令和3年7月21日(水)
とうとうこの日がやってきました。
本来であれば5月3日・4日に実施していたはずのファミリーコンサート・定期演奏会。
3度目の延期にして、やっと開催できることになりました。
実は、「本当に大丈夫?」って色々と疑う思いが振り払えませんでしたが、さすがに前日です。
本当にできる!という実感がじわじわと湧いてきました。
午後練習
本来であれば前日は1日ホール練習です。
照明の仕込み、第3部の進行チェック。
特に第3部はどんどん演奏でつないでいくというスタイルなので、舞台転換が目まぐるしく変化します。
こればかりは実際のステージでしかできない練習なのですが、それが思うようにできません。
というのも、この日は午前・午後とすでに他団体の予約が入ってしまっていました。
普段ならば、予約とり放題の「パストラルかぞ」・・・。すみません。
しかしながら、今年はコンクールもありますし、やっぱりホールリハーサルがさすがに入ります。
ということで、夜区分のみのリハーサルとなりました。
18:00~21:00
まずは照明の仕込みで1時間。
後は第3部の流れを確認で1時間強。
それで終わりです。
17日にリハーサルをしましたが、コンクールのリハーサルもあったりと思うように時間は使えませんでした。
今回の延期で一番の痛手は「リハーサル」でした。
さて、そこを不動岡生がどこまでリカバリーしてくれるか!
とっても楽しみです。
実際のコンサートでご確認ください!
とは言え、2年ぶりのフルサイズの演奏会。
とにかくドタバタ・・・。
最近のFWOでは珍しく「忘れ物」が連発して、パストラルかぞと学校を何度も往復・・・。
普段ではそんなことあり得ない!というくらいしっかりしているのに・・・。
それくらい余裕が無いということです。
これは当日も何かあるかな~?
でも、それも成長につながる貴重な経験です。
7月に演奏会で良かった!?
延期のデメリットは当然ありました。
しかしながら、実際に延期になって「よかったかも?」と感じた点もありました。
成長した状態での演奏会
5月のGWと、7月下旬では生徒の実力が全く異なります。
特に2年生の成長は著しいです。
なぜなら、後輩が登場するからです。
生徒たちが一番成長するのは「後輩が出来たとき」です。
先輩としての自覚、プレッシャー、そして教える。
この「教える」こそ、MITの研究でも発表されている「加速された学習」です!
最高に学習効果の高い行動。
ということで、定期演奏会で演奏する実力はかつてなく高くなっています。
実際数日前の基礎合奏でびっくりしました!
音がこんなに合うなんて!!
追い込まれた経験
コロナの影響で一番大きいのは「経験値」不足。
「修羅場」の経験が無いのです。
このメンバーで、「やばい!」って経験が足りません。
この危機感、緊張感こそが「成長」に不可欠なエッセンスです。
それを、この時期に設定できたのは都合が良かったです。
実は、コンクールに向けて経験値不足からくる「メンタルの弱さ」を心配していました。
しかし、この演奏会に向けての苦難が彼らを大きく成長させてくれました。
やっぱり「苦労」は重要なスパイス。
この演奏会は不動岡高校吹奏楽部の歴史に名を残す、意味のある演奏会になります。
ちなみにかつては、不動岡高校吹奏楽部の定期演奏会は「サマーコンサート」と称してこの時期に実施していたそうです。随分昔ですが・・・。
気分転換
いつもであれば課題曲・自由曲の日々。
課題曲は五番・・・・。
分解して、理解して、組み立ててという「プラモデル」を作るような練習の日々。
なかなか息が詰まります。
でも、今は一日中ポップスやったり、アンサンブルやったり、なんだか楽しいです。
コンクールに向けての練習は不安・・・。
でも、苦労ばかりのメンバーにとって、ただただコンクールの練習が続く日々はきつかったかもしれません。
それが、この演奏会があるおかげで、何とか前を向いて突き進むことが出来ています。
ということで、どんな事が起きても良い面はたくさんある。
それを実体験できた素晴らしい演奏会にします。
さ~思い切り楽しみましょう!!
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