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法律の限界その2

扶養手当

 家計の見直し
 将来の金子家家計を見直しております。時間もあるので。。。。昨年度から支出をまとめて、総収入、総支出を明確にしました。さらに専門家に相談してみよう!と思い立って税理士事務所に行ってきました。


 すると、「同居しているおばあさんを扶養に入れられますよ」というアドバイスを頂きました。
 第1扶養義務者は子どもということで、私の母、次は叔父。母は同居していますが、年金受給者です。叔父は別居。そして、孫の私が同居しているので、扶養に入れる事が出来るそうなんです。

 そうなれば扶養手当も出ますし、所得税控除も受けられます。
 ほほ~。全くそのような観点はありませんでした。やっぱり専門家はすごいな~。
 そして!やっぱり「知らない」ともったいない。それを強く思いました。もっと勉強します。

 ということで、早速資料を用意して申請しました。ここで大活躍したのがマイナンバーカード!やっぱりコンビニで24H対応は素晴らしい。住民票がいつでも取れます。2時間半待った甲斐があった!(と思いこむ。北区役所に2時間半缶詰は本当に辛かった・・・。)

 ちなみにこの申請の過程で、祖母、母の年金受給額を見て多くの気づきがありました。
 もちろんこれまでも、数字では基礎年金+その他の年金+個人年金など知ってはいましたが、実際にどれくらい支給されているのかを、家族の年金で考えると現実感が違います。

 祖父母は自営業でした。電話設備会社。
 祖父は他界しておりますので、祖母は遺族年金。これは無税ですが、国民年金のみの受給でした。つまり基礎年金のみ。年間30万円です。もしこれで、一人暮らしで、近くに親せきがいなくて、だったりしたら本当に大変な事です。そして、そのような方が世の中にたくさんいらっしゃるのではないでしょうか・・・。

 母は定年後も働き、65歳(頃?)に年金のみの生活でした。年金+個人年金で扶養に入れない程度の金額を受給しています。それでも、もし一人暮らしで家賃、光熱費、様々な支出を負担するとなれば、かなり厳しいのではないでしょうか。定年後の長い人生をどのように生き抜くのか、本当に切実な問題なのだなと再認識しました。

 人生100年時代。
 私が心から尊敬する秋山紀夫先生のように、90歳過ぎても指揮者として人前に立っていらっしゃるように、仕事は一生やり続けたいですが・・・。それを出来るような環境、実力、そして何より健康が大切です。

 また、自分の力で経済的な困窮状態にならないように資産形成をすることが不可欠です。今後は確定拠出型年金(iDeCo)も始めてみようと思います。これでさらに税控除枠が広がって、さらに60歳の時に払い戻し時には所得税控除が退職金並みに受ける事が出来ます。



 資産を作るためには、お金の5つの力の中で「守る」が大切。打てる手はしっかりと打って、出来るだけ支出を削減していこうと思います。特に「税金」対策はとても大切です。給与所得はかなり節税が難しいですが、それでもこれまで全くと言っていいほど関心が無かったので色々と目からうろこ。遅ればせながら、来年度は「ふるさと納税」もやってみようと思います。


 再来年度から金子家4人の子供たちが、順次大学へ進学が始まります。来年でやっと18年続いた保育園が終了。さいたま市では保育園は3歳までが58,000円/月,4歳以上が28,000円/月でしたが、小学校に上がるとぐっと楽になりました。これが中学校、塾、ベネッセ、高校進学と教育費はどんどん上がってまいります。青天井です。

 進研ゼミも3人やってます・・・・。やってる?

 保育園、本当に長いですね~。そして、次は小学校。これも本当に長い。6年間はまるで永遠のようです。。。中学、高校は本当にあっという間。入ったと思ったら、すぐに卒業です。来年度は高校受験(長男はどういう学校に行くのか、今から心配ですが楽しみでもあります。)、大学受験のダブル受験です。

 もちろん全員が大学へ進学するのかどうかは未定ですが、これが専門学校だったとしても年間費用はほぼ同じくらい掛かります。まあ、大体年平均100万円はかかるでしょう。


 ちなみに、長女が高校進学の際に初めて私立高校の費用について、現実のものとして実感しました。本当に高い!合格発表の日に30万円ほど振込をする準備をして、はらはらドキドキしながらテスト返しをしたのが昨日のようです。

 これが大学受験となれば受験料だけでも数十万円。大学共通テスト 18000円、私立大学 35000円、手続きを待ってもらう場合の費用も昔は全額持って行かれましたが、今は返金してくれるようになりました。それでも数十万円かかりますが・・・。 

 保護者の皆様のお気持ちがだんだんと分かってまいりました・・・。本当に尊敬いたします。
 金子家の子育て計画では、何と!私が62歳になるまでず~っと大学生がいる計算になりました。(1年だけ空白がありましたが、その前年は二人同時に大学生・・・。)

 
 いや~大変。これは何とかしていかなければ!ということで、まず支出の把握、それから見直し、そして、人生100年時代をしっかりと生き抜くための工夫を考える日々なのです。

 現代において、お金が理由で何かを諦める、なんてことは絶対にあってはいけません。特にGDP世界第3位の裕福な国で、そんな事があっては許されません。そのためには、私自身がしっかりしなければなりません。頑張ります!

