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東部支部吹奏楽研究発表会

令和3年5月19日(水)

東部支部吹奏楽研究発表会の打ち合わせ会が春日部高校音楽ホールで開催されました。

ほぼ参加団体全員が参加してくださいました。
やはり直接顔を見てお話する事は多変重要です。

また、研究発表会だけでなく、常任理事会で決まったコンクールでのコロナ対策についても直接説明させていただくことが出来ました。

テスト

今日はテスト2日目。
わがクラスは1人欠席。大丈夫かな~。

色々と抱えている人もいますが、何とか頑張ってくれているので良かったです。
頑張れ~!!

2年生のテストはほぼ出題ミスなく(解答用紙の番号ミス・・・。まあ完璧はありませんね。)、無事に終わって一安心。

返却は随分先になってしまうんですが、とっとと採点してしまおうと思います。

そして、翌日のテストを印刷したり、打ち合わせ会の資料を印刷したりしてあっという間に出発の時間となりました。

打ち合わせ会

先月の吹奏楽連盟東部支部総会と同じ春日部高校が会場。

さすがに、前回のスピード違反が頭をよぎり、高速道路の側道は避けました。
そしたらあんまり時間も変わらないという・・・。次回からこちらを通ります。

さて、事前の支部役員会で資料の準備、会議の段取りの確認を行いました。

今回は感染症対策のため、保護者の皆様に会場で鑑賞していただくことはできません。
そのため、ライブ配信をすることになりました。

この配信は関係者へ無料での配信となっています。
とは言え、コストはかかっております。その分をDVDに含んで販売ということになっています。

ライブ配信は初めての試みですし、そもそもDVDの販売も東部支部吹奏楽研究発表会としては初めての事です。

業者にとってもチャレンジですが、リスクも結構あると思います。
会社としてある程度の利益も出してもらわないと、今後の継続性がありません。

連盟としては、ぜひDVDを買って欲しいとお願いするしかありません。
参加団体の皆様にはご理解を頂けたと思います。

さて、コロナ対策として様々な制約があります。
演奏者は鑑賞できると言っても、前半と後半の入れ替え制で自分が出演する区分のみです。
ほとんど聴けないでしょう・・・。

となると、観客席もちょっと寂しいですね。
演奏終了後はそのまま客席で鑑賞してください、というお願いもしました。

やっぱりお客さんあっての演奏ですから。

文化レベル

このコロナに関連して、埼玉の教育関係者(主に管理職)の文化レベルの低さが露呈したと感じています。

1 公式戦の定義

埼玉県教育委員会からの通達は、基本「運動部」中心です。文化部の規定は「運動部に準ずる」というのが通例。

今回の謎の活動制限(科学的根拠は?1時間半の根拠。まあありませんよね。)でも
運動部の基準である「公式戦」という定義から、吹奏楽研究発表会は「公式戦」には当たらないと出場を認めなかった管理職がいたそうです。

そのような判断をした管理職の実名を公開して、世の中の批判にさらしてしまいたい衝動にかられます。もはや前近代的。産業革命以前の世界です。ここは日本!?と言いたくなります。

しかしながら、これはコンクールを活動の中心としてきた吹奏楽連盟の負の部分ではないでしょうか。

結局、吹奏楽連盟はコンクール以外何もやっていない(そんなことは無いのですが!)という認識なのでしょう。一部の人と信じたいですが、そのような人間がいるのは事実です。

文化部にとって発表会がどれほど大切か。
もっと言えば、「自主公演」は文化部にとって最大の行事なのです。

企画内容を考え、ホールを借りて、集客をして、そして演奏会をやる。
演奏のレベル、規模は関係ありません。それぞれの学校の出来る、最大のイベントが「自主公演」です。

ちなみに今年度は定期演奏会に集中するために、コンクール出場を取りやめるという学校もありました。まさか、この学校の校長が「公式戦」ではないから・・・などとは言わないでしょう。

とにもかくにも、文化活動への理解が全くない人間がここまで多いのかと愕然としました。
想像力の欠如以外にはあり得ません。

大変残念な事実ですが、これは私が交流を持つシンガポール、マレーシアと比較になりません。
そして、近い将来に中国にも追い抜かれていく事でしょう。

経済発展の次は文化。
これが先進国の常識です。
いつまでたっても文化の定着しない、お金の使い方の分からない日本。
本当はもっと国民の幸福度が上がって良いはずなのに、この文化軽視の姿勢がその要因の一つであると考えます。

