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第51回定期演奏会その2

令和3年7月23日(金)

初日の興奮冷めやらぬ感じて、なかなか家に帰ってからもあれやこれやと頭が休まりませんでした。
結果睡眠不足となり・・・。

色々と失敗する波乱の幕開けとなりました。

忘れ物

忘れ物をしてはいけない!
と偉そうなことを言っております。日々。

これは立場として。

ちなみに、21日の前日リハーサルでは学校とホールを5往復。
あ、好きでやっていたわけではありません。

忘れ物を取りに行ったり、持って行ったりの運送業。

そして、私も忘れ物。

スコア

前日、卒業生を送りながら「スコア持って帰っても見ないんだよね~」と言いながら・・・。

朝は通常通りに目が覚めて、FITT、筋トレとして、サプリメント、プロテインを飲んで、さ~少しのんびり・・・。

おや。
スコアのバッグが無い・・・。

あわてて自宅へ電話して、スコアのバッグがあるか確認すると、母が「あるわよ~」と。

ということで、心を無にして(忘れ物をした時の対処法。絶対に後悔しない・・・。)高速道路をぶっ飛ばしました。

奥様から「持っていこうか?」というありがたいお言葉。
本当にありがとうございます。

でも、たぶんなかなか加須までたどり着けないだろうから(出発までに相当な時間がかかるので・・・)

「途中で受け渡しでも?」というご提案。
たぶん途中で会えない可能性が高いから(方向感覚に少し難がありますので・・・・)。

朝から家族のありがたみを実感しながら学校と加須の2往復。
先日の5往復の比じゃありませんね。

ということで、少し遅刻してパストラルかぞへ到着。

今日のリハーサルはトランペット、ホルンはほぼ吹かず。
いや~やっと学びましたね!

第1部

英雄の証

これは生徒も大好き(1部は熱狂的に)な作品。
やっぱりドラマチックな音楽は感情移入しやすくて、演奏も自然とノリがよくなりますね~。

何度も演奏してきましたが、今回が一番の演奏だったともいます。

経験と疲れもあってか、少し落ち着きが出てきたのが良かったです。

オリンピックの開会式で使われていた!?

ちなみに、私は寝落ちしました・・・。
ごはんの途中で。

キューバ序曲

生徒の提案でプログラムに入れた作品。
実は、全体のプログラムの中でもお気に入りの作品です。

ガーシュインはいわゆる王道のクラシックではありませんが、間違いなく稀代のメロディメーカーだと思います。

とにかくシンプル。
でも魅力的。
これが「名曲」に共通する特徴です。

ABAの三部形式。
その中に吸い込まれるように魅了される部分ばかり。
この作品を演奏できて本当に幸せでした。

打楽器はノリよく演奏してくれるし

クラリネットのソロはとっても上手になったし

オーボエ、コールアングレ、バスーン、そしてフルートのソリもしっかりと形になりました。
あの中間部が間延びしちゃうんです
それが、今日はしっかりと音楽が流れていきました。

金管は突き抜けるように吹けるようになってきて、本物のサウンドがイメージできるくらいになってきました。

とにもかくにも、クラシックを吹奏楽アレンジでやる意味。

それは、100年演奏し続けられる「名作」を演奏できること

いや~幸せな時間でした。

中国の不思議な役人

コンクールの自由曲に!と候補として練習をし始めたこの作品。

やればやるほどその魅力に取りつかれていきました。

斬新なテーマ、そしてバルトークの民謡を土台にした現代音楽の表現。

「欲望」の見せるグロテスク、そして純粋、そのものを赤裸々に描く音楽でした。
高校生にはちょっと早いかな~。

指揮者にとっても非常にチャレンジングな作品。
ちょっと振り間違えると大変な事になってしまいます。

演奏者に大きな影響を与えてしまう緊張感。
最早、譜面から目が離せません・・・。

次の瞬間にどの落とし穴に落ちてしまうか分かりません。

リハーサルでも何度も失敗して、演奏者に迷惑をかけてしまっていました。

それが!!

何とノーミスで乗り切ったのです。
いや~自分でもびっくり。(そんなんじゃいけませんね・・・)

一番のミスは演奏後にソロを立たせるのをミスったこと・・・。すみません。
うれしさで頭真っ白でした。

とにかく熱狂は伝わったのではないでしょうか。
聴衆の皆さんも「なんだこりゃ!?」って思われた方も多いと思います。

でも、この作品が音楽の新たな可能性を拡げた歴史的な作品であることは間違いありません。
それに触れることで、音楽的経験値がぐっと高まりました。

実際、他の作品を見る目が変わりました。

ということで、この作品と向き合えた時間に心より感謝します。
そして熱狂の時間に「恍惚」を感じました。

コンクールの自由曲にはなりませんでした・・・・。
諸事情により。(生徒の反対が一番の理由です・・・。

ドラゴンクエスト

こちらも大曲。
やっぱりトランペット、ホルンは口の交換が必要ですね。

この2日間でどんだけ口を酷使したのでしょうか・・・。
いや~これは間違いなく史上最高に金管に負担のあるプログラムでした。

さすがに最後のディープパープルメドレーまでたどり着けないです。

さて、トランペット、ホルン、トロンボーンと金管が華々しくファンファーレを奏でます。

あ、ファンファーレと言えば、開会前のファンファーレ。
あれは1年生のみです。

いや~将来有望。
期待しています!

さて、ドラゴンクエストは私自身がどストライクの年代。
夜も寝ないでゲームをやった記憶がよみがえります。

随分と肩の力が抜けて、心地よく演奏する事が出来ました。

実は、結構な難曲。
それをここまでしっかり演奏できるとは。

この定期演奏会を通じて、本当に大きく成長してくれました。

ちょっと書く分量が多くなってきました・・・。
さすがに全部書くと多いですね。
ということで、続きはまた明日~。

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