令和3年7月18日(日)
前日のホール練習の翌日。
さすがに疲れも見えていましたが、定期演奏会を直前に控えて気合で乗り切っていく時期です。
とうとうトランペットの保冷剤が登場。
応急的に口を冷やして回復です。
D部の成長
とにかく、D部の成長が著しい!
とてもよく練習していて、しっかりと吹ける部分が増えてきました。
この調子で本番まで上がっていけば、間違いなく史上最高のD部での演奏になるでしょう。
いや、すでに史上最高ですね。
2年生がいつもより多いのもありますね。
頼もしい限りです。
また、今までにはあまり見られないライバル的な競争も盛り上がっています。
「負けたくない!」という気持ちは、大きな成長につながります。
ちなみに私も相当な負けず嫌い・・・。
これまで様々な場所で負けまくって、失敗ばかりを繰り返してきています。
これからもそうでしょう。
だからこそ、頑張って努力しよう!というエネルギーが湧いてきます。
競争は苦しいですが、前向きに取り組めば良いモノだと考えています。
「過熱」はいけません。
何でも「適度」にが大切ですね。
D部の40人でどこまでの演奏ができるのか。
今からワクワクします!
ミーティング
FWOの部長。
本当によく頑張っています。
紆余曲折を経て、これまた本当に優しい仲間たちに支えられて、今に至ります。
彼が「やる気アップのためにミーティングをしてはどうでしょうか?」
という提案がありました。
確かに、思いをぶつけあうというのはとても大切な事です。
「儒教」
世界史で中国古代春秋戦国時代(今から2700年~2200年ほど前)の思想家たちの話が出てきます。
「諸子百家」と呼ばれますが、世界史選択者は覚えていることしょう。
(頭の中で確認して下さい。陰陽家が忘れられやすいですね・・・。すうえんの漢字とか。)
その中でも「儒家」の思想は、非常に大きな影響を与えました。
「仁」と「礼」が孔子の思想で重要な考え方になります。
「仁」は心の状態。例えば「慈しみ」の心。
赤ちゃんを見て湧き上がる感情。
それに対して「礼」は形式。
「仁」を相手に伝える「型」です。
「型」によって伝えれば、伝わりやすいのです。
言葉によるコミュニケーションはとても伝わりやすい。
でも、伝わりやすいからこそ難しくなる場合も多いです。
「ハイキュー!!」の日向翔陽くん。
春高バレーで優勝候補「稲荷崎高校」との対戦も終盤になって、烏野高校だけではなく稲荷崎高校のセッター宮くんも「日向翔陽」の影響を受け始めます。
かれの「やる気」が、「バレーへの愛情」が周りの人間を変えていく、という話です。
これって実際にも多く見られる現象だと思います。
人の気持ちはエネルギーとなって、その周囲に影響を与えます。
人間は言葉という道具を使って、より明確にそれを伝える術を得ました。
しかし、他の動物は人間と同様に周囲とコミュニケーションをとります。
それはよりむき出しの「エネルギー」によるものです。
ペットからの「愛」に飼い主が癒されるのはその最たるものでしょう。
私から幹部(部長・副部長)たちへのアドバイスは
「幹部」のやる気
エネルギーが伝播する形で、全体の「やる気」が上がる。
「やる気」にはばらつきがある
人それぞれ。
だからこそ、それが一つの方向に進むときは巨大なエネルギーになります。
それを理解し、信じる事。
これを無理やり、強制的に「そろえて」しまってはダメなんです。
自分から。
「主体性」こそ、チーム全体の「やる気」がある状態に不可欠です。
一番大切な事は、
リーダーは結果を信じる。
結果が出る前の、準備状態で「結果」を信じる。
そこに根拠は必要ありません。
今のFWOならば、「全国大会金賞」をイメージする。
そこに何ら不安はありません。
その思いが周囲の人に伝わります。
リーダーは自分の発するエネルギーによって、周囲の人々を巻き込む存在です。
今が最高の時。
このコンクールに向けて、ああじゃない、こうじゃないとぶつかりあう、試行錯誤している、
今こそ最高に「幸せ」な瞬間です。
もちろん結果が出たときは最高に盛り上がります。
ドーパミン(脳内ホルモン。「幸福ホルモン」とも言われます)が大量に分泌されて、「幸福感」に浸れることでしょう。
でもそれは一瞬です。
この、何かが起こる、それに自分たちが行動できる「過程」こそ、幸せな状態なのです。
だから、今日を、最高の一日を思い切り楽しみましょう~。
素晴らしいメンバーだと再確認した一日になりました。
あと少しで定期演奏会。
そしてコンクール。
終わって欲しくないけど、はやく演奏したい!
のような矛盾した気持ちです。
これが「幸せ」ではないでしょうか。
明日も頑張ろ~!
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