポイントは単音ではなく5度などハーモニーで音を合わせる。
すると、音程がとりずらい人もしっかりと聞き分けられます。
これを継続していけば、耳がしっかりと育つことが期待されます。
テスト終了後、これをしっかりと積み重ねていこうと思います。
ただ・・・。
「これで1100円!?」
と思っちゃいましたけど・・・。
いやいや、やっぱり買っただけの価値はある!かな・・・。
「ユニゾン合わせましょう!!」
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