令和7年7月17日(木)
夏休みが始まりましたね 。
しかし、開智未来では14日から18日まで、午前9時から12時50分まで4時間の講習が組まれています 。これはまさに午前中授業のようなものです 。
ちなみに、3年生はこの後も講習が続き、長い生徒だと終了が午後5時半 。
さらに早い生徒は午前8時から0時間目があり、最終的には8時間目までびっしりと授業があるんです 。いやはや、さすが私立。恐るべしですね 。
そのため、吹奏楽部の練習は午後6時までで、不動岡高校よりも長いなと思っていたのですが 、現状では3年生の練習時間がわずか15分程度しか確保できず、あたふたしている状況です 。
不動岡高校では夏休み中は午後5時完全下校で、練習は午後4時まででした 。確かに3年生の講習が午後4時頃まであったりしましたが、生徒たちが先生と交渉して時間をずらしてもらったり、県大会終了後に講習を開講してもらったりと、主体的に動いていましたね 。先生方も「まあ、生徒がここまで言うなら仕方ないな」と言いながら対応してくださる方もいらっしゃいました 。
この新しい環境では、すべてが手探りです 。様々な対策を考えてはいますが、コンクールまでにどれだけ練習時間を確保できるか 、指導者として緊張感がぐっと高まっています 。
夏の三者面談と練習場所の確保
夏休みに入ると、公式なものか任意かはさておき、三者面談が始まります 。私のクラスは希望者と数名の指名した生徒のみですが、それでも10人以上の三者面談を練習前や練習終了後に組んでいます 。
普段練習でお借りしている教室も、三者面談や文化祭の準備で使われたりして、練習場所の確保に四苦八苦しているのが現状です 。
夏休み明けに控える文化祭に向けて、中庭には特設ステージが組まれ、バス停にはアーチの骨組みが登場しています 。文化祭実行委員も一生懸命に準備を進めており、毎日のように企画の募集や締め切りなどの連絡がclassroomに飛び交っています 。
ということで、午後も生徒達の活動もあって練習場所が決められません。
そのため、予定していたセクション練習は廊下で行うなど、なかなか難しい環境での実施を余儀なくされています 。これも想定外の事態ですが、生徒たちは柔軟に、そして諦めずに練習を進めてくれています 。
大半の3年生が不在の状態ですが、2年生が中心となって一生懸命に練習を運営してくれています 。練習時間や施設など、色々と作戦を練り直す必要がありますね 。今年はもちろん、来年度はもっとしっかりと計画を練ろうと思っています 。いやはや、大変です !
でも、ここで経験している柔軟性、行動力は次につながる学びです。
粘り強く、丁寧に、出来る事に全力を集中していきましょう!
新しいチーム名:「未来組」と「開智組」に込めた思い
今年度初めて、コンクールに出場できない部員が出ました 。
11名のサポートメンバーを、私は「未来組」と名付けました 。そして、30人のコンクールメンバーは「開智組」です 。
それぞれのメンバーがプライドを持ち、強い思いで練習に臨んでほしいという期待を込めた名称です 。実は、1年生の数名に相談して、「いいね!」となって決めました 。以前はA部、D部と呼んでいましたが、やはり上下関係を強く感じてしまうので、何とかしたかったのです 。今後、この名称が定着していくことでしょう(まだ私も慣れていませんが…) 。
さて、この時期に最も力を入れるのは「未来組」です 。1年生だけで練習に取り組むので、様々な課題を明確にし、目標を明確にして練習に取り組んでもらうように指導しています 。開智組と同じくらい、未来組にも時間を割いています 。
未来組が本気で取り組むことは、開智組をさらに高みに押し上げる原動力となります 。そして、吹奏楽部全体が大きく成長するはずです 。とにかく、コンクールに出られない悔しさを、練習にぶつけて昇華させることが重要だと伝えています 。
彼らの課題は、「全調スケール」を覚えること 、良い音で吹くこと 、そして読譜力をつけること 。「開智組」では手が付けられていない「基本のき」を徹底することで、これからの成長につながる重要な土台を築きます 。
「開智組」:結果にこだわり、成長を掴む
さて、コンクールに向けて気合は十分の「開智組」です 。基礎合奏の音も変わってきましたね 。「やっと『揃う』感じがしてきた」というのが正直な感想です 。
いや~本当に良かった 。
いつまでもバラバラでは話になりませんから・・・ 。
ただ、発音はまだまだです 。個々の技術にばらつきがあり 、音色のコントロールもままならない部分が見られます 。何よりも、楽曲の演奏で「適当」な部分が散見されるのが課題です 。楽曲を仕上げるとはどういうことなのか、その基準から明確にしていかなければなりません 。
「吹けているか、いないか」 その区別を明確にすること。
そして、諦めずに、正しい方法で、集中して取り組むこと 。
これは学習となんら変わりはありません 。
「結果」にこだわって、毎日の練習に取り組みましょう 。
もう「自己満足」でOKのレベルではありません 。
「自己満足」と「結果」の両立を目指し、「結果」にこだわり抜いてほしいと願っています 。
シビアに、明確に、そして楽天的に 。絶対できると自分たちを信じて、一歩ずつ前に進んでいきましょう 。このコンクールを通じて、皆さんが劇的に成長する姿を 、今からとても楽しみにしています !
チャレンジを楽しむのがリーダーです!
さ~創造型・発信型のリーダーたち。
全力で駆け抜けましょう!!
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