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美術史にはまる。

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本当に面白い!

最近はまりにはまって、移動中にずっと見ています。

美術について面白ろおかしく話してくれます。
中野京子さんとのコラボレーションもあるのですが、『怖い絵』などの書籍と通じるところがあります。

学術的に異論が出そうなお話、五郎さん独自の解釈など、色々なお話が混ざっています。
そこいら辺は「盛っている」という認識を持ちつつ、教養としての情報であれば十分かな~と思います。

私にとってはまさに「授業」のような感覚です。

知的好奇心を刺激してくれる内容で、「へ~知らなかった!」と言いながら聞いています。

そして、これが授業に活かせるとな~と思ってます。

それにしても、もっと早くこの番組の存在に気が付いていれば・・・。
でも、去年だと「そろそろ美術史は終わりにしてください」って怒られるかもしれませんね。

ただでさえ、古典派、ロマン主義、写実主義など19世紀の芸術はプリント6枚で2時間はがっつりはなしてましたから。

全く知らなかった事実でしたが、近代西洋絵画の父と呼ばれる「セザンヌ」、そしてピカソなどが評価したことによって人気の出た「アンリ・ルソー」など、遠近法が稚拙だったり、西洋絵画の基本技法が身に付いていないなどの方々が芸術の発展に寄与しているという点です。

ピカソの「ゲルニカ」は、実はアトリエで愛人による戦いが起こっていたとか。

結構いろいろ忖度した結果のゲルニカ。
スペイン人のピカソは第1次世界大戦も第2次世界大戦も中立国の国民でした。
盟友のブラックは戦争へ。生きて帰ってきて良かった。

いがみ合う2人に向けて「二人で戦って決めたら?」というピカソ。
なかなか・・・。

こんな絵があったとは・・・。
しかもこのクールベさん。かなり強烈な方だったとのこと。
パリ万博での出品を断って、史上初の「個展」を開催した人物なのです。

わたしにはジョニー・デップにしか見えません・・・。

クールベと言えば「石割」の写実主義なのですが、この方が相当トンがっていたということに驚きました。

ロマン派

またロマン主義のロマンはローマ人の言葉を指し、「口語」というような意味で使われたそうです。

これに対して古典主義は「ラテン語」で描かれる世界。

そういう違いだったのですね。

全く理解していませんでした。

ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」を見て、戦場で「女神」が中央にる。しかも半裸。
なんでなのか~って思っていたのをばっちり解説してくれました。

裸婦=神

裸婦を描くことはタブーでしたが、神ならOKということで裸婦が描かれるようになりました。
そして、いつしか裸婦=神ということになっていったとのこと。

人々の思いをのせて、結構「盛り盛り」の表現がロマン主義の特徴。

確かに音楽もそうですね。
あの自由な「アゴーギグ」(テンポ変化)は、まさに「盛り盛り」です。

古典主義のベートーヴェンであのようなアゴーギグはありません。

今ではそれぞれの様式美としてとらえられていますが、そこにはその根拠があって、歴史が積み重なって成立しているわけです。

いや~世界史の授業でやりたい!!

来年は美術に焦点を当てて授業をやりたいです!

あんまり難しく考えないで、ただただ「面白い!」と思って授業に参加して欲しいです。

って、私が盛り上がって話すと寝ちゃうんだよな・・・。
自己満足はいけませんね。

ああ。
より良い授業を目指して頑張ります。

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