令和4年8月20日(土)
生徒たちはマーチングコンテストに向けて、本当に一生懸命に練習しています。
賞賛に値します。
猛暑でも中庭(外)で動きを整え、演奏をしています。
午後はホールで基礎合奏、そして合奏。
夕方から3年ぶりの体育館練習。
汗だくになりながら、少しずつ発表できる演技になってきました。
ここまで頑張っている彼ら一人一人に何としても最後まで、思い切りやりぬいてほしいです。
コロナ対策への怒り
そんな中で、久しぶりにコロナ行政に怒り爆発。
現在も、なぜか教育現場におけるコロナ対策(制限)は継続しています。
部員に陽性者が出れば、部活動は5日間の停止。
陽性者は7日間の自宅待機。
体調が悪くても、悪くなくても、感染状況の確認は一切なく部活全体が止まるのです。
感染して発熱、体調不良はもちろん休むべきです。
また、感染を拡大能力があるとされる2~3日(これがはっきり証拠が無いのが厳しい。とは言え、インフルエンザの時も同様です。潜伏期間、感染拡大能力の継続期間は相当にデータの積み重ねが無いとはっきりと断言できないのです。)は自宅待機が妥当なのでしょう。
これにも強く異論はありますが・・・。
世界の流れは陽性者の把握をやめ、重症者、死者のカウントのみになっている国もあります。(英国)
米国CDC(アメリカ疾病予防管理センター Centr for Disease Control and Prevention)は濃厚接触者(日本の呼び方)の隔離義務を撤廃を発表しています(マスクの着用を推奨)。
日本全体でも「経済は止めない」と宣言して久しいです。
感染者数の全体把握(サーベライズって全くなじみない用語は使用する際には気を使ってほしいものです・・・。)についても議論になっているほど。
そもそもPCR検査の信憑性の低さ、「陽性者」の定義、など新型コロナについては緊急事態の「特例」としての措置がまだ残ってしまっています。
コロナの日々も3年目が終わろうとしている現在、データに基づいて今後につながる方針を打ち出す時だと思うのですが・・・。
岸田首相を中心とした現政権に心からお願いします。
データに基づいた、客観的に妥当性のある政策を提示していただきたいです。
もともと5類に引き下げて、市中にある病院の一般外来で新型コロナを対応できるようにする、と首相は発言していたはずなのです・・・・。
各方面の意見を聞いて、熟慮している最中なのでしょう。。。
早くしてほしい。
ちなみに、第7波の死者数について(厚生労働省HPより)
Male Under 10 | Male 10s | Male 20s | Male 30s | Male 40s | Male 50s | Male 60s | Male 70s | Male 80s | Male Over 90 |
5 | 2 | 8 | 2 | 22 | 28 | 43 | 190 | 641 | 551 | 1492 |
0.34% | 0.13% | 0.54% | 0.13% | 1.47% | 1.88% | 2.88% | 12.73% | 42.96% | 36.93% | 合計死者数 |
第7波がいつからなのか?という論点もありますが、とりあえず厚生労働省が開示している7月6日~8月16日までのデータによると。
死者数が増加していますが、その年代別内訳はご覧の通り
80代 42.96%(641人)
90歳以上 36.93%(551人)
60代 12.73%(190人) 合計90%超です。
第7波は弱毒化しているのかは不明ですが、高齢者にとっては危険であるのは間違いありません。
そしてもっと明確にしておきたいことは
12 | 10 | 47 | 118 | 421 | 1127 | 2267 | 6695 | 12656 | 7828 | 31181 |
0.038% | 0.032% | 0.151% | 0.378% | 1.350% | 3.614% | 7.270% | 21.471% | 40.589% | 25.105% | 合計 |
これは同様に厚生労働省が公開している2020年9月2日から2022年8月16日までの死者についての年齢別データです。
50代まで 合計 2.579%(608人/31,181人)
※全死者数に占める年齢別の割合です。
つまりどの年代が死亡率が高いのか、低いのか、ということを判断することができます。
さて。
ここからは何度も言い続けている、
9歳以下 0.038%(12人)、19歳以下 0.032%(10人)
この危険性は、貴重な教育活動を止めるほどに危険なのでしょうか。
この問いに「YES」というのは明らかにバランスを欠いています。
