令和3年11月11日
毎年恒例のアンサンブル・コンテストに向けたホール練習の日。
ところが、今年度はアンサンブル・コンテストが例年より1週間早く始まりました。
そして、抽選の結果9日、10日が出演日となりました。
その結果、開校記念日はOFFとなりました。
私が不動岡高校に来てから初めてではないでしょう。
某ネズミの国には、不動生が大量に登場したとかしないとか。
好きですね~。
不動岡生だらけのネズミの国。
独身の日
中国では「独身の日」という事で、自分にご褒美を与えるという「バーゲンセール」が恒例行事になってきています。
ちなみに
アリババ集団(アリババグループ) 9.4兆円
JD.com(京東集団) 6.1兆円
合計 約15.5兆円を1日で売り上げたということです。
前年度比 15.6%増
2014年の売り上げが約600億元
2021年の売り上げが約8900億元
約15倍の伸び。
この消費意欲は間違いなく中国の経済を爆上げするエネルギー源です。
中国の高齢化
2020年国勢調査(10年毎に実施)で65歳以上が人口全体の13.5%だったそうです。
約1億9千万人。
これは現役世代3.5人で高齢者1人を支える計算になります。
2010年の国勢調査では5.3人で高齢者1人を支えていた。
この10年で65歳以上の人口が6割増加しているという計算になります。
このスピードはこれまでどこの国も経験したことのない史上最速の高齢化です。
ちなみに、現在世界の最先端を行くのは日本ですが、それを軽く上回る速さです。
※日本は1970年高齢化率7% 94年「高齢社会」、07年「超高齢社会」となっている。
2021年には人口に高齢者の占める割合が14%を越え、この数値により中国は国際的に定義されている「高齢社会」に突入する。
※世界保健機関(WHO) 65歳以上の人口に占める割合 7%越 「高齢化社会」、14%越 「高齢社会」、21%越 「超高齢社会」
今年の「独身の日」でも、高齢者向けの商品が大きく売り上げを伸ばしてました。
「ユニ・チャーム」が高齢者用オムツの販売に力を入れて、大きく売り上げを伸ばしていると特集されていました。
今後もこのトレンドは加速、強化されるのは間違いないでしょう。
リハビリ、介護、医療といった高齢者向けのビジネスは、今後中国でメガトレンドになるのです。
一人っ子政策が終わり(1979~2016年)、2021年5月31日には子供を3人まで認める政策を発表した。
日本と同様に出生率が急激に低下しています。
これについては様々な要因があげられるますが、多くの先進国と同様の理由のようです。
2020年 生まれた赤ちゃん 約1200万人
2016年 生まれた赤ちゃん 約1800万人
2000年~16年は横ばいだった赤ちゃんの数が、この4年で激減したのです。
「一人っ子政策」では、男子が好まれる中国社会で深刻な問題を生みました。
2020年 男子約7億2334万人
女子約6億8844万人
人口に占める男女比がいびつになってしまいました。
その結果、男性が結婚相手を見つけられないという問題が生じています。
また、都市部では婚期が遅くなり、子育ての不安、女性の社会進出から出生率が下がっています。
しかし地方では伝統的な大家族を希望しがちというデータもある。
これにより、沿岸部と農村部の経済格差がさらに拡大する事が懸念されている。
中国経済が人口問題による構造的な不景気に陥った場合、世界経済に大きな影響を与えるのは間違いない。
秋山紀夫先生訪問
ここのところ高い頻度でお邪魔しています。
まるでおおみや市民吹奏楽団のキャプテンをしていたころのようです。
前回の訪問はとっても盛り上がる楽しい打ち合わせからの、中止という悲しい結末になってしまいました。
必ず先生がお元気なうちに、別の企画をやりたいと思っています。
できなかった原因はよくわかっていますので、次回はそこをしっかりと対策したいと思います。
さて、今回は日本吹奏楽指導者協会主催「吹奏楽の日」の打ち合わせです。
これは秋山紀夫先生が名誉会長をなさっている、日本吹奏楽指導者協会(JBA)の埼玉県部会が主催する行事です。
1 オープニング 「秋空に」
JBA名誉会長 秋山紀夫指揮 演奏 加須市フライングカープ・ウィンドオーケストラ
2 講座Ⅰ 秋山紀夫名誉会長 「吹奏楽の歴史」
講座Ⅱ 黒川圭一会員 「海外の吹奏楽事情」
3 記念コンサート 指揮 私 演奏 加須市フライングカープ・ウィンドオーケストラ
1)ロサンゼルス・オリンピック・ファンファーレ
2)カンタベリー・コラール
3)ミス・サイゴン
今回は予算、日程の関係から会場を不動岡高校の不動岡ホールにて、そして記念コンサートには加須市フライングカープ・ウィンドオーケストラが出演します。
秋山先生にはオープニングにマーチ「秋空に」を指揮していただきます。
たった一曲ですが、フライングカープ・ウィンドオーケストラを指揮していただけることを大変光栄に思っております。
さて、先生には吹奏楽の歴史について60分の講演をしていただきます。
貴重なお話がたくさんあります。これを実際に見て、体験した人からお話を聞けるという、素晴らしい講演になります。
今回の訪問でも話は色々と広がって戦前、戦中の吹奏楽について。
大宮工業高等学校の卒業アルバムも見させていただき、かつてのさいたま市(旧大宮市)櫛引の辺りが本当に何もないと驚きました。
また、年に数回、旧制中学校の学生たちが埼玉県を東西に分けて、対抗戦(軍事教練)をしていたお話も面白かったです。
当時演奏できるバンドが大宮工業高校にしかなかったので、トラックの荷台に乗って所沢の練兵場まで移動して軍隊行進を先導したそうです。
とにかくお話を伺うと、あれもこれもとまるで昨日の事のように明確に、よどみなくお話してくださいます。
あの記憶力は本当にすごいと思います。
このコロナの影響で、家での活動が多くなったので資料をまとめたそうです。
さすが秋山先生93歳。ただでは起きません。
1年半ほどかけてまとめたものが一冊の本になって出版されます。貴重な資料ばかりですので、今から楽しみです。
間に合えば「吹奏楽の日」のイベントでもお披露目できるかもしれません。
一緒にお邪魔したのは、このイベントの実行委員の黒川さん。(実質二人でやってます)
私は実行委員長なんです。実行委員長・・・。今度はつぶされることはないと思いますので、最後まで頑張ります!
