令和3年10月28日(木)
合奏場所がありません・・・。
不動岡高校吹奏楽部は音楽室を使えません。
音楽室は音楽部(合唱)の活動場所ですし、結構狭くて合奏には厳しい広さしかありません。
しかし、その代わりに大講義室(100名ほど収容)、そして不動岡ホール(400名ほど収容)があります。
これは本当に恵まれています。
しかし、この会場を音楽系の部活で取り合うのです。
しかも現在体育館、記念館(合宿所)が大規模改修の影響で使用できず、普段の活動場所を失った競技かるた部、演劇部なども使用しています。
そして、今日は「難関大学説明会」(進路部主催)
部活よりも優先の行事。
駿台予備校(多分)から講師を招いて、難関大学に合格するためのアドバイスをいただきます。
大講義室は他の部活が使用しているため、合奏はできませんでした。
ちなみに明日も同じ状況。
ということで基礎分奏でした。
木管の基礎分奏から。
難関大学説明会に参加している生徒も多いので、少ない人数で基礎分奏となりました。
聞きあう
人の音を聞いて、響きを感じる、吹き方を考える。
これがとっても大切。
一人ではできない練習です。
そろえる
まず、音量から。
音量をmfでそろえること。
mfで演奏するためには、しっかりと息を入れなければなりません。
そのうえで、音色に注意を払う。
これは良い音を聴いて、自分の中に基準を作ることが重要。
まだまだ、初心者の1年生はその部分が足りませんでした。
パートで、先輩の音を、同級生の音をよく聞いて、響きのある音のイメージを作りましょう。
そして、最後に音程。
mfで、響きを意識していれば、当然音程は寄っていきます。
その状態で最後にチューナーで調整。
でも、ずっと見て合わせるのはNG。
全く分からない状態ならば、チューナーと「にらめっこ」でも仕方がありません。
でも、ある程度聞き分けられるようになってきたら、チューナーは極力見ないようにしなければ耳は育ちません。
自分の実力に合わせて、練習もステップアップが重要。
この判断は自分では難しいので、先輩にアドバイスをもらいながら工夫していきましょう。
年末にかけて、じっくりと伸ばしていきましょう。
参加している皆さんはしっかりと練習に取り組めています。
とても順調に力が伸びていました。
あとは、継続。
そして工夫し続けること。
ここからの劇的な伸びを期待しています。
金管分奏
金管は「マウスピース」のロングトーンから。
しっかり息を入れて、ソルフェージュをして吹くようになります。
まずはそこから。
その息、ソルフェージュの状態で、いろいろと気にしていきましょう。
そして金管でも「聞きあう練習」。
最初はバラバラでしたが、すぐにモデルの音に寄せて吹く意識が出来ました。
トランペット、ホルンに吹いてもらいましたが、すぐに「聞きあう」という意識をして吹いてくれました。
やっぱり気が付けばあっという間。
不動岡生はとっても早くて助かります。
でも、0を1にできるのが本当の力。
言われてから気が付くのではなく、自分で気が付く練習をしてほしいです。
待つのではなく、取りに行く姿勢。
これがあれば、もっと劇的に変わります。
そのために必要なのは「勇気」でしょう。
自分の考えを持ち、それに基づいて行動するのは本当に大変。
でも、後先考えずに「行動」することも大切。
色々と考えると「不安」が生じてきて、「行動」する勇気も失われがち。
「行動」あるのみ!
最後の方には音の響き、音型もしっかりしていました。
最後にリップスラー。
これはまだまだ実力にバラツキが見られました。
もちろん時間のかかる練習。
「音の移り変わりを一瞬で」
これをしっかりと意識して、毎日毎日リップスラーに取り組みましょう。
まずはしっかり個人練習でリップスラー。
そして、パート練習でもリップスラー。
毎日リップスラー。
『アンブシュア・ビルダー』、トランペットは『アーバン』。
これをやらずに上達はあり得ません。
基礎練習について
内容と質が大切だと思います。
どれだけ質高く練習していても、ロングトーンだけなど偏った練習ではバランスよく実力は伸びません。
でも、スケール練習を毎日やっていても、音色も音程もテンポも適当では思うように実力は伸びません。
内容は毎日工夫。
質も毎日改善。
それらの継続が、大きな成長につながります。
バランス。
なんでもバランスが重要。
この感覚を養えば、音楽以外でも役に立つ!?かも。
充実した練習を作り上げていきましょう。
本当に一生懸命に練習しているので、うまくならなかったら嘘です。
これだけ頑張っているのですから、結果を出さなければもったいない。
ぜひ、自己満足ではなく、結果(自分の納得できる音、音楽)にこだわって練習しましょう。
その先に、人からも評価してもらえる演奏ができる日が待っています。
今が大切な時。
落ち着いて練習できるのは、年間を通じて今が一番の時です。
この調子で頑張りましょう~!
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