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マレーシアその1

吹奏楽

令和4年12月8日(木)

この日の朝から絶不調・・・。

やはり、6年前の悪夢が・・・。

常備薬

旅行に欠かせないのは普段使用している薬を持参すること。

黒川先生はばっちり風邪薬、のど飴などをお持ちで・・・。
本当にありがとうございます。

とは言え、私は風邪などひかないので薬も飲みません。

それでも、海外の薬を飲むのは結構リスクが高いです。

というのも、薬が日本人向けに作られていないからです。
ここは非常に重要。効き目が強すぎるのも問題です。

日本の市販風邪薬を服用して、龍角散のど飴(これが結構強力。)で何とか体は動かせました。

マレーシアへ

朝は早くて黒川先生は熟睡中。

レスターさんが空港まで送ってくださる、ということでマンションの1階から出て待てど暮らせど姿を現しません・・・。

電話すると、「どこで待っている?」とのこと。

いやいや、どこで待つって打ち合わせしてないじゃないの・・・。

いつもの出口からでたら、「そこは行けない!」と何だかんだやり取りをして、結局迎えに来てくれました。

これは私のコミュニケーション能力の問題ではなく、多分にレスターさんの言葉足らずが引き起こす恒例のトラブルです。

前日に確認・・・する前に爆睡した私がいけませんでした。

とにかくレスターさんは話し相手が欲しかったようで、車の中でもずっと話っぱなし、飛行機の搭乗手続きの時間までずっと話していました。

コロナのせいで様々なものを失ったと、ま~ずっと不満を言い続けていました。

でも、音楽に対する情熱は素晴らしいです。

話しているうちに、どんどん元気になって情熱が戻ってきているような気もしました。

「孤立」はコロナの大きな負の遺産であるのは、日本と一緒のようです。

レスターさんはかつて4日間金子家で寝泊まりしたときは、ずっと話し続けていました・・・。
彼は話し相手がいないのは本当に辛かったのでしょう。

私にとっては英語の勉強にもなるし。

強制的なリスニングの勉強時間だと思って、一生懸命に聞いています。

ぜひ、気持ちを回復させるきっかけになってくれればうれしいです。

マレーシア

3年ぶりのマレーシア。

クアラルンプール空港に降り立つと、早くワイマンさん、エンジェルさんに会いたい!と気持ちが盛り上がりました。

しかし・・・。

飛行機を降りて、入国審査(イミグレーション)へ・・・。

長蛇の列が出来ていて、なんだかコロナ前と変わらない!とちょっと感動。

ちなみに、私が並んだ列にはカウンターが4つあるうち、1つしか稼働していません。

こんなに並んでいるのに・・・。

ワイマンさんにその状況を連絡すると、「ランチタイムかな~」って冗談なのか、本当なのか・・・。

私の前にドイツ人の家族がいて、だんだんイライラしてきたお父さんがドイツ語でなんかわめいていました。

このご家族、入国審査の準備を何にもしないでカウンターに並んで、パスポートはどこ?とかやって随分と時間を浪費・・・。時間かけてるの文句言っていませんでしたか??

とどめは、ビジネスクラスだったそうでエコノミーのカウンターに間違えて並んだという。

あなたたちのせいで、相当時間ロスってます。

結局1時間ほど入国審査に時間がかかりました

驚くべきは、防疫検査、ワクチン接種のデータ確認など一切なし。

私はアプリ、紙データを準備してカウンターへ行くと、パスポートだけ見てカメラ見て、指紋(両親指)を押して終了。

コロナ前が戻ってきていました。

そして、空港の外に出ると「涼しい!」ことにびっくり。

雨が続いて気温が20度台になっているそうです。

ワイマン家はかわいいお嬢様が誕生して、これを機に大きなSUV(マツダ)を買い替えていました。

そして、外は涼しいのに、車内は冷蔵庫。

まず、冷房を切って、服を3枚着て乗り切りました。

ちょっと風邪気味だったのもあり、とにかく厚着を心がけました。

南国では「クーラー」がおもてなしです。
長袖、長ズボン、1枚羽織る上着は必須です。お忘れなく。

ちなみにフライングカープウィンドオーケストラは2月に旅立ちます。

これは、日本の最低気温から35℃以上の常夏への移動です。

しかも建物の中は10℃台・・・。

しっかり準備しましょう!

