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「神は死んだ!」byニーチェ

令和5年2月2日(木)

今日も午前中は論述指導の準備と指導。

今日の問題はちょっと難しかったな~。
何が難しいかというと、出題者の意図が絞りにくくて広がりすぎてしまう点。

大学入試問題は大学教授と受験生のキャッチボールです。

しっかりと受け止めて、自分の投げられる最高の球を投げ返す。

そのための準備です。

本当に真面目なメンバーで毎日3名が地歴まで来ます。
最後の最後まで頑張って欲しいです。

運転免許更新

年休を取って運転免許証の更新をしてきました!

学校そばの加須警察。

やっと鴻巣にある免許センターでしか更新できない人から、警察署で更新できる人になりました。
どうやったらなれるのかは秘密。

しかし、「優良」の更新者にはなれず「一般」の更新者です。

この「一般」という気遣いがうれしいというか、何というか。
さすがに「違反者」だと悲しい・・・。

ちなみに「優良」と「一般」の違いは、講習時間が倍(ビデオが2回)になります。

お話してくださる警察官OBの方も、本当に作業のようにこれを話し続ける日々は大変でしょうね。
とても穏やかで、優しいお声の方でした。ちょっと睡魔を呼び起こす感じでしたが・・・。

寝ませんでした!間違いありません!

交通事故の映像を何度も見せられて、気を付けなきゃな~という気持ちはしっかりと植え付けられました。免許更新は大切です。

ということで、今日は黄色信号はちゃんと止まりました。(あ、当然ですね!)

車線変更もあんまりしませんでした。ある程度はしましたが。

緊張感を持って、丁寧に運転しようと思います。

そして、ゴールド免許復帰を目指します!!

加須警察の皆様お世話になりました。

本番前最後の合奏

明日の節分会に向けた最後の合奏。

しかし、職員会議が長い。。。今日に限って・・・。
今日は色々と議題も多くて、結局合奏には遅れてしまいました。

DP

昨日、西部地区音楽祭で所沢北高校が演奏していました。

所沢北高校はブレザーがえんじ色で、ぱっと見不動岡そっくりなんです。

これでDPをやると、なんだかデジャヴかと感じてしまいました。

やっぱり派手に演奏するとカッコいいですね。

ちなみに所沢北は全員サングラスでした。
これは植田先生(福井県武生商業)の影響が・・・。ラブピもやってるのかな?

コロナでラブピはやりにくくなりました。
もう、これを全力でやれた代は卒業してしまいました。

これを機に、定番曲の入れ替えもアリかな~なんて思っています。

ちなみに衣装も、スラックスに冬服のブレザーもアリかなと思っています。
男子は・・・。詰襟。

もちろんジャンパースカートもなかなかインパクトが強いので良いかもしれません。
「伝統校!」って感じがして。

場面によって衣装を使い分けてもいいのではないでしょうか。
定期演奏会の1部と2部とか。
コンクールの地区大会と県大会とか。

まあ、私がただ飽きっぽいだけかもしれませんが。

演歌メドレー

これのアレンジが良いです。

天城越え。いいな~。多分涙しながら歌うお客さんがいることでしょう。

実は、もう1曲「テレサ・テン・メドレー」も準備しています。

これもアレンジが良さそうです。

今後、演歌メドレーと一緒に演奏したいと思っています。

やっぱり観客が喜んでくれる選曲も大切ですね。

明日は絶対に喜んでくれます!
楽しみですね~。

ちなみに寒い中頑張った皆さんには差し入れがありますよ~。
お楽しみに!

