令和7年5月2日(金)
不合格でした・・・。
大学受験コーチング検定レベル1
着任10年以内の若手先生と進路指導部の先生方が受験されるということで、私も新人!ということでチャレンジしてみました。
ところが、事前にいただいた練習問題が、まるで暗号のようでチンプンカンプン・・・。
しばらくして、テキストの存在を知り、「え、そうだったんですか!」となりました。
最初からちゃんと目を通していれば、もう少し何とかなったかもしれません。
まさに後の祭りですが。
ちなみに、合格ラインは80点。私の結果は72点。
あと少し…とは言えない点差でしたね、これは。
検定の内容は、心理学やコーチングといった分野に及び、改めて学ぶことや、初めて知る考え方がたくさんありました。
これらの知識は、進路指導はもちろんのこと、日々の授業や部活動の指導にも間違いなく活かせるものばかりで、大変勉強になりました。
特に、私が普段から指導する上で大切にしている「客観性」について、検定にも同じ内容があり、深く共感しました。
まずは、現状を明確にし、お互いがしっかりと理解できるように説明すること。
吹奏楽の指導の現場では、「何でできないんだ!」という言葉が飛び交うこともありますが、それは全く意味がなく、むしろ逆効果です。
今の演奏の状態を具体的に説明する。
それを演奏者もきちんと理解する。
改善するための方法を確認する。
そして、実際の合奏で試して改善していく。
もしすぐに改善が見られなくても、後の練習時間に組み込んで、粘り強く取り組む。
お互いの納得感と、改善への希望を感じられることが、何よりも大切だと考えています。
学習指導、進路指導においても、この考え方は共通するのだな、と改めて感じました。
とはいえ、学習指導や部活動指導と大きく異なるのは、進路指導においては、私はあくまで伴走者(ファシリテーター)であり、実際に走るのは生徒自身である、ということです。
生徒たちの周りにいる大人が最も大切にすべきことは、前向きで楽天的な雰囲気を作り出すことではないでしょうか。
真面目な若い世代は、どうしても思い詰めてしまいがちです。
そんな時、「まあ、何とかなるから!」と心から言ってあげられる「余裕」こそ、私たち大人が示すべき姿なのだと思います。
さて、吹奏楽の話に戻ると、指導者は指揮者として生徒たちと一緒にステージに上がります。
ここが、学習指導、進路指導とは大きく異なる点です。
演奏するのは生徒たちですが、指揮者もまた、音楽を創り上げる一員なのです。
ですから、特に音楽に関しては「こうしたい!」という強い思いも必要になります。
まあ、指揮者と演奏者は、対等な立場で音楽を共創する関係、ということでしょう。
とにもかくにも、今回の検定は、少々苦労しましたが、学びの多い貴重な経験となりました。
来月はいよいよレベル2です。ちゃんとレベル1の内容を復習しておこうと思います。
あ、再テストはないらしいので、一安心です(いいのでしょうか!?)。
加須市平和祭
そして翌日は、長年お世話になっている加須市の一大イベント「加須市平和祭」です。
実は、加須に長年お世話になってながら、今回が生まれて初めての「ジャンボこいのぼり」見物なのです。
今からちょっとワクワクしています。
フレッシュコンサートと同様に、今回も10曲ほど演奏させていただきます。
どれくらいのお客様が足を運んでくださるのか、今からとても楽しみです。
私たちの音楽を通して、地域の皆さんと心を通わせ、楽しい時間を共有できれば、これ以上の喜びはありません。
今日の合奏では、残念ながら細かく音を詰める時間がありませんでした・・・。
気になる点は山ほどありますが、それは次回の定期演奏会までのお楽しみ、ということにしましょう。
そして、いよいよコンクールに向けた本格的な練習も始まります。
まず何よりも大切なのは、楽譜に書かれていることを正確に演奏すること。
つまり、楽曲のスタイルや、演奏に関する様々な要求一つひとつに、丁寧に、誠実に、向き合うことです。
それが演奏者の基本です。
その上で、その音楽を自分なりに心から楽しむ。
作曲家、そして楽曲そのものに真摯に向き合い、自分自身の音楽として消化し、それを聴衆の皆さんに届ける。そして、演奏者と聴衆が音楽を通じて深く繋がることができたなら、それは本当に幸せな瞬間です。
それは、イベントであろうと、コンクールであろうと、変わりません。
一つ一つの演奏機会を大切にし、たくさんの経験と幸せな気持ちを積み重ねて、そして「もっと良い演奏をしたい!」という向上心を高めていきたいと思っています。
明日の平和祭が、本当に楽しみです!
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