 実は、今朝見ていた「リベラルアーツ大学」の話題は「昭和モデル」の崩壊でした。
 終身雇用、年功序列、退職金制度、年金制度などの、日本が世界に誇った雇用体系は人口減少、世界最高水準の高齢化によって崩れ始めているのです。ということは、私たち家計の方向性も大きく軌道修正していかなければなりません。


 世の中のルールが変わっています。まさに、今がその激動の時です。この変更に柔軟に対応していくこと、これがこの激動の時代を生き抜く唯一の術です。 

 ということで、私自身も、そして生徒の皆さんも、この大きく変化する時代をチャンスととらえて、大きく飛躍して行きたいですね。ピンチはチャンス!世界史で毎回学ぶ支配者層の交代です。

「大変」=「楽しい!」に変えていきましょう。


 ああ、金子家の子どもたちよ!ちゃんと勉強する大学生になってくださいね。親の切実な願いです。

楽譜の印刷


 定期演奏会で演奏する作品の楽譜が、合奏、アンサンブルとジャンジャン到着しています。
 「キューバ序曲」G・ガーシュイン、「コッツウォルズの風景」(金管5重奏)、その他たくさん。一生懸命に印刷を毎日しています。。。ああ、部活が無いと本当に暇です~。余裕で印刷もできちゃいます。ははは。


 ちなみに、ある部員がとってもきれいに世界史の勉強ノートを作っていたので「すごいね~」と声をかけると、「部活が無くて暇なんで」とのお答え。

 ああ、部活を辞めるってこういう事なんでしょうね。時間が有り余る。この時間を「勉強」に充てる事が出来るのは本当に素晴らしいですが、なかなか出来る事ではないでしょう。素晴らしい!

 ちなみに、「勉強」するモチベーションがもともとない人に、時間だけを与えたら「勉強」するのか。しませんね。

 ちなみに次男の学校への送り出し3日目。今日は大好きな「図工」の時間があったので、3日目にして比較的スムーズに準備が進みました。やっぱりまだぐずってしまいますが、ここは少し踏ん張りどころかと思います。

 私は来週も遅刻してしまうかもしれませんが、ここはひとつかわいい次男のためにお許しください。

 とにかく、学校に部活が無いと生徒より私が参ってしまいます。。。臨時休校に突入から約11か月。まだまだ予断は許さない状況ですが、粘り強くこの苦境を乗り切っていきましょう。今はとにかく充電の時。動き出せるときに思い切り放電できるように、しっかりと勉強し続けます。


法律の限界2

 さて、民事訴訟をしてもお金は戻ってこなかったわけです。
 そこで、せめて刑事罰を受けさせよう!と警察へ駆け込みました。すると以前担当だったM刑事は人事異動で去り、S刑事に引き継がれていました。このS刑事が本当に素晴らしく、私のこれまでの経緯の説明を誠実に聞いてくださいました。


 ちなみにお話しをした所は警察署の3階。「知能犯係」と書かれたドアの前にあるベンチで待っていると、隣にお座りになった方は一般的な方とは雰囲気が異なる感じ。。。ちらっと見ると、お袖のあたりに美しい文様がのぞいていました・・・。


 ちょっと心拍数が上がりましたが、ちょっと待つといわゆる刑事部屋に通されました。まさにテレビドラマそのままでびっくり。たぶん係長みたいな人がお電話で、「星が」とか、「丸害」とか、おお~テレビそのままだ!とちょっと感動。  

実は小さいころの夢は警察官になることでした。理由は簡単でテレビドラマの「西部警察」の影響です。バンバン鉄砲撃ってましたね・・・。あの頃のシンプルさでなければ、全く許容できない内容のドラマでした。


 さて、小柄ですががっちりの柔道体型で目つきの鋭いS刑事。こちらへどうぞ、とパーテーションで区切られた事情聴取する区画で待機。すると、壁が薄いのか隣から声が。なんと、隣は面会室だったようで、泣きながら「もうやらないって言ったじゃない!」
と訴える女性の声が聞こえてきました。いや~修羅場。警察署ってこれが日常なんですね。

 さて、事実について出来るだけ詳しくお話をしました。すると、S刑事が「これは悪いやつですね。必ず逮捕して立件しましょう!」と言ってくださいました。やった!これで100名近くいる団員の皆さんに説明できる、と安心したのもつかの間。
 それでは立件に向けて様々な問題を一つ一つクリアしましょう、ということになりました。


