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「目に見えないもの」

 今回新人戦で取り上げる作品は樽屋雅徳さんの「星の王子様」なのですが、この作品を通じて原作の「星の王子様」について色々と知ることができました。

 この本は童話のスタイルで描かれていますが、実は「おとな」へ向けた作品だそうです。そこで最初に書かれている言葉が「大切なものは目に見えない」という言葉です。

 この言葉にぐっときました。心を鷲づかみにされた気分です。
 そして王子様が友達になった「キツネ君」の言葉。心が通じ合う仲間になるということは、「なんでもないこと」を「特別」に思えることだと。まさに。まさにそのとおりなんです。

 音楽をしていくことをこの上ない喜びに感じ、よりよい音楽を目指すために時間を惜しまずに取り組んでいます。今日のこの練習。他の人がロングトーンの練習を聞けば、最後まで聞いているのも辛くなってしまうかもしれませんね。毎日やっている1時間の基礎合奏を、一般のお客様が見たらやっぱり寝るでしょうね。

 「なんでもないこと」どころか、「楽しそうにはみえないもの」であったり、「苦労が多いもの」であったり。でもそれを「特別」に思える関係が「仲間」だとキツネ君は言っているのでしょう。日々の部活動を通じて、徐々に人間関係が深まり、何より音楽という「特別」なものを共有している「仲間」になる。

 もうすぐその「仲間」が毎日毎日練習を積み重ねた、たったの2曲を発表する日が近づいて来ました。私たちにとって全てが「特別」。本当に大切なものばかりです。その気持ちが素晴らしい音楽を作り上げ、聴いている人に何かをもたらすと信じています。

 本番直前でかなりの突貫工事なのですが、少しずつ曲の仕上がりが見えてくるのは本当に感動です。合奏でもドキドキしてきます。本番はもっともっと楽しい、感動のある、素晴らしい時間になるでしょう。いや、しましょう。

 そのためにはもっともっとみんなが「特別」と思えることを増やしていかなければなりません。まだまだこれからです。

 明日も頑張ろう!!

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