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中学校へ

令和5年5月22日(月)

世の中は月曜日。

しかし、松伏高校はPTA総会が土曜日に開催された関係で月曜日は代休でした。

久しぶりに朝はのんびり。

と思いましたが、習慣の力というのはすごいもので5時過ぎに目が覚めました。

その後はだらだらと・・・。

休日なのに、何かしなきゃ!と思ってしまう悪いクセがあるので意識的にのんびりしています。

しかし・・・。採点の嵐がまだ吹き終わっていませんでした。

ということで出勤。

せっせと翌日に返却するテストの採点。

無事に終わると、授業の準備。

なんてバタバタしていたら、あっという間に時間になりました。

う~ん。
あんまりのんびりできなかったな~。

蓮田南中学校

以前にこちらの学校へ伺ったのは何年前でしょうか・・・。

随分と昔のことで思い出せません。

久しぶりに伺うと、とっても元気いっぱいの部員の皆さんが迎えてくれました。

以前に伺った春日部市立飯沼中学校の皆さんもそうでしたが、とっても明るくて前向きな表情が印象的でした。

これは間違いなく、指導者の取り組みの証です。

表情を見れば分かります。

また、中学校に行って再認識したのは、高校生よりも素直で表情にすぐ出るところ。

高校生はやはり大人なので、上手く取り繕う事をしますからね・・・。

とはいえ、それも長年の積み重ねで結構分かったります。

やはり音楽室の空気(雰囲気)はとても大切だということです。

基礎合奏

顧問の先生は中学校は東部支部出身、高校は埼玉を代表する吹奏楽の有名校。

そして音楽大学で管楽器を専攻していました。

つまり、自分自身が生徒の頃に学んだ吹奏楽指導のノウハウはばっちりあります。

それを、どう咀嚼して目の前の生徒に落とし込むかという点が難しいところでしょう。

ゼロの段階から、生徒達の段階に合わせてステップを設定するのは難しいです。

しかし!

顧問のK先生は、常に生徒と正面から向き合って話しかけていました。

生徒を良く見ています。

結局「コミュニケーション能力」が最も重要なのです。

いかに、生徒と情報交換をスムーズに行えるか。

生徒が発する非言語情報しっかりキャッチする。

K先生は、生徒の集中力、体力が落ちてくるとすぐに察知して、丁寧に声掛けを行っていました。

見ている、というより、感じると言った方が適当かもしれません。

私も生徒のみならず、大人が相手でも「どんな風に感じているかな~」と敏感に感じるように心がけています。

というのも、指揮者、指導者が無神経に一方通行の情報を送り続けても、充実した合奏、演奏者の満足感は引き出せません。

お互いの情報をしっかり受け止める意識。

特に純粋で直な中学生ならなおさらでしょう。

清々しいほどに、生徒と先生の関係性がしっかりと作り上げられていて感動しました。

私の方が勉強になりました。

とてもいい雰囲気でした。

休憩の大切さ

ちなみに、2時間半の練習で休憩を取らない!とのことでした。

生徒の様子を見ながら、5分でも良いので休憩をとってみてください。とアドバイスしました。

人間の集中力は1時間が一般的と言われています。

もちろん個人差があります。

でも、大人の自分を考えてもやっぱり1時間ではないでしょうか。
これは授業の単位を考えても妥当なのだと思います。

ちなみに、前任校で65分授業というものを経験しました・・・。

いや~苦しかった。
私は授業でアクティブラーニングを取り入れているので、そこまで苦しくはなかったですが・・・。

でも、もう50分授業に戻りました。
つまり、そういうことです。

頑張る事も大切ですが、無理しすぎる、また表面上だけ整っているのでは結果は出ません。
こういう点について「科学的」なアプローチを大いに参考にしてほしいです。

精神論と科学的アプローチのバランスです。

リーダー

前述の通り、先生のご指導がしっかりと行き渡っており、元気よく明るい雰囲気の部活です。

良い活動しているなという感じです。

また、良い部活の特徴としてリーダーが誰か分かりやすいという点が挙げられます。

もっと言えば、「誰が3年生」なのか、見れば分かる部活は良い部活なことが多いです。

それは、実力だけでなく、態度、意欲が前に立った時にしっかりと伝わります。
それほど、上級生が明らかに高いエネルギーを持っているということです。

蓮田南中学校では部長さんを始め、上級生がしっかりと責任感を持って部活に取り組んでいることが分かりました。

モデルになる存在がいる、ということは非常に重要です。

指導者は3年(2年ほど)かけて、どれだけ成長を促すことが出来るか。
これが指導者の実力です。

特に中学校ではほとんどが楽器初心者から始めるので、この観点はとても大切だと思います。

とにかく、蓮田南中学校はこれから劇的に伸びていく!と予想しています。

色々とアドバイスはしましたが、すでに良い方向性を持って進んでいるのであとは「継続」あるのみ。

ぜひ!先生と一緒に素晴らしい音楽をしていって欲しいです。

次回にお伺いするのが楽しみです。

これから毎週のように色々な学校にお伺いしていく予定です。

結局、この2回の練習で分かったことは、自分自身が一番勉強になっているということ。

もっと分かりやすく、すぐに改善する、改善を実感する、そして継続してもらう。

外部から指導する難しさを感じ、新たな気づきの多い日々です。

東部支部の生徒を応援することが、自分自身の経験となり、指導力向上につながっています。

与える側が多くを得る。

これは物事の本質でしょう。

また6月も頑張ります!

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