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通常練習。

吹奏楽

令和3年4月30日

何だか月曜日のような気分がしてしまいますが、今日は金曜日。
本番延期のため、少し気分的には余裕が出てきました。

全てが予測不能ですが・・・。

楽器屋さん

1年生や2年生も楽器購入を検討!

もちろん楽器は高額なものですので、保護者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

サキソフォンの2年生は迷いに迷って購入を決断したようです。
せっかくの楽器ですから、これから毎日思い切り吹いて大活躍してください。

その一生懸命に演奏する姿を見られれば、保護者の方も満足してくださると思います。

1年生もフルートの購入を検討してくれています。
素晴らしいですね~。こちらもかなり高額ですが・・・。

やっぱりフルートは材質が総銀になると、ホールでの響き方が全く違うんですよね。
あれだけ小さな楽器ですので、材質による影響は絶大です。

そして、最高のランクになるとフルートは「貴金属」になります・・・。18金とか。
社会人の吹奏楽団で100万円!とかそれ以上の楽器をお使いの方をちらほらお見受けします。
すごいな~。

まあ、テューバは100万円が普通ですけどね・・・。

ちなみに、一年ほど前のコロナ休校中に楽器を購入させていただいた、レンタル楽器店の担当の方から久しぶりのメールが!

「コントラバス買いませんか?」

う~ん。悪魔的だ・・・。

このタイミングで!!
実は現在コントラバスが足りず、他校からお借りしています。
実際にオーケストラにも貸し出してる、かなりの高級品を破格のお値段で・・・。

危険な香りがしています。

あれがあれば・・・。バンド全体の響きが変わるでしょう。

とりあえず、検討中です・・・。

中古楽器

実は、同僚のお子様が中学校で吹奏楽部に入り、楽器を購入したい!ということでお手伝いしました。

いつもお世話になっているDACの池端さんが、遠く加須まで楽器を持ってきてくださいました。
中古でOK、予算もはっきりしていたので、条件に合う中でもとても良い楽器を持ってきてくださいました。

生徒にも実際に試奏してもらって、2台あるどちらも良い楽器でした。

結局、ベッソンのトロンボーンを選ばれました。
お子さんもとても喜んでいたので、とっても良かったです。

地元の中学校ですので、これからも一緒に練習したりして交流できるとうれしいです。

さて、楽器の性能の違いは、吹いてみれば誰でも分かるほど明らかです。
音が当たりやすくなり、響き(倍音)の量、音程、音色と楽器の能力が奏者を大いに助けてくれます。

私自身、YAMAHAのTubaからCarison(すでに廃業してしまった、イタリアのメーカーです)に変えたときの感動は今でも覚えています。

その時もDACさんで購入しました。
Tubaをレッスンしていただいてた杉山淳先生にアドバイスをいただいて、「予算内の一番高い楽器を買いなさい!」という・・・。とっても分かりやすいですが、今はそのアドバイスが正しいと実感しています。

中学生では楽器を買わないと楽器が無い!という学校も多いと思います。
その場合は、ぜひ中古の楽器をお勧めします。

新車のカローラより、中古のベンツ。
性能が違うんです。古くてもしっかりと調整すればちゃんと能力を発揮してくれます。

YAMAHAの生徒向けの廉価版と同じ値段で、高級品に手が届きます。

なかなか、新品へのこだわりが強い場合が多いですが・・・。

練習

放課後の合奏では急ピッチでメインの曲の練習が進んでいます。

「キューバ序曲」

勉強するればするほど、魅力的な作品であることが分かります。

とてもシンプルな三部構成(急・緩・急)で、使用されているモティーフも本当に少ない。
それらをシンプルに変奏して、ここまでの作品にするのですから本当に素晴らしい。

100年経っても演奏される名曲。
オーケストラ・アレンジ作品を演奏するだいご味はここにあります。

大作曲家の作曲した、名曲中の名曲を演奏できる喜び。
可能ならばベートーヴェンも演奏したいものです・・・。

「中国の不思議な役人」

実は、作曲されたのはほぼ同じ時代。
ちなみにバルトークが第1次世界大戦中に作曲した「役人」。

ガーシュインが1932年(満州事変の翌年!)に作曲した「キューバ序曲」

日本ではまだ西洋音階になれず、行進曲「軍艦」を歌う軍人が半音進行を歌えなかった時代。

そんな日本の高校生が、この2曲を演奏することになろうとは・・・。
バルトークもガーシュインもそれはそれは驚いているでしょう。
でも多分喜んでくれるのではないでしょうか。

この2作品を取り上げたことで、間違いなく生徒たちの音楽的な許容範囲は拡大しています。
ちょっとした不協和音は心地よく感じるようになっているでしょう。

人間の感覚とは面白いもので、慣れによって最初は不快だったものが、そのうち心地よく感じるものです。

「苦み」の感覚がその代表的なモノです。
もともと「苦み」は毒を意味する信号なのですが、繰り返し摂取する事で「苦み」を好むようになります。

「ビール」の苦みがその典型ですね。
アルコールが得意ではない私には、いつまでたってもただ「苦い」だけですが・・・。

本番に向けてぐんぐん仕上がってきています。
FWO名物「火事場の○○力」が出ている模様です。

さて、それがどこまで突き抜けるのか?!
会場でご確認ください。

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