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中学校と合同練習2

吹奏楽
あるんですね~。

令和4年6月25日(土)

どうも梅雨明けしてしまったようで、今年の梅雨は短かったな~。

温暖化とか、海水温の上昇とか、絶妙なバランスで我々の日常はできあがっているんですね。 

水不足、そして電力不足が心配されます。

卒業生との懇談会

毎年恒例の、大学2年生を招いて2年生、3年生が分野別にお話を聞く会。

やっぱり身近な卒業生から、受験について、大学についての話を直接聞くことができるのは貴重な機会です。

私は法学部、政治経済学部の部屋が担当でした。

教育実習生も4人いて、卒業生4人と総勢8名。

質疑応答の時間が足りなくなるくらい、先輩たちの話は充実していました。

中でも印象的だったのが

「女性として進路を意識するのは、就職が初めてではないでしょうか?一生働くのか、自分の選択が迫られます。」

と、これは教育実習生。

さすが大学4年生ともなると、視点が大人ですね。
生徒にも響いていたのではないでしょうか。でも、一番は講師の卒業生かもしれません。

中には「就職はコネ」と言い切る、不動岡応援団から、某6大学の応援団で頑張っている卒業生もいました。

「コネ」の通じる会社から選択するので大丈夫か?と不安にはなりましたが。
これほど激動の時代に、大企業だから大丈夫!なんて時代錯誤な考えは持っていないと信じたい・・・。応援団。自分の応援ちゃんとしよう。

また、体育会の陸上部で頑張っている人。

部活と留学の為に図書館が生活のメインと言っていました。
授業でも教えていた生徒ですが、とっても強く、大きくなった印象です。

卒業生の活躍を実際に見られるというのは、教員も幸せな時間でした。

本当に様々で、現役生にとって貴重な刺激を頂くことが出来たのではないでしょうか。

遠く北海道から来てくれた吹奏楽部卒の先輩、神戸大学などなどそうそうたる学校から来てくれています。

やっぱり、一昔前と比べて大学のレベルが上がったな~と思いました。

大学のブランド

ある実習生は

「そうそうたる大学の出身者の中に混ざって、自分が何が言えるのか?と思ってしまった。」

と正直な思いを吐露してくれました。(実習日誌)

いわゆる「学歴アレルギー」でしょうか。

私自身、ブログでも何度も書いていますが「大学受験」という観点から見れば、思うような結果が出なかった人間です。

まあ、必然というか・・・。

ちなみに、教育実習生にも「8月まで部活をやっていて~」と言っていた人がいましたね。

私は10月までやってました。

でも、不動岡高校吹奏楽部の卒業生は8月、9月まで頑張って、進学先も見事な大学に進む人も多いです。本当に偉いと思います。

ということで、部活は言い訳にはなりません。

でも、人間なので色んな人がいます。そして、結果は「思うようにならない」ことばかりです。

大切なことは、進学した後ではないでしょうか。

ちなみに、私の場合は「教員一択」だったのでなんの迷いもなく、文学部で教職を2科目(地歴と公民)をとるという、本当に計画性の無さを露呈しました。

当然、その後に苦難が待ち受けるわけです。

なんと言っても、4年生で54単位/年(本当は規定数を越えていましたが、学生課の担当の方がうまく・・・)取ることになるとは。

毎日大学へ行きました。
土曜日も!ちなみに、1年、2年が取る教職科目、夜間の学生が主な5時間目の教職科目が多かったです。なんか一人だけ浮いてるな~って感じでした。

今でも覚えていますが、木曜5限「自然地理概論」の先生が話す、南極探検隊での体験談が本当に面白くて、印象的でした。ずっと「カール」(地形)の話しでした・・・。それも面白かったですけど。

履修科目は全て習得。
一番危うかったのは「卒論」という・・・。(一度落第して、追加論文、口頭試問で何とか許してもらいました)

そして、晴れてたったの7時間だけの非常勤講師。(月給7万・・・。)
でも、目標だった吹奏楽部のお手伝いもさせてもらって、本当に楽しかったです。

学力は高いほど良い!?

ということで、そりゃ東京大学の学生は優秀。

でも、それ以外にも大学はあります。
入学試験で縁あって自分を入学させてくれた大学で思い切り成長して、社会に出てから更に成長して、それから10年も経てば学歴の差は関係なくなりますよ。

30歳過ぎれば、さすがにその間の積み重ねである程度の力は付いていますから。

もちろん、学歴の求められる分野(国家公務員とか「名誉」が重要な分野。あとは大企業。「学力フィルター」のある。でもオワコンの可能性もありますから要注意。勉強頑張ってオワコン大企業に就職して、30過ぎで路頭に迷わないようにね・・・。コネとか使って。)を目指すなら、ぜひ人生の全てを大学受験に注ぐべきです。