しかしながら、このような「貧しさ」の現状を実際に体験する事が出来ました。
まさに、コロナのおかげ。

「世界幸福度調査」

「Cantril Lader」(主観的幸福度)の11の指標

これに
1) 一人当たり国内総生産(GDP)
2) 社会保障制度などの社会的支援
3) 健康寿命
4) 人生の自由度
5)他者への寛容さ
6) 国への信頼度

を加えた米国ギャラップ社が収集したデータをSDSN(持続可能な開発ソリューションネットワーク・国連組織)が英米の研究者の協力によってまとめたもの。 

これが日本は156カ国中

2017年 51位

2018年 54位

2019年 58位

2020年 62位

4年連続低下中・・・・。

しかし皆さん疑問を持ちませんか?上記の指標、特に6つの指標はどれも日本が国際競争力で優位に立っているものばかりでは・・・・。

この中で特異的に低いのが・・・・。

「他者への寛容さ」

なのだそうです。

ちなみに、英国シンクタンクの「レガタム繁栄指数」では

1 安全と安全保障

2 個人の自由

3 権力のガバナンス

4 社会関係資本

5 投資環境

6 企業環境

7 市場へのアクセスとインフラ

8 経済体制の質

9 住環境

10 健康

11 教育

12 自然環境

この指標によると、日本は167カ国中

19位!!

ということで、日本はどう考えても世界でもトップレベルの環境にある。
しかし国民のネガティブな思考が62位まで引き下げているとのこと。

「他者への不寛容さ」

ああ、私自身も「寛容さ」に欠ける部分があるかもしれません。

2 吹奏楽連盟の役割

やはりコンクール、アンサンブルコンテストなどの行事だけを運営している団体ではダメなのです。

吹奏楽を通じて、日本に音楽文化を定着させる。

このような理念なくして、これから吹奏楽活動が広く一般に受け入れられて盛り上がっていく事はないでしょう。

自分もその連盟の一員として、考え方を本気で変えていかなければならないと痛感しました。

それにしても、管理職のみならず、県議会議員、国会議員と文化活動の経験がある人、理解がある人、それを「日本の文化」としよういう理念のある権力を持つ側の人間はいないのでしょうか。

あるいは、いても少ないのでしょうか・・・。

あまりに、文化活動軽視が常識のようにまかり通っていて、まるで古代ギリシアの「スパルタ」かと勘違いするほどです。

「スパルタ」では、戦いこそ最高の価値。戦士が全ての中心なので、絵画、音楽などの芸術は発展しませんでした。「アテネ」とは大きく異なりました。

こんなに一生懸命に音楽の活動をしているのに・・・。
もったいないの一言です。

この立場では難しいのですが、やはり政治的な活動との連携は不可欠なのではないでしょうか。
それをやるのが連盟の偉い先生方のお仕事だと思うのですが・・・。

ここの所感じる大きな挫折感。
せっかくの挫折ですから、次につなげれなければもったいない。
出来ないことを受け止め、それを改善していくために課題を明確にする。

自分に何が出来るのか全く分かりませんが、それを真剣に考えて行こうと思います。

コンクールの申し込み

とうとうコンクールとマーチングコンテストの申し込みの時期となりました。
今年度は活動が制限されているということで、曲目を打ち合わせ会までであれば変更を認めるという事になりました。

これはまた、大きな変更。
とはいえ、FWOはA部の課題曲、自由曲、D部の自由曲、マーチングコンテストの自由曲を決めました。

学校祭でばたばたする前に申し込みをしてしまおうと思います。
学校祭の代休にはセレクションです。

A部55名、D部40名を選出しなければなりません。

希望性の1年生も大勢がセレクションを受けてくれます。
そして、本音を言えば全員でコンクールに出たいです。

特に、2,3年生はこの苦しい苦しい環境で時にはくじけながら、それでも前を向いて頑張ってくれた65人です。

1年生も中学校の時に、3年生最後のコンクール、のみならず定期演奏会なども中止となり、いつの間にやら引退して終わったという悔しさがある人がほとんどでしょう。
これは、初心者の皆さんもそれぞれの部活で同じようなくやしい日々を乗り越えてきたのでしょう。

そんな苦しい思いを、定期演奏会(は延期ですが・・・)、そしてコンクールで爆発させてほしいです。

いつも言っていることですが、FWOの本気は間違いなくどこの学校にも負けません。
この間も定期演奏会直前に「火事場の○○」が出ましたからね。

このコンクールは間違いなく、不動岡史上最高の演奏が出来ると確信しています。
どんな演奏になるのか、今からドキドキワクワクです。

さ~コンクールを思い切り楽しみましょう!!

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