ニーチェ

昨日の朝なぜか、ニーチェの書籍が目に入って読み始めるとあまり衝撃で止まらなくなりました。
ここのところ感じている課題、日々高校生たちが悩んでいる姿を目にして、ああこの考え方を知ると何か前に進んでいけるエネルギーになるのではないかと感じました。

「目標」を見失う

学歴社会は終わったといわれつつ、それでも学習は必要と言い続けています。
そもそも、学習は大学進学のためだけにあるものではありません

しかしながら、中学生、高校生という若い時期に学習の重要性を理解して行動につなげることはなかなか困難でしょう。

そこで「将来」というぼや~っとした目標みたいなものをぶら下げて、とにかく頑張ろう!という話になるのです。

学問が好きで好きでたまらない人もいます。
英語が好き、数学が好き、歴史が大好き!音楽が、美術が、書道がとそれぞれにはまっている人はそれを突き進めばよいのです。

しかし、そのような人はごく限られた人でしょう。
ちなみにニーチェのは、「自分の好きなこと」を追求することこそ素晴らしい!と述べます。

これは多分誰にでも腑に落ちるでしょう。
自分の「好き」を仕事にできる人なんてほとんどいない!と大人が思っています。

多くの人は「私には好きなものがない」(没頭して人生をかけられるような)となるわけです。

ルサンチマン

うらやみ、ねたみ、そねみ の意味で使われている、哲学用語でも最もポピュラーな存在です。

人は、自分が「目標」を持てずにもがき苦しむと、他者を「うらやむ」ようになります。

いわゆる「隣の芝生は青く見える」という奴です。

そして、どうにもならない「無力感」にさいなまれる。
これを ニヒリズム と呼びます。

人生に「目標」を持てないと、ニヒリズム(無力感に包まれた状態)になってしまいます。

自己嫌悪、行動できなくなり、さらに自分を否定するという悪循環。

これが広がった世界の人々を「末人(最後の人)」とニーチェは名付けました。

「末人」とは、何事にも「憧れ」(夢)を持たず、安楽を第一とする人」の事です。

何だか心当たりがありませんか?

「どうせ」とか、「安心安全」を大切にして行動しないとか。

何事も起きないために、何もしない!
あ、どこかの偉い人がそうだな~。そっかあの方は「末人」なのか・・・。

さて、なぜ「憧れ」が重要かというと、ニーチェ曰く「創造性」が人生の豊かさ、幸せには最も重要な要素なのだそうです。

「創造性」を発揮しない人生は、本物の人生では無いと考えるのです。

人生の目標

それぞれの人生の「目標」にどのように出会うのか?
そもそも私たちの先人は「目標」を見つけて生きてきたのか?という疑問をニーチェは持ったわけです。

神は死んだ

大変有名な言葉ですが、この言葉にはとても深い意味が込められています。

キリスト教徒にとって「神」は絶対です。つまり「答え」です。
これに従っていれば、素晴らしい人生(天国)を約束されるわけです。

しかし!この「神」(絶対的な答え)を信じる行為、これこそニーチェが完全否定しました。

人間は弱い生き物ですから、何か「答え」が欲しい気持ちになります。
「答え」を言い換えれば、「正しい道」とか、「やるべきこと」とかになります。

例えば、高学歴もその「答え」の一つではないでしょうか。

そこでニーチェはどのように主張したかというと、「自分の答え」を見つけなさい。ということです。

これは非常に難しい。
でも、この課題と向き合うことは非常に重要なことです。

ここを無視すると「私の人生なんだったの?」ということになるというのです。

日本の場合

かつて高度経済成長(池田勇人内閣の所得倍増計画)の60年代、70年代、馬車馬のように働いて、稼いで物を買って(家、車、家電など)60歳でリタイヤする。

何とも分かりやすい「目標」ですが、現代ではとっくに崩壊した成功のモデルです。

定年は65歳。5歳延長した分雇用がある人はいいですが、ない人は新たに働き口を探す時代です。
いわゆる2000万円問題。(老後に2000万円の貯蓄がないと生活が成り立たなくなるという試算)

高学歴で大企業に勤めて高収入を得る!という「目標」も、もはや東証プライム上場企業(旧1部)でも平均25年で企業は消滅しているそうです。

いわんや中小企業をや。

働き始めて、平均的な企業なら「倒産」とか「解散」に立ち会うことになるのです。

まさに、日本において「神は死んだ」状態です。

ではこれに代わる何か新たな「神」は必要なのでしょうか?

ニーチェは

「自分で探しなさい」

と冷たく突き放します。

でもこれ以外に道は無いのです。
踏ん張って、自分の「心地よい」ものを手掛かりに探しすのです。

ニーチェは続く・・・。

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