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埼玉県吹奏楽コンクール県大会 銀賞

吹奏楽
あと1点でした・・・。

令和4年8月10日(水)

大きな関門であり、昨年惜しくも乗り越えられなかった埼玉県大会の壁

今年も同じく次点、1点差(順位点)という僅差で西関東大会出場を逃しました。

昨年は同点、今年は一点差。

審査方式の変更

今年度から審査方式が変わり、課題曲、自由曲各100点満点の200点で評価し、それを順位点(1位=1点)に換算して少ない順に上位が決定します。

審査員の先生は7名、最高順位、最低順位の先生は除いて(上下カット)、順位点の合計点で並べると不動岡高校は10位でした。

9位の団体と順位点でたったの1点差

さらに詳しく見ると、ある審査員の先生が9位○○高校と10位不動岡高校の差がわずかに1点(課題曲が85点と86点、自由曲は同点)しかありませんでした。

この先生が不動岡を9位にしてくれていれば・・・。
代表になっていました・・・。
たらねばは無意味と分かってはいますが・・・。

審査方式はさらに変更があって、9位(代表)+3団体は同点を付けないというお願いを審査員の先生方にしました。

これが結構難しかったようです。

実際、表彰式の開会がかなり遅れてましたが、後程「同点」が出てしまっていて再度修正をお願いしていたからと聞きました。

気が付かなかったのでしょうか・・・?