でも、そういう人はどれほどいるんでしょうか。

でも、例えば教員ならば東大でも、私立でも資格取って、採用試験に受かれば、後は一緒。

まあ、東大卒の公立高校教員はレアですから目立つでしょうけどね・・・。

そして、賃金だけが指標ではありませんが、「学歴フィルター」の無い「教員の生涯賃金」と同等の金額を稼ぐ一般企業を探してみてください。

結構大変だと思いますよ。
なんと言っても、日本のサラリーマンの平均年収は450万ですから。

しかも中央値は200万円代。

よもや、学歴を手に入れて、「学歴フィルター」の無い分野より稼げないというのは・・・。
コストとゲインが見合っていません。10代のコロナワクチン接種みたいです。

繰り返しますが、賃金だけが指標ではありません。
でもやっぱり稼ぎたいですよね。出来るだけいっぱい。

ちなみに「起業」しちゃえば学歴は関係ないでしょうけどね。

自分で必要な分(ひとそれぞれ)だけ稼ぐ、というのがこれから広がっていくでしょうから。
これからは「出来るだけ稼ぐ!」という時代ではないようです。

消費意欲の低い若い世代。
自分なりの幸せを重要視する世代は、高度経済成長時代の猛烈社員とは別の価値観で生きています。

多分、多くの卒業生が自然に「起業」チャレンジをするような時代になると思います。

ぜひ、1人でも2人でも大成功する起業家が登場して欲しいです!
※勝手な願望。

まあ、起業家に学歴は必要かどうかは不明・・・。

学歴が必要な業種と必要ない業種があるということは理解して欲しいです。

「仕事によっては「学歴フィルター」があります。」

という卒業生もいましたね。

確かにそういう分野はあって、それを目指すならば「学歴」は通り道なので避けられません。

つまり、進路によって「学歴」の重要度は異なるわけです。

進路もまだ固まっていません、でも出来るだけ偏差値の高い学校に行きたいです。

これが一番もったいないですね。

例えるなら、「行先決まっていないけど、一番高い航空券を買いました。」

たどり着いてみたら、「なんか違うな~」ってのは相当にもったいない。

絶対に偏差値60以上の大学!

とか、意味の分からない基準は持つべきではありません。

箱根駅伝で優勝する大学もいいけど、あなたは駅伝ランナーではないですよね?

自分の頭で考えて、行動する。
やはり「品格あるリーダー」として、高校生活を送って欲しいと思いました。

頑張るのは大切。
でも、少し頭の中は柔軟に。

そして。
今いる場所で「全力」を尽くせれば、それが「最高」なんです。

私も40代後半になってそう思えるようになったのかな~。
「偏差値50ギリの大学だから、一生懸命勉強しないと!」という危機感はあったかもしれません。
今までやってこなかった分を取り戻す思いです。(良いのか悪いのか・・・)

まさか、私が今更「高校時代もっと勉強しておけばよかった・・・。」と真剣に後悔しているとしたら、ちょっと心配になりますよね。

「大丈夫?おじさん?そんなこと言ってないで勉強して」って。

合同練習

蓮田市立黒浜中学校の皆さんが不動岡高校まで来てくれました。

この酷暑。

なんと、加須駅から徒歩で来てくれたのですが、そこで1名熱中症によりダウン。

せっかく来たのに保健室でずっと休養になってしまいました。
それでも、最後には元気に回復してくれて良かったです。

教室は「部活ではクーラーは使用不可」という、何とも厳しいご判断により酷暑の中、教室やら廊下で中学生と一緒に練習していました。

クーラーの調子が悪いという噂の不動岡ホール・・・。
実際に、一度だけクーラーの無い不動岡ホールの夏がありました。
10年ほど前です。辛かった・・・。

しかし!何と!!この日はちゃんと冷やしてくれました。助かった~。

ということで、快適な環境で1時間ほど基礎合奏をしました。

「良い音を覚えてもらう」

これが、合同練習最大のメリットだと思います。

繰り返し高校生の音を聴いてもらい、だんだんいい音のイメージを持てるようになりました。

実際に演奏を聴くと、中学校3年生はとっても上手でした。

ですから、彼らがモデルになればすぐに上達するだろう、と予想されました。

しかしながら、1年生が2,3年生と同数入部してくれて、いわゆる「うれしい悲鳴」状態ということ。

何としても、3年生のいる間に1年生を良い方向に育てないといけませんね。
2年生もとっても頑張っていましたが、いかんせん人数が足りません。

それでも、まだまだ幼い1年生が本当に一生懸命に練習に参加してくれたので、これから必ず上手になっていくことでしょう。

あのまっすぐなまなざし、まだ身体も成長過程の小さな皆さんが、精一杯頑張る姿に心を打たれました。最近、涙腺が特に緩いので注意が必要になりました・・・。

合同練習で、いきなり顧問が泣いてたらびっくりしますね。

鑑賞

合同練習の後半に、A部の基礎合奏を聴いてもらいました。

実は、自分たちの練習時間が足りずに切羽詰まっていたので、模範演奏と言うより、自分たちの基礎合奏を真剣にやっているところをただただ見てもらう感じでした。すみません。

でも、音は寄ってきましたね~。

まだまだ精度は上げられますが、良い方向に進んでいるのは間違いありません。

これからが本当に楽しみです。

最後に宝島とディープパープルメドレーを演奏して、合同練習は終了となりました。

これからの練習につながる、何かを持って帰ってもらえればと思います。

合同練習で一番成長するのは、教える側です。

とっても緊張感があって、練習の質がグッと高まりました。

やっぱり「刺激」は重要ですね~。

本当にありがとうございました!

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