フライングカープ・ウィンドオーケストラもお披露目ですし、ちょっと気合を入れて頑張ります。
でも練習は本当に楽しいので、本番も素晴らしい演奏になると期待しております!
ミーティング
昼は黒川さんと「吹奏楽の日」、不動岡高校吹奏楽部の「オータムコンサート」について、その他もろもろを打ち合わせしました。
コロナの影響は徐々に薄れていき、これから国際交流も再開されていくはずです。
学校、一般吹奏楽団と国際的な相互交流を活発化させていきたいです。
そのためにも「RetSel」(レスターさんと黒川さんの出版社)が出版するアジアの作曲家による作品を取り上げて、今後の吹奏楽を通じた国際交流と結びつけていきたいです。
今回はタイの作曲家ルンラディス・チャンチャンパ氏の作品「プラナコーン序曲」と、黒川圭一氏作曲「風はフォルモサを巡り」を取り上げます。
タイと台湾。吹奏楽・マーチングが盛んな国々です。
すでに台湾と日本は盛んに交流が行われています。
タイもちょっと遠いですが、これからの国際交流に大きな可能性を秘めた国だと思います。
秋山先生からも是非タイに行ってみなさい!と勧められていました。
やはり行ってみないと分からないですからね。
来年度こそ国際交流解禁!となってくれることを願っております。
おおみや市民吹奏楽団創団記念日
奇しくも11月11日はポッキーの日ですが、おおみや市民吹奏楽団の創設された記念日でもあります。
ちなみに私はその時は高校三年生。一応受験生でしたので、入団したのは翌年の4月でした。
現在は離れてしまいましたが、遠く離れた加須から見守りたいと思います。
11月20日は定期演奏会だそうです。
私はオータムコンサートのリハーサルがパストラルかぞであるのでお伺いできませんが、人数制限も解除されましたし有観客のコンサートでのご盛会をご祈念いたします。
そして、不動岡高校吹奏楽部のオータムコンサートもお客さんをたくさん呼びましょう~!!
本当に頑張っているので、一人でも多くのお客様に楽しんでいただきたいです。
ここのところ考えているのは、吹奏楽部の演奏はどうしても「上手」、「すごい」、「金賞!」というイメージ。
でも本質は「音楽」そのものとの出会いですし、何より「高校生の一生懸命に取り組んだ成果」という観点を忘れてはいけないと思います。
上手な演奏を聴きたければ、プロフェッショナルの演奏会に行けば良いのです。
ウィーンフィルやベルリンフィル。
それはもう言葉に出来ないほどの感動が待っています。
高校生や中学生の演奏を聴くのはなぜか。
一番は演奏者の頑張りを見たいからでしょう。
保護者がその代表。
そして地域の皆さん、クラスの友達、など演奏者の知り合いはみんな同じ考えでしょう。
演奏者が知り合いでなければ吹奏楽のコンサートには行かない、という方がほとんどのはずです。
ですから演奏者も自分たちの精いっぱいを出し切れば良いのです。
それを最も期待している観客の皆さんは、必ず温かい拍手をしてくださいます。
こんな心温まる空間で、「音程が悪い」とか、「間違えた」とか、「上手いとか下手」といった観点は無粋、いや場違いだと思います。
上手な演奏=感動が増す
これは間違いありません。
でも、そうでなくても感動はあるのです。
何より、観客の皆さんは演奏者の皆さんを見に来ているのです。
中にはマニアックな、この曲を聴きたかった!と会場に来て下さる方もいらっしゃるかもしれません。
そして、その方の理想の演奏とのギャップに残念な思いをするかもしれません。
でも、それは仕方ありません。
これは、自分自身に言っています。
伊奈学園の演奏会を聴いて、本当にそれを思い知りました。
あれだけ素晴らしい演奏を作り上げた彼ら、先生に対して、称賛の言葉こそあれ、ああじゃない、こうじゃないという意見はナンセンス。
私の席の後ろの方は涙していました。
アマチュアの演奏会は、演奏者と観客が一体になって作り上げる温かい時間であってほしいです。
11月21日 オータムコンサート がそのような時間になりますように!
LIVE配信もありますが、やっぱり人の息遣いが感じられるライブに勝るものはありません。
ぜひ!会場までお越しください!!
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