いずれにせよ、それほど実力は伯仲していたのでしょう。

審査員の先生のご苦労から察するに、多分に「運」に左右された結果です。

そして、不動岡は「運」に左右されるレベルの実力だっということです。

賞の配分

金賞と銀賞の間には6点差ありました。

ただ、上位3校(みなさんご存知のあの三校と想像されます)4位との間が12点、4位と5位の間が8点

厳密に点数の開きで賞を区分するのであれば、3位までが金賞、4位から10位までが銀賞でしょう。

ちなみに

6位(銀賞の1番) と 10位 不動岡 (銀賞の5番) は6点差です。

たった6点の中に5校いるのです・・・。

銀賞(10位)不動岡と銅賞(11位)の間は8点。

18団体で 金5、銀5、銅8 という賞の配分でした。

ちなみに、点数の差と 3対4対3 の比例配分。

点数で切りにくい場合は上の賞を増やす、というのが内規です。

とはいえ、金賞10、銀賞4、銅賞4 もちょっとバランスが悪いですね。

そして、2年連続金賞で代表になれないのもきついな。

自分の学校のことも悔しいですが、銅賞となった半分の学校の生徒もきついと思います。

決してそのような評価が適当な演奏ではなかったはずです。

ああ。
でもそんなことを言ったら賞を決められないですよね。

難しいことは承知で愚痴を言っています。

ただ、これは価値観の問題で私は「教育的配慮」を大切にすべきだと思います。

銀賞を増やしても、いや金賞を増やして(せめて代表はみんな金賞にするとか・・・)ほしかったです。

この点については理事会でも議題にしたいと思います。

第59代・60代・61代のコンクール

ここで終わるはずではなかったのですが・・・。

ここにたどり着くまで、コロナに多くのチャンスを奪われ続けてきた世代が中心でした。

その影響もあってか、色々なことが想定外で結構苦労しました。

でも、定期演奏会もやり遂げて、そして苦労しながらコンクール合宿もやり、地区大会、県大会へと駒を進めました。

演奏は間違いなく不動岡史上最高の演奏だったと自負しています。

ソロも本当に上手だったし、まだまだ吹き切れていなかった課題曲5番「憂いの記憶」と自由曲「バッハの名による幻想曲とフーガ」も何とか形にしてくれました。

演奏者の皆さんは全力で取り組んでくれました。

私も全力で最後まで走り抜けました。

結果が、後1点足りませんでした。

するっと、目の前から「結果」が零れ落ちる感覚とはこのようなものでしょうか。

本当に残念。
でも力不足であることは正面から受け止めたいと思います。

上には上がいたということです。

そして、私はそのことをもっと正確に、明確に受け止めいなければならなかったと反省しています。

またもや「惜しい」という結果。

私の記憶が正しければ、11年間の不動岡高校在任中で10年間県大会に出場し、2度西関東大会へ進出しています。
そして次点は今年で4回目・・・。

安定してギリギリを長らくさまよっている感じです。
矛盾していますが。

今年はこれを突き抜ける!とチャレンジしたのですが、またもや昨年と同じ結果でした。

昨年度は明らかに審査員の先生の好みで、課題曲に21位(ほぼ最下位)をつけられたりして非常に悔しい思いをしました。

しかし、今年は代表圏内(9位以内)が3名 3位!?、6位、9位

代表県外(10位以下)が4名 12位、11位、10位が2名

他の学校の評価と比較しても、とっても嫌われたわけでもなく、とっても好きになってもらえたわけでもありませんでした。

これまでの傾向だと、不動岡の演奏は気に入ってもらえる先生が多くて、ちょっと粗いけどそれを上回る「魅力」があるよね!という評価を頂いてきました。

お1人突き抜けて気に入ってくださいましたが、最高点は除外されてしまいます。

3位はすごい。

全国大会レベルですから。

でも4名の方はギリギリ代表には選んではくださいませんでした。

今回は審査方法の変更により、同点をつけていませんから「代表」を明確に選んでいます。

その点で、この4人の審査員の先生は不動岡高校の演奏は代表に値しないと判断したわけです。

講評用紙から

講評用紙は審査員の先生方ら貴重なアドバイスです。

何が足らなく代表に選んで頂けなかったのか。

おっしゃることは最もな点ばかりでした。

弱奏が不安定

強奏が揃っていない

木管が弱い

中にはとてもハイレベルな「和声から音楽を読み取って表現を深める」というアドバイスもありました。

アナリーゼ。
責任は私にあります。

残念だったのは、講評用紙にある「項目」の部分に×△〇を記載する箇所があるのですが、7人中お2人しか記載がありませんでした。

「技術」 
個々の奏法、ピッチ、タンギング、リズム、ブレス、バランス、アインザッツ、ハーモニー、アンサンブル、個々の音色、全体のサウンド

「表現」 
テンポ、フレージング、アーティキュレーション、様式感、楽曲の解釈、sン率の扱い、アゴーギグ、ダイナミクス、安定感、感銘度、色彩感

ここに〇がいくつか、△が1つ。

他の団体と比較して、ここが課題なんですよ、と明確に教えてほしいのですが・・・。

文章だけではあまりに情報が少なくて残念でした。

しかし、こころから導き出された結果は

「整っているかどうか」

がポイントだったのだろうという結論に達しました。

ちなみに、Big3(と勝手に呼んでいます。過去30年間全国大会を独占している3校のこと)との差です。

多分、この結果の様子だと4位以下はどうなるか分からない・・・という感じでしょうか。

ですから、県大会で3位以上の評価をもらえる実力が無ければ、また同じような結果になるのだと思います。

非常に厳しい現実です。

来年度に向けて

翌日にはコンクールの総括をするミーティング。

2022 埼玉県吹奏楽コンクール
2022 埼玉県吹奏楽コンクール FWOの挑戦が終りました。

いつものスライドを使ってのプレゼンテーション。

そこでFWOが来年度、突き抜ける演奏になるためには

「そろえる」

これです。

ずっと避けてきた、音楽とは異なる、修行の世界。

ちなみにたまたま見た動画が

初めて見ましたが、ずっといい声で話し続ける設定が面白かったです。
あと、最後にコーヒーを飲みながらたい焼きを食べる。この謎の設定が魅力なのでしょうか・・・。

おっしゃる通り。

「縦横を揃える」のは「音楽教育」としては、「無駄」である!

私も本当にそのことを重々理解しています。

でも、吹奏楽部は「音楽教育」だけでは片づけられない、「人間教育」としての役割も大いにあると思っています。

結果にこだわるのは「大人」ではないか。

その通り。
いやいや、結果にこだわらずして結果が出るわけもありません。

気が付いたら全国大会でした、みたいなことはないんです。

とんとん拍子に甲子園みたいな。

大人が本気にならないで、なんで生徒が本気になれるでしょうか。

もちろんこの動画にある話は心から同意できる点があります。

「縦、横をそろえる」って音楽?

それは「音楽」にとって必要条件であり、十分条件ではありません。

のはずが、吹奏楽コンクールでは「そろえる」ことが十分条件になってしまっているのです。

しかも、尋常じゃないレベルで「そろえて」きます。

途方もない時間をかけて。

「それはできないし、しない!」

と思って、別のアプローチで頑張ってきましたが・・・。

結局「揃う」ことで、初めて審査員の大先生には聞いていただけるのだなと再認識しました。

そこか・・・。

音を合わせるだけの合宿とか、月に1日あるかないかの休みとか、とてつもなく上手な中学生をスカウトとかはできないです。

でも、不動岡高校吹奏楽部に入ってくれる素晴らしい生徒たちを「トップレベルのスター」にする。

できるだけ効率的に「そろえる」練習をすること。

最初から「これはできない。」と判断したこと、諦めがこの結果の原因であると痛感しています。

つまり、指導者の力不足。

前出の動画でも、先生の指導力を比べる大会になっている。と言っていました。

その通り!

不動岡の生徒が他校に劣るはずもありません。

すべては、指導者の力不足なのです。

実は一番本気で「全国大会金賞」を目指していなかったのは自分だと思い知りました。

「そろえられない」、「スターはいない」と言い訳、諦めから始まっていたわけですから。

スターに育てればいいんです。

揃えればいいんです。

やれたかどうかではなく、やろうとしたかです。

夜には思うように結果の出なかった顧問の先生と反省会。(リモート飲み会)

年に1,2度の飲酒となりました。(缶ビール1本350mlで終了・・・)

愚痴も、弱音も吐きつつ、でも前に進んでいくしか選択肢はありません。

でも、まあ、今回の結果はしんどい・・・。

でも、絶対にあきらめません!

ということで、来年さいたま市文化センターでホールリハーサルの予約もしちゃいました!

やっぱり本番の会場でバランス作らないと!

やれることはすべてやる。

本気でやる。

妥協しない。

諦めない。

その上で出た結果は清々しいものになるはず。
と言いながら、毎年清々しくない!!

ということは、まだ私の決断が足りないのです。

まず、私から本気になります。

必ず「全国大会金賞」を実現するステップを踏みます。

ここまで一緒に音楽をしてくれた第59代の皆さん、支えてくださった保護者の皆様、そして多くの皆様に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました!

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