令和5年3月2日(木)
一日入試の会議でした。
あっという間に終了しました。
私はただただ書類を見つめるだけの時間でした。
高校入試
不動岡高校は多くの中学生が受験してくれました。
本当にうれしいです。
でも、多くの皆さんが不合格になりました。
紙面では数字でしかありませんが、その先には一生懸命に頑張った中学生の皆さんがいます。
自分の子供が受験生になり、ハラハラドキドキの受検を見守る立場になって初めて理解できるようになりました。
まだあと2名います・・・。
大学受験(するのか!?)となればあと3人。
さて、合格できた皆さんは、本当におめでとうございます。
狭き門をくぐり抜けて不動岡高校へ進学を果たしました。
あっという間に終わる高校3年間を本当に大切にしてください。
入学前の思いをすっかり忘れて、時間を浪費してしまう不動岡生も少なくありません。
やり直しはありません。
合格できた喜び、そして悔しい思いをして他の学校へ進学した人たちを忘れないでください。
別の学校へ進学する皆さんは残念な気持ちでいっぱいでしょう。
でも、この挫折は人生に幅を作り出す貴重な経験になります。
私自身、大学進学で全く持って思うような結果が出せませんでした。
その挫折と向き合いながらも、今はとても幸せに過ごすことが出来ています。
まあ、知らないおじさんの経験ではあまりフォローにもならないですね。
とにかく、少し時間がかかっても気持ちを切り替えて、前向きに進学先で充実した高校生活を送ってください。
そして、学力だけが人生を決める基準では全く持ってありません。
この結果をもって、自分の人生を決めるような感覚は錯覚です。
まだまだこれから。
前を見て進んで行きましょう。
とにかく、大きな節目になる一日でした。
受験に関わった生徒のみならず、保護者、その他多くの皆さま、本当にお疲れさまでした。
吹奏楽部
昨日は合奏がありました。
定期演奏会のステージドリルで取り上げる
ディズニーランド・セレブレーション
は何度も演奏しています。
人気作品です。
ディズニーが大好きな生徒も多いので、合奏もいつも以上に楽しそうです。
以前、ディズニーシーで演奏させていただきました。
そろそろ募集も再開されるでしょうから、来年度申し込んでみるのも良いと思います。
今でも覚えていますが、一生懸命に準備して、申し込みから選曲、演出、練習の段取りと何から何まで生徒がやっていました。
不動岡生が本気を出せば、ものすごい行動力があります。
やりたいこと、好きなことは、周りから見ると「どうしてそこまで!?」と言うくらいに頑張れます。
まさに、主体的な活動でした。
本来は吹奏楽部の活動自体がそうあるべきですね。
継続は力なり
とは言え、毎月ディズニーランドで演奏していればまた話は違ってくるでしょう。
アドレナリンが出る系統の達成感は、熱しやすく冷めやすい。
しかも中毒性が高いのです。
これはコンクールも一緒。
ですから、年に数回のアドレナリンでは「継続」は難しいです。
さらに、イベントでの依頼演奏や校内での発表会でも思い切りアドレナリンを出して「満足感」を得ていくことも「継続」には不可欠です。
でも、一番大切なことは
「継続は力なり」
を常に意識して、困難な場面を乗り切っていくことです。
コロナはこの「継続」を断ち切ってしまいました。
それが「諦める」習慣になってしまっているのではないでしょうか。
今こそのこの悪習を断ち切らなければなりません。
コロナとの闘い。
思い起こせば・・・。
2020年2月 休校になる!という話が出て、あわててパストラルかぞの小ホールやら練習室やらを借りまくりました。
保護者にも手伝っていただいて、管楽器だけでなくハープなども運んで練習体制を整えました。
結局、施設貸出も中止となり、たった2日で学校へ戻すことになりました。
3月からの休校期間には、生徒が先生のお宅へ行ってレッスンを受けていました。
テューバ持って路線バスに乗って移動して、先生のお宅に伺っていました。
このエネルギーは本当に素晴らしかった。
生徒たちは一緒にもがいていました。
「何かできないか!」
その後も思うような活動は出来ず、何とか練習時間を確保して活動しました。
ちなみに今日の今に至るまで、一体どれほどの高校生がコロナに感染して重症、死亡したのでしょうか。
これは再三ブログでも取り上げましたが、多くの方はデータは知らないままお上のお達しを金科玉条の如く受け入れていました。
2020年 8月 はコンクールが無くなりました。
不動岡高校では定期演奏会を延期して実施しました。
でも、中学生はそのような機会も無いので久喜総合文化会館大ホールで、有志の学校を集めて発表会を有観客でやりました。
多分あの時期にどこもやっていなかったはずです。
運営はとんでもなく大変で、色々とご迷惑をおかけしましたが多くの方に喜んでいただけました。