さすがの素晴らしく優秀な官僚、政治家の皆様も「若年層も危険!」と言っていた頃が今は昔って感じでしょう。
では、なぜ濃厚接触者も自宅待機、大切な大会にも出場させないのでしょうか。
「感染拡大防止」のためです。
そして、データからも若者当人を守るための行動制限ではありません。
60代以上の高齢者、基礎疾患のある方(若年でも基礎疾患のある方はいらっしゃいます)を守るため。
もちろんこれも一理あります。
ただ、もう少し現状をしっかり見ると、感染拡大が一番起きてはいけない高齢者施設でクラスターが発生しているのです。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/528191.pdf
ほぼ高齢者施設。明らかです。
ですから死者数も増加してしまっています。
なにはなくとも、高齢者施設での感染対策に全力を注ぐべきです。(行動制限も伴って。面会の制限など、すでに対策中とは思いますが・・・)
私が言いたいのは「部活動」は感染源となっているのでしょうか。
これまでニュースで取り上げられた(データとしての意味はありません。興味を引く、視聴率が取れる、視聴回数が上がるニュースが流れているだけです)寄宿舎生活の部活動、運動部の感染が印象に残っているのでしょう。
昨日も「吹奏楽部は感染が心配なので」という、非常に残念な科学的ではないご意見を県から頂戴しました。もはや「ドグマ」と言わざるを得ないほどです。
他の部活よりも何が心配なのでしょうか・・・。大声で叫んでいる運動部よりも危険でしょうか。
再度、楽器からの飛沫は無い、という証拠を出し続けるしかないのでしょうね。
もはやここまで行くと、信仰に近いものを感じます。どれだけ科学的なデータを出しても、「それでも地球は中心だ!」と異端審問(キリスト教の教義を冒すものを処罰する)をうけている気分です。
ガリレオ・ガリレイもびっくりです。(地動説を主張して異端審問にかけられました)
とにかく。
コロナ行政について最後の最後まで怒り心頭です。
若者は安全とは言いません。(世の中で信仰されいてる「危険」はありません)
発熱は大変です。
体調不良には間違いないのです。
でも、これが教育活動を奪うことに見合っているのか考えて欲しいのです。
さらに、彼らが「濃厚接触者」という理由で行動制限を受けるのはナンセンス(意味なし)なのです。
学校での横感染は、感染対策が甘くなった状態での一部のクラスターです。
でも、はっきり「クラスター」の人数規定はありません。大体7名ほどが境目のようです。
もちろん人数だけで規定するのがそれこそナンセンスだと理解しています。
彼らが「高齢者」に感染拡大する可能性は?
もちろんゼロなんて言うつもりはありません。
でもかなり低いのではないでしょうか?
繰り返し言いますが、「バランス」の問題なのです。
感染しても若年層は軽度の症状で収まるのが大多数です。
そして、危険な高齢者への感染拡大もそれほど影響は予想されません。(誰だって想像つきます。)
そもそも、会社だってこんな状態で「濃厚接触者で休みます」でいいんでしょうか?
かつて、インフルエンザ流行期の本番で無理してきた部員が、周囲にうつしまくったのが懐かしいです。
もちろん発熱は苦しいでしょうが、かかった方も、うつった方もある程度「仕方がないよね」で済みました。
新型コロナも近い将来そのような扱いになるのです。
感染者数(これがそもそも問題。何度も言っていますが)のカウントをやめ、2類相当から5類へ引き下げ。
現在PCR検査は実施する方は補助金でウハウハ、受ける方も無料なだけでなくキャッシュバックがあったりしてどんどん受けています。
5類になり、PCR検査も有料になれば検査数もぐっと減るでしょう。
何より入院も有料となれば、誰もかれも入院してしまって病床数が不足している現状も打破できます。
徐々に危機意識が薄れるのを待つという・・・。まさに日本風。
有効な手立ては目立つから打たない。これが現政権の高支持率の背景だという話も・・・。
教育行政の保守的な思考は底なしなので、ずっと謎の行動制限だけは残るのではないかと不安視しています。
生徒には今しかありません。
もはや「無駄な我慢」を強いる、大人の都合を押し付けたことによる若者の怒りは引き返せないところまで来てしまっています。
だまって言うことをきけ!
って言われてるんです。おかしくないですか?
もっと「どうなってるの?」と声を上げるべきです。
ぜひ、若者の意見を政治に反映できる社会にしてほしいです。
私の立場では「お願い」しかできません・・・。
とにかく、明日も頑張ります。
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