軽食

普段食事を制限しているので、全くお腹が空きません。

一切食べていないパン。

でも、マレーシアに来たら「カヤ・トースト」を食べなきゃ!と美味しくいただきました。

懐かしい「甘~い」お食事。

なんかソースが付いてるな、と全部入れたら「それ全部入れないよ・・・。」って。

早く言ってよ。

コンデンス・ミルクでした。

メロンパンの中に、カヤジャム、そして分厚いバター。
ここにコンデンス・ミルク。

もはや、想像をはるかに越える甘さ。

ぜひ、一度ご賞味ください。

軽食って言っていましたが、多分2000Kcalくらいは食べたかな。

天使が天使を産みました。

エンジェルさんのお嬢さんは「ルナ」ちゃん。

英語でも日本語でも通じるお名前です。

お子さんが出来たということで、ご挨拶も兼ねてお邪魔しました。

本当にニコニコ。

ああ、こんな時期もあったな~と気持ちはおじいちゃんになりました。

天使です。

ちなみに、両親共働きで昼間は「ナニーさん」と呼ばれる、いわゆるベビーシッターに預けているとのことでした。

彼らが悩んでいたのは、塾に行くのか(1歳ですが・・・。)、私立か公立かなど、まさに教育、その費用の問題に思い悩んでいました。

聞くと、公立の教育レベルは総じて低く、私立は非常に高額な負担を求められるとのこと。

つまり、私立は待遇も良いので質の高い教員を確保し、ふんだんにお金をかけて教育をする。

これに対して、マレーシアの公立は2部制(午前・午後)だったり、待遇の面から教師の確保も難しいとのこと。

しかし、二人はいわゆる「受験競争」に1歳から放り込むことに躊躇しているようでした。

ちなみにシンガポールではさらに厳しく、小学校からテストの点数で進学する学校が決まります。

それぞれの個性に合った学びという建前ですが、幼いころから「選別」を受ける厳しい環境というのは間違いがありません。

また、塾に行くのも当たり前で、そのコストを負担できなければ競争から脱落してしまいます。

日本の競争社会もなかなか厳しな~と思っていましたが、国を出るとまた見え方が変わります。

頭は鍛えた方が良いです。

さらに、文系理系という考えを改めて、理系が好きでも古典や歴史を大切に学ぶべきだし、文系が好きでも数学、理科を頑張って欲しいです。

私は今更、経済を理解する上で必要な数学的教養の無さを嘆く日々です。

今からでも勉強しよう。数学が分かれば自分で理解できますから。

とにかく、勝負に勝つための学びと言うのも何だか世知辛いような気がします。

マレーシアもシンガポールも、英国式と中華式がミックスされた、独特な社会です。
欧州の合理性と、中国の儒教文化、そこにムスリム、マレーなど宗教、民族の多様性がミックスされています。

勝ち負けがはっきりすると分かりやすくて良いように思いますが、実際は相当にキツそうです。
特に年齢を重ねてから・・・。結果出さないと生き残れないですからね。

シンガポールの高齢者は年金をもらって、広場で朝からビールを飲んでいるとレスターさんが言っていました。

のんびりリタイヤのようですが、社会から退場させられたという感じもします。

確かに生産性は落ちますけどね・・・。
でも、生産性だけが物差しだと厳しいな~。

外国の教育事情など、様々な課題にも非常に興味があります。

やはり当事者の生の声は貴重です。

夕食

本格的に体調が悪化してきて、もはや食欲は風前の灯。

でも、歓待してくださるので一生懸命に食べました。

そして、残しました。

とにかく、たくさんお料理が出てきて、少しずつ頂きました。

年齢を重ねると食べられなくなる。
ちょっと実感してしまいました。

食べる以外の愉しみを見つけないといけませんね。

それでもお腹いっぱい。
腹八分目とはいきませんでした・・・。

マレーシアも、シンガポールもちょっと食べ過ぎかもしれません。

ちなみにワイマンさんは「常にお腹が空いている!」と元気に言っていました。
うん。若いんだな。

でも「ストレスかも!」と言っていましたが、それもあるかもしれません。

お二人ともなかなかハードな営業のお仕事のようですから。

気になって周囲を見ると、結構サイズの大きい方がいらっしゃいます。
アメリカほどではありませんが・・・。

これから健康志向になっていくのかな~。
シンガポールはエクササイズが流行っていると言っていましたし。

日本食はこれからさらに人気が出るかもしれません。

やっぱり健康が一番!

ということで、お部屋に戻ったらすぐに睡眠。
9時には就寝。健康的!

睡眠が大切と実感する一日になりました。

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