1)盗まれたお金の持ち主
  団員の皆さんのお金 → それをどうやって証明するのか。任意の団体の場合、お金の持ち主を証明するのは結構ハードルが高い。


2)盗まれた証拠
  実際にお金を盗んだ証拠。
  これは例として言われたのですが、実際に裁判で逆転無罪になった例で、業務上横領したお金について、駅のホームに置き忘れたという証言。誰が聞いても「嘘!」と思うでしょうが、これを覆すことが出来ずに、裁判で負けてしまったそうです。裁判所では主張を客観的に、確実に裏付ける証拠が必要です。


  出来る限り物的証拠。関係者の証言などの状況証拠のみで判断するのは、冤罪(無実の罪)の可能性があるので危険なのです。やっぱりお金に名前は無いので、取った、取られたを証明するのが本当に大変なのです。
3)何で立件するか
  どの部分で、どの段取りで立件するか。
  なんてことを打ち合わせしていたら、あっという間に数時間が過ぎ去りました。

 そして、実際に事情聴取となりました。忘れもしない、12月29日、30日と年末も差し迫った中で、両日とも5時間ほど缶詰めになって事情聴取を受けました。えっと、私が悪い事したわけじゃありませんよ。


 その時に驚いたのは、調書の膨大な量。高さ20cmほどになっていました。これがすべて立件に向けて、検察庁へ送検され検察官が起訴か不起訴か判断する書類。どう見ても武闘派のS刑事は、見事なブラインドタッチでPCと向かい合っていました。ば~っと資料を作成する中で、気になった点を質問されると答える感じです。
 いや~刑事さんはこの入力作業が遅かったら勤まりません。

 実はここ何年も年末は警察の機能が著しく低下する、という由々しき事態になっています。
原因は「特殊詐欺」です。これだけ社会問題になっている「特殊詐欺」ですが、実際に検挙するのはとてつもなく大変。最近では拠点が海外だったりして、また、組織が非常に複雑になっていたりして、捜査態勢もとんでもなく巨大になっています。

 社会的にも関心の高い特殊詐欺に対して、警察が何もしていないと思われると大変。そのために、警察権力の総力を結集して行動しているようです。ちなみにS刑事も県警の応援に行っていて、この事情聴取はどんどん先送りになっていました。

 これって、コロナと同じで、他の業務を著しく圧迫しています。
 たかだか300万円の事件を立件するにもこれだけ膨大な時間がかかるのですから、世の中で頻発している「特殊詐欺」について捜査して、立件してとやっていくことは物理的に「不可能」な領域に入っているのだと思います。もちろん「社会正義」を実現するべく、本当に頑張ってくれている


 警察職員の皆様。でも同じ人間です。労働時間に限界があります。実はS刑事はこの事件は何としても立件したいので、何かあればいつでも電話くださいと言ってくださいました。ただし、このような対応は特別です!と言われました。そうですよね・・・。このような「危機」を扱うお仕事
では、際限なく仕事が続いてしまうでしょう。 

 ですから、「特殊詐欺」に引っかかることが、他の犯罪捜査にも影響を与えていることを知っていただきたいです。


 ちなみに、各警察署には「検挙率」という数字が重くのしかかっています。ただでさえ時間が限られている中、検挙するのが本当に難しい「特殊詐欺」に時間を取られ、残った時間で数字を上げなければいけないのです。犯罪は無数にありますから、以前のM刑事のような塩対応も仕方ないのだなと理解しました。「そんなの扱ってる時間はないのよ」ってことです。 

 さらに、検察官もとんでもなく忙しいそうです。
 これまたお友達の奥様が検事をなさっていて、反社会勢力の皆様が多数いらっしゃる某市の検察官をやっていたときの勤務時間が、「8時~6時だよ~」って言われて、あらまあ普通じゃないと思ったら・・・。朝の6時だそうです。休日は月1日。当然、こんな働き方では病になりますね。大変だったそうです。


 しかも、国家公務員なのでどんどん給与は削減されて・・・。とてつもなく難しい司法試験を通過して、これではなかなかなり手もいなくなってしまうでしょうね。やっぱり私の大好きな「SUIT」のように、企業弁護士でど派手に暮らす方が魅力的でしょう。

 警察官も同じ。基本的に状態の悪い人と毎日接する、というこの極限の状況。とんでもなく大変なストレスです。私たち一般人は「誰かがやってくれている」という感覚なのですが、実際の大変な状況をもっと知ってもらった方が良いと思います。テレビでやる「警察24時」とかでは、本当の大変さは伝わらないですね。

 さてさて、今日も長くなってしまいました。
 続きはまた明日にしたいと思います。

 また明日!

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