何より、多くの中学生が最後に演奏をして引退することが出来て良かったです。
2021年 11月 は京都・大坂へ修学旅行に行きました。
緊急事態宣言が出る前、GO TO トラベルの対象事業となり、旅費も半分ほどでした。
地域クーポン券を頂いて、多くの生徒がユニバーサルスタジオ・ジャパンでお買い物を楽しんでいました。
行くまでには、それはそれはもう数えきれないほど多くの壁がありました。
幸いなことに、管理職が「あとは俺が責任をとるからやっちゃおう!!」と言ってくれました。
安心、安全のために「何もしない」という考えと真逆で驚きます・・・。
心配する保護者の皆様に、
「とにかく、一生に一回しかない修学旅行です。行かせてあげてください。心配なことは山ほどありますが、でも修学旅行なんです。お願いします。」
もはやどれだけ説明しても安心などありません。
でも、生徒たちにとって「高校生の修学旅行は1回しかない」。
この一点だけ。
その思いで、修学旅行主担当として多くの先生方から批判されながらやり切りました。
そのたびに、対応をして、文句が言いようがないようにして。
でも、やっぱり最後は校長先生でした。
相当多くの苦情を飲み込んでくれました。
修学旅行中に一言
「大変だったけど、やって良かったよな~。」
泣けました。
この人のためなら頑張れる、と思える方でした。
ということで、結果オーライと揶揄されながら、それでも生徒たちが本当に楽しそうにしていて私は幸せでした。
学校祭
学校祭も9月へ延期して、内容も展示発表だけという形にして、最終的に3年生は参加しませんでしたが1,2年生で実施しました。
翌年は人数制限をかけながらも、何とか観客を入れて公開の学校祭もできました。
事前申し込み制がとてつもなく大変でしたが・・・。
結果として生徒たちは制限された中でも、それなりに仲間と共に取り組む活動を経験することをできました。
これが、人生においてとても大切な経験だと思います。
何より、楽しい行事が何も出来ない中、せめてものストレス解消となればとも思いました。
やはり大人の雰囲気が重ければ、それを子供たちは敏感に察します。
せめて学校は楽しい場所にしたいと思っています。
とにかく、コロナの影響で、苦労する中で「ルール」、「権力」、「常識」といったことを自分で確認する必要性を実体験として再確認することが出来ました。
もし、とんでもなく高い壁のように感じても、実は思い込みだったり、大した根拠も無かったり、後から思えば無駄なルールだったりします。
例えば、海外から日本に戻る時に「ワクチン3回接種」が条件になっています。
これって本当に無意味です。
なんで誰もこれをやめようと言わないんでしょうか。
もはや「3回目」は予防効果は無いです。つまりこのルールは防疫のためではないのでしょう。
何なんでしょうか。
誰のためなのでしょうか?
ルールを疑う
これがとっても重要です。
自分の人生を大切にするためにも、当たり前を疑うことが大切です。
思考停止
これだけはいけません。
諦めない
やりたいことがあったら諦めてはいけません。
止める人間が、決定権を持つ人の場合は「どうすれば実行できるのか?」を確認して、その通りに変更していけばよいのです。
ちなみに、最初から許可するつもりはなく、無理難題をふっかける最悪の人間もいます。
でも、諦めてはいけません。
必ず道はあります。
愚痴を言いながらも、諦めずに進み続ければ応援してくれる人も現れます。
ちなみに、決定権も無く、行動した経験もない外野のヤジは無視しましょう。
それは全く聞くに値しない雑音です。
とにかく世の中全体がつまらなくなってしまいました。
でも、一番つまらないのは、そこで諦めた自分自身です。
ちなみに、私は実はこの3年間、悔しい思い、怒りなど負の感情をいつも以上に持ってしまいました。
でも「出来る限り」は続けてきました。
公平性を主張して「ずるい」と言う人もいます。
これが「同調圧力」の正体でしょう。
でも自分たちのやりたいことを、やれないのなら
「どうすれば出来るのか?」
を考えて行動するべきです。
思考停止して、政治とか、決定権を持つ権力者を陰で批判しているのは全くもって楽しくない。
全部手を打って、それでも思うような方向に進まなかったら
「くやし~!!」って叫べばいいんです。
で、また次の手を探して打ちましょう。
不動岡生にはそんな「諦めの悪い」人間になって欲しいです。
楽天的に、そして粘り強く行動する。
大人の言う事は絶対ではありません。
自分の頭でしっかりと判断してください。
あなたの人生は、あなた以外に責任はとれないのです。
がんばれ!「コロナ世代」!!
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