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令和4年度西関東吹奏楽コンクール 高等学校A部門

吹奏楽
あっぱれな演奏でした。

令和4年9月4日(日)

西関東大会 in 山梨

前半のみの鑑賞でしたが、本当に素晴らしい演奏を生で聞くことが出来て良かったです。

4年ぶりに行ってまいりました。

5年前に初めて西関東大会へ進み、自信を持って臨んだ翌年2018年でした。

2018年のコンクール

課題曲3番「ワルツ」にチャレンジしました。

すべては私の指導力の無さ、そして力不足による結果でした。

結果は県大会で銀賞。

それもギリギリとかではなく、ど真ん中の銀賞で失意の結果でした。

今見返しても、自画自賛になってしまいますが魅力的な演奏だと思います。

そこで、自分の立ち位置を確認するために、遠く山梨まで幹部と共に行きました。

前回も大きな学びがありましたが、今回はそれ以上に学び、気づきがありました。

西関東大会の雰囲気を体感し、「トップとの差は何か?」をしっかりとつかむことが出来ました。

金賞との差

前半券を譲っていただき、朝一番から聴きました。

朝7時に久喜駅集合。

前回は交通事故で高速が大渋滞(数十キロに及んだと思います)で、下道、峠道で甲府盆地まで走り抜けました。

結局、最初のブロックは聴くことができませんでした。

今回は渋滞があっても大丈夫なように、余裕をもって早めの出発。

ちなみに幹部だけでなく、武蔵野音楽大学大学院に留学中の孫さんも一緒に旅に参加。

いろいろな事を話しながらの甲府への旅はとっても楽しかったです。

さて、2番からいきなり「埼玉栄高校」が登場。

課題曲3番「ジェネシス」に圧倒されました。

あれだけ音色の種類を持ち、バランスを取り、盛り上げる部分ではエネルギッシュなサウンドでホールをいっぱいにします。

ちなみに、山梨のホールは響かないです。
でも、それようにちゃんと響きを作ってきていて、何の違和感もありません。

とにかく、ああこの「ジェネシス」にはなかなか太刀打ちできないと感服しました。

そして「蝶々夫人」。

前回のバージョンとは異なる部分によるセレクションです。

最初のバージョンは不動岡で演奏しており、その素晴らしさは本当によく分かっています。

そして、予想通りの見事な演奏でした。

あっという間の12分間。

その一言です。

違いは何か。

1番から埼玉県代表の和光国際高校。

大変お世話になっているS先生のハレの舞台でした。

課題曲5番はソロが見事

そして、1月の冬季演奏会から取り上げていた自由曲は、長い時間をかけて生徒が理解を深めた分の表現の深さを感じました。

これも一つの作戦ですね。

そして、同じく課題曲5番の狭山ヶ丘高校。

決めるポイントを外さない、減点されにくいそつの無い演奏。
これが自分にはできていないな~と思い知りました。

自由曲も難曲をしっかりとまとめ上げていました。

そして、市立浦和高校。

シード演奏(地区予選)を聴いて以来だったのですが、見事な演奏でした。

課題曲の冒頭で圧倒されました。

しかし、何より秀逸だったのは自由曲。

演奏を聴きながら『富嶽三十六景』の浮世絵が浮かんできました。

随所で絵画的な表現を見事に演奏で描き出しており、それが聞き手にしっかりと伝わる演奏でした。

これです。

何か伝える。

明らかに「栄高校」は、この音楽を通じた表現の水準がダントツで高かったです。

特に自由曲は、そのストーリーが語られているかのように伝わってきました。

「愛」、そして「悲劇」と感情を揺さぶられる演奏でした。

市立浦和の富士山もしかり。

風景だけでなく、霊峰として信仰する「畏敬」の念、そして困難な登山。

「講」の人々が励まし合いながら登っていくシーンが目の前に見えるようでした。

結局、「何を伝えるのか」と言う点で、私たちの音楽は弱かったなと痛感しました。

純音楽で音楽そのもののメッセージを伝えられたのか。

それを指揮者として明確にできていたのか。

そんなことを突き付けられました。

縦横を揃えるだけ

かつて、「縦横を揃えれば県代表にはなれる」とアドバイスを頂きました。

しかし、それはもう過去のもの。

上手なだけの演奏ではダメなのです。

演奏者一人一人が音楽に感情を乗せ、そしてそれを豊かに表現すること。

それは、演奏者の感情を音楽で「開放」することです。

音楽自体が分かりやすいということも大切だな~と、選曲の難しさも痛感しました。

ただ「ちゃんとする」、「上手なだけ」の演奏にならないこと。

とにかく、「伝わる」演奏を心がけていきます。

それはポップスでも、小品でも、アンサンブルでもソロでも。

もう一度目を覚まされたような衝撃と、これから進むべき道をはっきりとつかめる時間になりました。

チケットを譲ってくださったS先生、K先生本当にありがとうございました。

「どうやったら全国大会へ行けるのか!?」

という悩みに対して、わたしなりの答えをつかむことができました。

あとは、これからの日々を積み重ねるのみ。

いや~素晴らしい時間になりました!

ちなみに、13時過ぎに出発しましたが、ちゃんと談合坂では渋滞していました。

恐るべし中央道。

4年前は帰宅が22時過ぎになってしまった悲しい過去を思い出しました。

甲府弾丸ツアー。

FWOの再スタートが本当の意味で始まります!

ワクワクしてきました!!

早く合奏しましたい!!

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